[ご報告]バッテリー上がりで入庫してきました🪫
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
ショップ作業 |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
先日、キャンプでバッテリー上がりになった事をご報告させて頂いたのですが、ディーラーさんに入庫して来たのでそのご報告です。
ただの半ドアがきっかけと言う恥ずかしいオチなのでご了承下さい🫣
店内はCX-60一色で普段の週末より少し忙しそうでしたが丁寧にご対応頂きました。
2
ディーラーさんの結論としては、原因は不明ながら恐らく半ドア(+充電不足?)によるものではないかとの事でした。
その根拠として…
・コンピュータ(OBD)診断では明らかな異常が検出されなかった。
・全てのドア、リアハッチ、ボンネットなどを閉じた状態での暗電流も十分に低かった。
・バッテリーの液量の減少や性状の異常もなかった。使用期間(1年4ヶ月)やアイドリングストップ未使用などのため劣化が進んでいるとは考えにくい。
・昨年のバッテリー上がりに関するサービスキャンペーンを受けている。
・当日は半ドアになり易い状況だった(キャンプで開け閉めが多く、子どももドアをいじっていた)。
・日頃から短距離・短時間走行が多く、充電がされにくい。
なお、バッテリーの電解液の比重が1.21(通常1.25〜1.28)と減っていて、テスターでも要充電と出たため、後日、6ヶ月点検を兼ねて2泊3日で充電し、その後の状態や経過も見させて貰いたいとの事です。
1泊2日のキャンプ中の半ドアだけだと理由としては弱く、元々充電不足があった可能性も指摘されています。
3
因みにですが、ロードサービス書にも記載の通り「イグニッションオフの状態でインマニ周囲で機械音がしばらく止まらなかったのが少し気がかり」とJAFの方がおっしゃっていて心配だったのですが、(音を聞けていないので想像になるものの)恐らく周辺にいくつかあるバルブの開閉音ではないかとの事でした。
4
自車ではルームランプはAUTOの状態にしているのですが、半ドアでも一定時間経過後にルームランプは自動でOFF、警告灯も同じく暫くすると消灯するため、半ドアの問題はルームランプや警告灯の灯火のみではなく、それ以外の電力消費による過放電が考えやすいようです。
確かに実験的に半ドア状態で観察してみたところ、ルームランプは約10分、警告灯もそのすぐ後に消灯しています。
昼間だと気付きにくいですが、半ドアの警告はマルチインフォメーションディスプレイのモニター全体が明るくなるタイプのため、意外に消費電力も大きいのかも知れません。
5
みんともさんが以前に、警告灯の点かない半ドアで困ったと言う記事を書かれていたので、その件も伺ってみたところ、確かに警告灯の点かない半ドアでの電力消費もあり得るとの事でした。
前後してメーカーの相談窓口に同じく半ドアによるバッテリー上がりや警告灯の点かない半ドアについて問い合わせをしてみました。
当初は「車両や車載通信機に問題なければ警告灯が点かない半ドアはなく、MyMazdaアプリにもうっかり通知が必ず行く」とのお話でしたが、その後のメールでのやりとりでは「(半ドアだけでの)バッテリー上がりは考えにくく、警告灯が点灯しない半ドア状態のみの場合も、バッテリーが上がるということは、同様に考えにくいと推察いたします」と、明確には仰らないながら、警告灯が点かない半ドアの存在も示唆するものでした。
ただ、何れにしても半ドアだけでは(1日2日では)バッテリー上がりにはなりにくいとの事で、引き続き販売店での原因調査をお願いしたいとの事。
警告灯が点かない半ドアって、やっぱり気になりますね…
色々と総合すると、今回のバッテリー上がりの直接のきっかけとしては半ドアだけど、元々充電不足もあった、と考えるのが自然かも知れません。
コネクティッドサービスの通信モジュールによる電力消費は恐らく関係なく、そのような報告もないとの事でした。
▼ブラン☆さんの半ドアに関する記事です。
https://minkara.carview.co.jp/userid/2377818/blog/46144532/ 6
後から確認するとキャンプの初日の夕方に1回、翌日の日中に2回、うっかり通知が来ていました。
ドア開放時間などが3分以上続くとうっかり通知が来るので、荷物の出し入れをしただけで通知が来てしまう事も多々あるかと思いますが、うっかり通知にうっかり気付かずそのまま放置していたのかも知れません。
日頃からこちらがうっかりしていなくても「うっかり通知」が来てしまう頻度が高いため、通知が来ても受け流してしまう事が多い点は残念です。
3分後ではなくもう少し後、あるいはルームランプが消灯する10分後以降などに再度通知が来るようにすると実用的な気もしています。
7
アイドリングストップをするかを店舗の何人かに聞かれたため、そこは良くある話なのかも知れません。
逆にバッテリーが劣化してくるとアイドリングストップがかかりにくくなるので、普段アイドリングストップを使っている方はバッテリー劣化の目安になるかも知れませんね。
その他のバッテリー劣化の兆候として一般的に言われているのは…
・エンジンがかかりにくい
・停車中のヘッドライトが暗い
・パワーウィンドウの開閉スピードが遅い
・バッテリー本体の異変
(液量の減少、液の変色、本体の膨張、端子周りの粉吹きなど)
・エンジン停止中の電圧が12V未満(正常値12.5〜12.8、始動時13.5〜14.5V)
などですが、最近の充電制御対応のものやアイドリングストップ車用の高性能バッテリーだとそれらの兆候は分かりにくくて突然にバッテリー上がりになる可能性があるため、CCA(コールド・クランキング・アンペア=エンジンを起動させる能力)をテスターで測定するなど、定期的な点検はしても良いのも知れません。
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(写真;現在はエンジン始動前の電圧は12.5V前後です)
自車はデイライト、2カメラドライブレコーダー、空気清浄機などの電装品使用のほか、常に外気導入にしてエアコンを強めに運転している事、スマートフォンの充電も常にしている事、日頃から街中での家族の送迎などの短距離・短時間のストップ&ゴーが多い事、夜間の走行が比較的多い事など、バッテリーに負担をかけやすい状況のため、可能な範囲でそれらの見直しをしつつ、しばらくは特に頻回の定期的な電圧(やCCA値)などのチェックを検討したいです。
日頃からバッテリーに負担を掛けやすい方や長くバッテリーを交換していないような方は、キャンプなどの旅行中の半ドアや、不用意なエンジンの始動には是非お気をつけ下さい(^^)/
何か新たに分かった事があったり、十分に充電したにも関わらず直ぐにバッテリー上がりの再発が起きてしまったりした際には、またご報告させていただきます。
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