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2024年04月16日 イイね!

ジャパン・アズ・ナンバーワン

ジャパン・アズ・ナンバーワン終戦直後の焼け野原から立ち上がり、先人達の死に物狂いの働きで発展して来た日本は、高度経済成長期に社会も経済も急成長急拡大し、オイルショック後の私達の世代に「24時間戦えますか?」と鼓舞され、更に技術力を磨き社会基盤を強くして来ました。
80年代のバブル全盛期には『ジャパン・アズ・ナンバーワン』と謳われ、メイド・イン・ジャパンが世界を席巻した時代の89年に日経平均株価がピークに達し、その年のバブル崩壊により長く失われた30年を経験して来ました。
その間、日本人が学んだのは、二度と実体の無いバブルなど享受してはいけないし、もうバブルは来ないと信じていた…
が、しかし!


以下、【現代ビジネス】2024.4.16 より

《日本が「跳躍」するとき》
日本政府観光局 昨年10月4日「米旅行雑誌の『世界で最も魅力的な国ランキング』で日本が第1位に選出!」や、Ipsos 昨年11月14日「世界主要60カ国の中で日本が国家ブランドランキング1位に初選出」いま世界中の人々から、日本が注目されている。

昨年8月31日公開「中国は崩壊か?それとも『失われる50年』か?いずれにせよ日本のバブル崩壊以上の惨劇が待っている」の共産主義中国だけではなく、3月18日公開「今、目の前にある1989年のデジャヴ〜上り調子の市場で損をする人々の生態とは」で述べたように「日本のバブル崩壊前夜」に酷似した状況の米国を始めとする国々からも、(自国の危うさを感じている人々を中心に)日本に資金が流れている。
日本の評価は世界的に高まっているのだ。
知らないのは日本人だけではないだろうか?



《世界の人々は「どこに逃げる?」》
数十年前、私が銀行のトレーダーであった時代、経済や市場が混乱した時に「マネーが逃げ込む先」というのは米国(ドル)と相場が決まっていた。
この現象を「質への逃避」(フライ・トゥ・クオリティ)と呼んでいたのだ。
だが、2022年10月4日公開「ドルはいつまで基軸通貨でいられるか、実は日本円は意外と強い」や、2022年6月18日公開「国力下り坂の米国が没落して『世界戦国時代』がやってくるのか」という状況の現在、「リスクに敏感なマネー」が「米国(ドル)」に逃げ込むであろうか?
今のところ米国は「腐っても鯛」であるから、一定の影響力は持つだろうが、かつてのように避難先として米国(ドル)が圧倒的であった時代とは様変わりしている。
それでは、世界のマネーはどこに向かうのだろうか?
「大乱」の中でも「安定性」や「継続性」を失わない日本が「質への逃避」先としてふさわしいのは言うまでもない。
さらに、借金漬けでバブルが限界に達しようとしている米国企業と違って、日本の上場企業は「資金効率が悪い」と批判されるほどの厚い内部留保を持っている。
すでに眼鼻の利く海外投資家は日本に向かい始めているのだ。
日本の(個人)投資家の態度も変わってきているように思える。



《ジャパン・アズ・ナンバーワン》
バブル期の「ジャパン・アズ・ナンバーワン」という言葉は、日本人を舞い上がらせ「悪い結果」をもたらした。
しかし、日本が「明るい未来」へと歩みを進めているのにも関わらず、「暗い過去」を未だに引きずっている現代の日本人にはむしろ「ジャパン・アズ・ナンバーワン」という言葉で勇気づけたい。

今回の「ジャパン・アズ・ナンバーワン」は、GDPで米国を追い抜くなどという「量の拡大」ではなく、「質の向上」である。
「日本品質」がその象徴であり、「日本品質」は「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と誇っても良いだろう。
また、「治安の良さ」、「社会の安定性」も「ジャパン・アズ・ナンバーワン」である。
これまではこの「ジャパン・アズ・ナンバーワン」が、経済の発展に結び付きにくかったが、デフレが終わりインフレが急速に進行する中で大きな武器になる。

日本の長所は、「1400年の歴史、世界最古の会社が日本に存在している!」で述べた金剛組を筆頭とした老舗企業だ。
そして4月9日公開「日経平均が30年で50万円になってもおかしくない、これからの『日本の黄金時代』は老舗企業が繫栄する」で述べたように、インフレ期には「老舗企業」が大きな武器になる。
老舗企業の多さでも「ジャパン・アズ・ナンバーワン」なのだ。



《日本以外全部沈没》
「ジャパン・アズ・ナンバーワン」は、日本独自の成長と同時に「日本以外の国々の衰退」によっても後押しされる。
2年以上前の、2022年1月8日公開「2022年、世界の危機を展望すると、日本以外全部沈没なのか?」で述べた状況がますます明確になっている。
例えば、前記「中国は崩壊か?それとも『失われる50年』か?いずれにせよ日本のバブル崩壊以上の惨劇が待っている」の惨状についてはよく知られるようになってきたので、改めて説明する必要は無いだろう。

米国については、これまで述べたように、いつバブルが崩壊するのかわからない状況だ。
さらには、これから予想される世界的インフレ、高金利の打撃を最も強く受けるのが、社会・経済基盤がまだ未熟な新興国である。
このように考えると、「日本の素晴らしさ」がよくわかる。
バブル期に「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と舞い上がったことは大いに反省すべきことであるが、“羮に懲りて膾を吹く”ことも無意味だ。
世界がバブルに浮かれる中で日本だけが「失われた30年」の長いトンネルを抜けてきたことは、これからの「追い風」になる。

今のような沈滞ムードの中でこそ、「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と主張したい。
(大原 浩)




ここからは再び私見ですが、大原 浩さんの主張は傾聴に値すると思いますし、大方の見方(洞察力と言っても良い)は間違っていないと思っています。
就職氷河期以降の若い世代の皆さんにこそ、この日本の未来への希望を持って生き抜いて欲しい…と願っております。
Posted at 2024/04/16 16:20:15 | コメント(1) | トラックバック(0)

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何シテル?   03/21 14:37
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