弱り目に祟り目とでも言うのでしょうか?
公私共に悪い事ばかり起きて、すべての行動が裏目に出ている今日この頃、リアルに悪夢ばかり見て寝覚めが悪い毎日です。それでも現実に向き合って、一つ一つ課題を解決しなければ状況は好転しないと思っています。
閑話休題。
ダイハツの型式認証試験不正問題がえらいことになっています。私の乗っているミライース(LA360S)は安全性能は大丈夫なのか・・・。メディアが危険危険と煽り立てるので悪い事ばかり考えてしまします。怖くて買い物にも行けません。
現状の事実ベースを確認するために、第三者委員会の調査報告書を読んでみましたが、なんだこれ、わかりにくい。不正項目毎に車種が掲載されているので「結局LA360Sはどうなの?」ってなります。なのでミライースLA350S/LA360Sに該当する個所を抜き出してみました。
掻い摘んで項目を並べるので、背景や調査内容などを調べたい方はダイハツHPから調査報告書をダウンロードして読んでくださいネ。
第6章-6-(1) 車台番号の虚偽記載
第6章-6-(4) 試験速度の改ざん
第6章-7-(2) 試験車両重量の虚偽記載
第6章-7-(3) 車台番号の虚偽記載
第6章-11-(1) 試験結果の差し替え
第6章-23-(1) 衝突速度の虚偽記載
現段階、6項目に該当します。さらに掻い摘んでまとめると、
【①車台番号の虚偽記載】
試験車両に車台番号を付けてなかったので、試験成績書作成者が他の”車両”の数字を記載。
【②試験速度の改ざん】
法規よりも速度が”速い”条件の実験結果を試験成績書作成者が記載した。
【③試験車両重量の虚偽記載】
試験車両重量を10~20kg水増しして試験成績書作成者が記載した。
【④試験結果の差し替え】
試験成績書作成者が法規よりも速度が”速い”結果で試験を実施しており、別の”車種”の社内試験データに差し替えて試験成績書に記載した。
【⑤衝突速度の虚偽記載】
試験成績書作成者が法規よりも速度が”速い”結果で試験を実施しており、法規で定められた範囲内に収まるように虚偽の衝突速度を試験成績書に記載した。
「めんどくさがらずに法規で決められた試験をきちんとやれよ」という話であり、それ以上でもそれ以下でもないのですが・・・。(問題の本質はタイトすぎる開発期間とのことですが。第7章より。)
ミライースで調べた限りは、③の重量水増し以外はより厳しい条件での実験データをダイハツは持っているとのことです。③の重量水増しも認証試験としてはもちろんNGですが、10~20kg荷重した試験はさすがに通りそうなものなので、不正のあった6項目を再試験したら通る内容なのではないか、と、一旦自分自身を納得させて今日は買い物に出かけました。
もちろん、何十年も不正に試験をパスさせてきた事実は決して許されたものではありません。私も裏切られた気分で腹立たしい限りです。
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Posted at
2023/12/22 23:10:07