
これまで輸入車を中心に乗り換えて来たが、最先端技術の結晶とも言えるクルマの進化には、さすがに眼を見張るものがある。
一時期、仕事の関係でトヨタ車に乗る機会が有ったが、それ以外はBMWを中心に乗り続けてきた。たまたま転職した勤務先のオーナーが大のクルマ好きで、MBの信頼性を語っていたのがきっかけで一度乗ってみたくなり、E61からW212に乗り換えた。この時、当時の最新技術に肝をつぶした覚えがある。
まず驚いたのはディストロニック・プラスを中心としたレーダーセーフティシステム。話には聞いていたが、それまでは、いわゆるクルコンしか知らなかった。前車との車間を一定に保ち、レーンをキープしてくれる、まさに完全自動運転にほど近いのではないかと思わせるシステムを体感できるとは夢にも思わなかった。最初のうちは、「本当に信じて任せても大丈夫なのか?」と不安を感じたほどだ。
その他にも車庫入れをサポートしてくれるなど、当時の最新装備が満載だったが、まだアナログな部分、自分で弄れる余地が残っていた。
荷物も充分に積める(それが目的でチョイスしたのだが)し、取り回しも良かったのだが、小さなトラブル(所謂ハズレ)やディーラーの対応などで嫌気が差してしまい、昨年12月に前から気になっていたXC90に乗り換えた。
私のクルマ感は、BMW-E30のミッションを載せ替えたころから、「自分好みにアレンジできるもの」となっていた。その関係で多くの仲間と知り合うことも出来た。
ところが、である。XC90は(と言うよりも最近のクルマは皆)電子部品とユニットパーツの集大成であり、電球一つ取り替えることもままならなくなっていた。コストダウンと精度を高めるために必要なことなので仕方のないことだが、クルマの見方、付き合い方を変える必要が出てきたということだ。
実際こういう装備がほしいと思うことが有った。例えばバックブザー。E61もW212もシフトをバックに入れると「ピー、ピー」とか「キンコンキンコン」鳴っていた(音は覚えていないが)。ウザイと思われる人もいるかもしれないが、我が家ではこれは大変安心な装備だったのだ。早速ブザーを探し、バックランプから信号を取り出そうと思ったが、相当手間のかかることになりそうなので、保留しているがおそらく諦めることになるだろう。
とにかくまだ乗って間もない状況なので、これからまだまだいろいろな発見や欲が出てくると思うと楽しみである。
最近も大きな発見が有った。週末、洗車していた時に水気を拭き取ろうとフューエルリッドを開けた時である。
「アレ?給油口のキャップがない!あ、先月給油した時、スタンドのお兄さんはいつもの人ではなかった。アルバイトか?きっと閉め忘れたに違いない!」
そう思い込み、慌ててスタンドに電話してみた。
「キャップを閉め忘れてない?そちらで預かってくれてない?」
「いや、当店で預かっているキャップはありません。もしかしたらキャップレスではないですか?」
キャップレス?自分が知っているのはかつてパイロットから出ていた万年筆ぐらい・・・
「給油口の真ん中に、押すと内側に開く500円玉ぐらいのフタが付いていませんか?」
う~ん、確かにそうだった。
ディーラーに確認し、マニュアルも調べたら確かにキャップレス!
あ~恥ずかしい・・・
まだセルフで入れたことがないので開けることはなかったから全く知らなかった。
あ~、ちゃんと調べず、新しいものを知らない単なる年寄りの一員に自分も突入したのか!
あ~、ショック(^_^;)
これからもきっとこのクルマはいるいろと驚かせてくれるのだろうなぁ。
次は何が出てくるか、大変楽しみである。
Posted at 2020/03/03 10:36:04 | |
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VOLVO XC90 | クルマ