2023年08月09日
部品の品番とか流用のまとめです。HA22S乗りなら既に大体知ってるかも…
●足回り
22/23系アルト全般、MCワゴンR(MC22S4型まで)と共通。MC5型以降はリアシートスライド対応のためフロア形状が異なり、それに合わせてリアショックの形状が異なる。フロントも23系の途中やMC5型からブレーキホースの留め方がクリップからボルトになるなど細かい違いあり。
社外の中古リアバネがほとんど出てこないが、I.T.L時代のスズキ車のものなら恐らく問題なく流用できる。少なくともMH22S用のタナベのバネは普通に装着できた。ただ、メーカーごとに車体側(上側)のIDが異なる傾向にあり、例えば自分が装着しているストリートライドは95くらいあってやたら太い。反対にスズスポは65くらいしかなかった記憶がある。なので購入時はアジャスターごと買った方が確実。
スタビはHA22Sに限らず同時期のスズキ軽ターボ車のものを22/23系のNA車に組むことで純正強化になる。
●ブレーキ
フロントブレーキはKeiワークスやHT81Sの14Vが流用可能。リアはKeiワークスと共通。
旧規格NAナックルと組み合わせることで貧弱な11/21のアルトワークスのブレーキを強化可能。ただ旧規格はハブが弱いので、走り込む人は車高調とナックルごと新規格を着けるが、キャンバーが大きく変化してしまう。旧規格用調整式ピロアッパーで対応可能な模様。
●エンジン
排気系はKeiスポーツ(HN21S)と共通。Keiワークス(HN22S)やMC22Sになると、触媒がフロントパイプからエキマニ直下に移動する。エンジンの圧縮比も異なり(HA22S/HN21S:8.6→HN22S/MC22S:8.4)、それに合わせてインジェクターも異なる。
リアピースは前述の排気系の違いやターボ/NA問わず付くはず。
インタークーラーはMC22S、HN22S、MF21S純正が流用可能。純正パイピングだとエアクリの配管に干渉するので、社外エアクリにして配管を変えるか、パイピングごと流用するか。フードエアガイドの幅とインタークーラーの幅が合わなくなるので、そのまままだとイマイチ冷却力が変わらない気もするがどうなのだろうか。流用によってフィン面積は1.3倍になるらしい。ワークス純正(13620-76G50)は10段、MC22S・HN22S・MF21S純正(13620-83G50)は13段。
タービンは日立(HT06)とIHI(RHF3)が混在しているらしい。HT06の方が高回転重視との噂。
ワイヤースロットルの新規格K6A全般、ISCVが不調になりやすい。壊れるとECUまで同時破壊してしまうので症状が出たら清掃。ちなみに清掃の際は必ずISCVをスロットルボディから取り外し、パーツクリーナーは直接吹きかけず綿棒などにつけて汚れを拭き上げなくてはいけない(直接吹き掛けると配線がショートしECUも破壊する)。
エンジンマウントはラパンやツインと共通。
●駆動系(5MT)
ギア比自体はHA21Sと同じだが、ケースと操作方法(21はロッド、22はワイヤー)が異なる。Keiワークスとはギア比違いでヘリカルLSDが共通。ちなみにHA36Sにヘリカルを流用可能。たまに前期しかヘリカルが入っていないと勘違いしている人がいるが、後期も標準装備。効いているかは微妙だが、オープンデフのHA21S乗りが言うには明らかにサイドターンした時のフィーリングが違うらしいので無いよりはマシになっていると思う。
ギア比は2WDが3.818→2.277→1.521→1.030→0.783、4WDが3.818→2.277→1.608→1.093→0.837。後退3.583とファイナル4.705は共通。
●その他
シフトワイヤー
前期後期ではなく後期の途中(2000/4~頃)からリンケージブッシュが大きい対策品に変わる。対策品28300-78G02。
ドリンクホルダー
前期は形状が丸で紙パックが入らない。後期は奥側が四角になり紙パック対応に。品番は前期も後期も同じみたい?
そのうち加筆?
Posted at 2023/08/09 07:01:16 | |
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