タイトルの使い回しか?(笑)
いやいや…違うんですよ
最初考えていたのはサブタイトルの方だったのですが今ひとつ弱い
他にもいくつかあったんだけどシックリ来ない
そこで楽曲タイトルみたいにしちゃったわけなんですけど
基本的には今回も後からの画像が中心になるとだけ言っておきます(笑)
さてと…
MAZDA2の後方探訪をしていてつーか納車前のカタログ見てた頃から
結構気になっていたことがありましてね
リヤバンパーのナンバー上部分に注目して下さいな
指先が入るように少し凹みがありますよね
拡大すると↓です
↑に手を入れるとゲート側にオープナー電磁SWがあって
カチャッと触るとそのまま持ち上げてリヤハッチを開けることが出来るわけです
参考として前車E12 NOTE NISMOの画像を持ち出しましたが
昨今のコンパクトハッチの主流はリヤナンバー上部のガーニッシュ内側に
オープナー電磁SWを忍ばせているのです
※ガーニッシュ上の黒ポチはドアロック/アンロック用SWです
そこで質問です?
この後どうやってハッチを持ち上げますか?
そのままガーニッシュ部分を持って開けるという人もいるかと思いますが
最下部に持ち替えて開けるという人もいるでしょうな
まあ これについての心理的・力学的見解は後で考察しますが…
その前に凹みについて戻ります
これはあくまでも国立自動車総研独自の研究結果ですが
MAZDAは凹いのが好き
↑だと言わせていただきます
と同時にこれはメーカーとしての良心のような気もします
この凹デザインですが最初に採用したのは↓かと?
☆BKアクセラスポーツ(MAZDA3)☆
2003年デビューのアクセラとしての初代モデルではHBのスポーツのみが採用
ただしこれはBK系のみで2009年モデルチェンジのBL系では非採用
一代限りの気まぐれと思われがちですけど実は違うんです
☆DEデミオ(MAZDA2)☆
2007年デビューの先代モデル
BKアクセラとは2年間ダブっているのでMAZDAとしては
2003年から凹デザインが継続
↑言えるかと? さらに他メーカーで凹を採用するのが↓
☆SUZUKI ZC33S スイフトスポーツ☆
通常のスイフトにはこの凹がないんですよね
まあ現行国産車ではMAZDA2と併せてこの2モデルだけのはずです
チョット視点を変えてHBゲートの歴史を振り返ってみます
国産HB車の原点ってMF10型TOYOTA2000GTやS30型フェアレディZの
1960年代に製造されたスペシャルスポーツカーでしょうけど
あえてHBであることをウリにして市民権を得たというか
誰でも買えるような手軽さを表に出したのは↓じゃないかな?
☆RA25 セリカLB 2000GT☆
1973年に従来のクーペモデルから派生したHBモデルをリフトバックの商標で発売
これ以降1976年にカローラ&スプリンターやコロナにもHBモデルを設定する際に
LIFT BACKでアピールしますた
この後1980年代に入ると2BOXカーがブームとなるのです
アーカイブ画像の使い回し(笑)
売れに売れたBD系ファミリアを例として解説します
この頃のクルマは3BOX/2BOX問わず↓な感じでオープナーが付いてました
ちょっとピンが甘いけど…(笑)
ワイヤーハーネスを介してロック解除する機械的オープナーが主流でした
さらにハッチ上部にキーシリンダーがあるようにオープナー登場以前と同様に
メインキーを使っての開閉も可能でして車種によっては通常のスペアキーとは別に
トランクを開閉できないサブキーが付属してくるケースもありました
90年代のクルマですが当社所有車となったR34スカイラインや
FHP10プリメーラUKもこの類ですね
ただですね…
バブル期あたりから高級車を中心にトランクオープナーを
電磁制御で開けるクルマが現れてきて↓なSWに独立するのですよ
さらに2000年代になるとスマートキーとかリモコンキーが主流になってくると
トランク&ハッチゲートオープナーをキーに内包するのも出現
そうなるとコンパクトクラスもアッという間に広がってくるんですよ
当社が所有した2005年式ティーダ15Sです
このクルマは正にリモコンキー装備車だったのですが一番最初に面喰ったのが
車内にテールゲートオープナーがない
ええ…当社初の21世紀のクルマでしたからといいわけしたところで
説得力なしで恥晒し以外の何物にもならんなあ(笑)
テールゲートを開閉する時って荷物の出し入れが伴うから外に出てるわけで
室内にオープナーはいらないと言えばいらないんですよね
しかもハンドルで機械的に開閉するように見せかけて
ハンドル内側に隠された電磁SWで開閉するというインテリジェンスタイプ(笑)
そうなると尚更室内から開閉は必要ないわけですし
その証拠というか電磁SWを使うタイプには昔ながらの
キーシリンダーすら存在しない
そりゃあそうですよ リモコンキーを差し込むってないから
それに助手席側は結構な車種で運転席側のドアもキー穴がないクルマも
イマドキは意外と多いわけですからね
↑に掲載したMAZDA2/NOTE/SWIFT SPORTを見て下さいよ
テールゲートにキーシリンダーないでしょ?
※リモコンキーにはエマジェンシー用で昔ながらのキーが隠されてますけどね
そういえば…
年末に借りた黄色い悪魔も↑でした(笑)
嗚呼随分と脱線しちゃいましたが凹のメリットについての心理的・力学的見解
持ち替え無でそのままオープンできるというのが最大だと考えますが
もうひとつの利点としては
最小の力でオープン可能なこと
理科の時間に倣ったテコの支点・力点・作用点というアレです
中にはガーニッシュ部分を持ったまま開けちゃう人もいますが…(笑)
これがハイエースとかセレナみたいな1BOX超大型ゲートだと
開けるだけで結構な力仕事になるかと思いますよ
だからこそというかさらなら高級化としてゲート開閉に電動アシストを採用
そしてこれの利点として半ドア状態にならないというか
最後の最後に閉まるところまでキッチリお仕事してくれるんですよ
これが欲しいというかサスガにコンパクトクラスにはまだこれはない(笑)
つーか意外と半ドア状態で走っているのも多かったりしますからねえ
安全のためには是非という観点からでもあります
ただし…
便利になるのはいいけど電気系にすべてアシストというのもリスクがあるかと?
万が一壊れた時にはどうするんだろう?
マニュアルには記載されているんだと思うけど
そこまで気が回る人はそんなに多くないような気もしますがね
で…最後に
開ける時の話ばかりでは片手落ち(放送禁止用語)なので
閉める時の話にも触れておきますわ
みなさんゲートを閉める時にはどこを持ちますか?
MAZDA2をはじめ大概のコンパクトハッチには↓のような取っ手があります
ここに手を添えて閉めるようにというのが本来の形ですが
これも意外と使ってない人が多いようでして
街中で見かけるとゲート本体最下部を持って閉める人をよく見かけます
そのせいかゲート下部に手垢とか汚れが付いているクルマも…
実は当社も急いでいるとついやってしまうクセだったりするんですけど…
あながちついな方も多いと思いますが閉める際にも
そっと後から…
↑をお忘れなくということです(笑)