PROVA ピロボールスタビリンク  

2023.3月に装着した本品だが、2024.5月頃からコトコトガタガタという異音が発生(フロント右のみ)。
よくあるスタビリンク(特にピロボール)からの異音であることが判明。
同じ製品への交換を実施した。


【要旨】
・小さい舵角による姿勢変化にまで、スタビライザがしっかり応答するようになった。純正品比で応答性のみならず、対応自由度(ジオメトリの自由度)が格段に高いため、スタビライザへの入力の方向と変位(ベクトル)が補正される。
★コーナリング中、とくに切り増したときの応答性が向上したと感じる。この特性は、修正舵角をあてた時の車輌挙動の正確性にも貢献する。
・ゴムブッシュ→ピロボールへの変更によって、スタビライザ(アンチロールバー)の過渡特性が変わるため、そのストイックさは好みがわかれる。
※；柔らかいサスに、スタビライザー強化&リンクピロボール化してしまうと、それらのバランスの問題でバタつきが発生することがある。逆もしかり。
(回頭性がよくなることは、それだけステア操作に対して車輌挙動が敏感になる。ゆったーりじわじわ切れるステアリング挙動がこのみなら、スタビリンクはおろか、アッパーのピロボール化もおすすめしない。)

・高価! (笑)
(特殊な高耐久製品とはいうものの、他社製品と比較すると、2~4倍。。。)
次こそは耐久性の意地をみせてほしいところ。


※経験談
スタビリンクは意外と見過ごされやすいパーツ。車高調とセットになっていることもあり、品質、相性もまちまち。壊れてもすぐなおせるし、みたいな、投げやりな気持ちになるのもわからなくはない。
ただ!
車高ダウンにより、スタビライザがバンザイした状態からのスタビリンクを交換(長さ調整)の場合、その体感として、ステアリングを切り増したときのつっぱり感がまるで違う。舵角と回頭量がよりリニアになるイメージを持った。
スタビライザ(アンチロール)を生かすも殺すもスタビリンクであると考えれば、対処しない理由はない。