2022年05月16日
競走馬の名前の由来と傾向
昨日のG1は白毛のソダシが勝ちました。
ただ今G1レースが多いシーズンの中央競馬ですが、
以前とは多少傾向が変わってきているような気がします。
以前は親馬の名前から付けたり、馬主の冠名が多かったのですが、
最近では関係ない場合が多いような気がしてます。
傾向が変わった理由の一つに有名な馬主さんが引退されたり、
冠名を使う馬主さんが減ったからではないでしょうか?
これは今人気のゲーム”ウマ娘プリティーダービー”を見てもわかります。
ウマ娘は過去の馬が多く登場してます。
なので冠名が付いている馬が多いです。
競走馬に使用出来る馬名のルールとして、
2文字以上9文字以内
(1937年に「7文字以内」の字数制限が設けられ、
戦後に「9文字以内」に変更。過去には”ヤ”という馬もいた)
付けてはいけない馬名は、
過去に登録した馬と同じ馬名(繁殖牝馬・種牡馬も含む)
レース名やG1勝ち馬と同じ馬名
特定の個人・団体名など宣伝(営利)目的のような馬名は禁止。
(例外として馬主自身の名称や商標については冠名として認められる)
なのでブランド名、商品名、曲名、映画名、著名人などが含まれる場合も禁止。
(過去には”トヨタクラウン”なんて馬名もいたが1964年から原則として禁止)
馬の性別にそぐわない馬名・公序良俗に反する馬名
競馬用語・競走名などと同一もしくはそれらが含まれる馬名も禁止です。
冠名とは馬主が自己所有する競走馬の中に含める特定の言葉です。
現在で有名なのは
主に頭につけている冠名
アグネス・アドマイヤ・ウィン・エイシン・エア・オグリ・キタサン・ヒシ・
コパノ・ゴールド・サクラ・カレン・コスモ・ショウナン・スマート・ノボ・
タニノ・サトノ・シンボリ・タイキ・テイエム・レオ・バンブー・ワンダー・
ゼンノ・ビコー・メイショウ・ヤマニン・ピサ(ピサノ)・ダノン・
マヤノ(マックス)・ナリタ(オースミ)など
冠名がありますが、馬主の違いで関係ない場合もあります。
例 ディープの冠名と”ディープインパクト”やディープインパクト産駒の馬
ゴールドの冠名と”ゴールドシップ”
主に最後につけている冠名
カフェ・カラノテガミ・スズカ・チョウサン・シチーなど
過去には冠名を付けていたが、今はつけていない馬主さんもいます。
カネツ・カミノ・ダイタク・ダイナ・ダイワ・チョウカイ・トウショウ・
ドリーム・マチカネ・シャダイ・マジン(今は”ヴ”を付けている)
シルク(シルキー)・カネツ・ダイナなど
馬主事業から撤退したために無くなった冠名もあります。
メジロ・シンコウ・ビワ・フサイチ・ホクト・ブゼンなど
牝馬のみ使用してない場合もあります。
コスモ・シチー・スイートなど
馬主が同じでも性別によって変えている場合もあります。
この場合、勝負服も別々で存在しています。
有名な所では
ロード(主に牡馬用)と レディ(牝馬用)
ドリ-ム(牡馬用)サマー(牝馬用)
マイネル(牡馬用)マイネ(牝馬用)*2011年産駒まで など
生産地や所属場所によって変える場合もあります。
カミノとテイエッチ(外国産用)とイナリ(地方競馬用)
特殊な例として”メジロ”の冠名で有名なメジロ牧場は、
馬主は同一だが、所有状況によって馬主名(メジロ商事)を変えています。
自牧場生産=メジロ牧場・オーナー一族の個人所有馬=メジロ商事みたいです。
ほとんど同じの勝負服ですが、袖部分を見ると違います。
有名な馬を言いますと、
牧場 ラモーヌ・パーマー・ライアン・ドーベル・ブライト・アルダンなど
商事 マックイーン・デュレン・ハイネ・ムサシなど
正確に言うと同じメジロでもマックイーンとライアンは馬主が違うのです。
いわゆる”メジロ軍団”と言われたのは、
メジロ牧場のほうで、”メジロ商事”ではないのです。
このあたりが”ウマ娘”でも反映されていれば面白そうですね。
*すいません。自分はウマ娘を観た事ないのでわかりません。
Wikipediaを見て個人的に思ったのですが、
マックイーンとライアンの設定は逆のような気が・・・
マックイーンは”メジロ牧場”ではないので・・・
似たような事例として西山牧場があります。
代表的なのは ニシノ(自家生産馬用)とセイウン(購入馬用)です。
ニシノ フラワー・ライデン
セイウン スカイ・コウセイ
さらに登録場所などによって細かく分けているようです。
ブランド 関東所属自家生産牝馬
セント 主に関東所属自家生産牡馬
シロー 中央所属馬は末尾に付け、地方所属馬は頭に付ける
他にも マルサ・チヨノ・アマノがあります。
名前に注目して競馬を見ると馬主さんがわかりやすいかもしれませんね。
ブログ一覧 | 日記
Posted at
2022/05/16 19:49:04
タグ
今、あなたにおすすめ