2022年03月30日
人種と差別
知らなかったのだが、3月21日は「国際人種差別撤廃デー」だそうだ。
人種に限らず、どうして差別が起きるのかと考えると、どうも集団の地位の確立にあるように思う。つまり、自分が属している集団と異なるものは、排除しようとする傾向から来るのでは無いかと思っている。
人種で言うなら、有色人種は差別される方が多い。人口的には有色人種の方が多いと思うのだが、歴史的な背景から白人が支配する側に立つ国が多いからだろう。
学校では、いじめ問題が一向に無くならない。これも一種の差別からく問題だ。日本では、村八分なんて言葉があったりしたように、昔からそう言う問題は尽きない。
法務省のHPでは、「部落差別(同和問題)を解消しよう」というページがあり、出身地によって、差別されたりすることもあるようだ。自分は差別していないつもりでも、受け取り側で傷ついてしまうこともある。なかなか難しい問題だと思う。
多様化の時代で昔よりもLGBTQの人達は、その個性を表に出すことが当たり前になってきているのは、良いことだ。ただ、全人類がそれを受け入れている訳ではない。ロシア正教では、認めていないし、同性同士の婚姻は日本でもまだ認められていない。
様々な人種(肌の色だけじゃなく、性格、個性、嗜好の違い)があるのだから、それをそのまま受け入れるという許容が必要だと思う。思想・信条が異なるからと言って、排除したりすれば、戦争を繰り返すことになるだろう。
多様化を認めるが、相手を傷つけることに対しては認めてはならない。サドも居れば、マゾも居ると言って、それがお互いの利害が一致するとは限らない。セクハラ、パワハラなどとハラスメントの多い世の中になっているが、逆に言うなれば、それまでが、ハラスメントに対して文句を言わずに我慢してきたという事があるのだ。
セクハラでは#METOOのハッシュタグで大きな運動が起こり、今まで我慢してきた人達が声を上げるようになった。これも、ネットの大きな力だ。
大勢の人が少数の人の意見を尊重せずに、ただ多数決だけで政治をするのも問題があるだろう。人間は、所詮、それぞれが異なる考えを持って生きているのだから。
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Posted at
2022/03/30 09:41:45
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