自分のために2022年の夏休みの思い出を記録しておく
10日間、バイクでの北海道1人旅
8月31日
前日に悲しいことがあり、微妙な精神状態で出発当日の朝を迎えて、昼飯を食べてから家を出発。父に見送られて不安と共に旅がスタート。大洗までの道筋はやけに遠く感じた。港近くのスーパーで夜飯の買い出しをして若干の大洗観光。
港にいたスケーターの人カッコよかった。
フェリーに乗船して、すぐに飯と風呂に入った。
フェリー内
バイクが倒れないように紐で括りつけられる
1日目の夕飯
もう旅行下手な感じが伺える
サウナに挑戦したけど、なんか体調わるい気がして1回でやめた。寝れなくてインディ・ジョーンズとsonnyboyを見始める。なんか掴みどころがない話だな。体調は結局普通っぽいね。
フェリーの宿泊場所
狭くてめちゃ落ち着く
9月1日
変な時間に目が覚めて日の出を見た。
綺麗だった。
その後浅く寝て、若干の体調不良を感じた。午前はフェリーでダラダラしながらwifiが繋がらないことだけが残念だった。
苫小牧に降りると、友達のくれた地図にあったカレーラーメン食べた。
これは美味い。
ラーメン屋のトイレで体調不良を完全に自覚する。鼻水を出しながら支笏湖に移動。北海道を道路のまっすぐさで感じ、体調不良のためそれを楽しめなかった。湖畔で無の時間をすごし、ライダーハウスに移動、飯を買い忘れてライダーハウスでカップラーメンを買う。
支笏湖の景色
体調悪すぎて写真の撮り方も雑になっている
ライダーハウスで出会ったsr乗りのお姉さんに、いろいろと教えて貰い次の日の宿を決めた。体調がわるいので基本部屋に引きこもり寝ようとしたが、ほぼ眠れないまま、長い夜となった。腹が減ってしまい辛かった。この時、旅の不安に飲み込まれそうだったので、霜降り明星のオールナイト日本を聞いた。爆笑した。
9月2日
1時間ごとに寝ては起きを繰り返し朝になった。朝の湖畔の景色は最高で雰囲気があった。
その景色を見ながら飲もうと思い自販機でオレンジジュースを買ったら、なぜかハイボールが出てきた。文句を言うのも面倒なのでバックに突っ込んで6時にはライダーハウスを出た。まずコンビニに向かい朝飯を食べた。栄養不足な気がして野菜ジュースをのんでみる。その後に鼻水を垂らしながら美瑛に出発。バイクのマフラーに当たりカッパのズボンを溶かしてしまった。
景色はまさに北海道という感じで昨日よりも楽しかった。
睡眠不足で眠過ぎて危険を感じた。何となく体調がわるいけど何とか富良野に到着、オシャレなハンバーガーを食べる。
めっちゃ美味かったし景色がよかった。近くの公園で昼寝をしたら体調が回復したので美瑛に向かう。美瑛は本当に綺麗で驚いた。北海道ツーリングに来る意味を初めて知った。しばらくしてライダーハウスに到着し、五右衛門風呂に入った。
なんか個性的な外観のライダーハウス
ここの風呂は手作りの五右衛門風呂で、風呂釜の下で火を焚いてお湯を温めている。火を管理しているおじさんにずっと見られながらの入浴で、何か緊張したけど解放的な感じで楽しかった。そしてここで洗濯をして、宿泊者である同じ歳の大学生と少し話した。自転車で北海道を旅してるらしく、自分よりも旅に慣れているようだった。少し話をしたらその人はすぐに寝てしまった。
自分は寝る前に次の日の宿を決めなければならなかったが、道北には選択肢が少なかった。みどり湯というライダーハウスを色んな人から進められたが、強制参加(?)の宴会があるらしくそれがなんか嫌で、まぁいいかと思いビジネスホテルを予約した。疲れたからすぐに寝てしまった。久々にちゃんと寝れて満足だ。
9月3日
朝5時半くらいに目が覚めて身支度を始めた。昨日干した洗濯物を確認したらまだ濡れていた。どうしようかと迷っていた時にそういえば昨日のホテルの日程が合ってるか気になり、確かめてみると案の上間違えて予約していた。まじで後悔してかなり凹んだ。
でも早く出ないといけなかったのでコインランドリーで乾燥だけすることにした。
昨日知りあった同い年の大学生は寝たままだったので静かにライダーハウスを後にした。
乾燥をすまし、遂に出発しようとしたとき、バックのしたのほうから茶色い液体が出ていることに気づいた。昨日かったハイボールの缶が潰れて中身が出ていた。ベトベトした中身を整理しながら、これ以上悪いことが起きないように注意することにした。すでに投げやりになりそうだね。
宿は結局みどり湯にした。その後泣きそうになりながら北上し、オロロンラインを目指す。内陸部の道行は曇りだし精神的によくない。
ついに海沿いに着くと天気は晴れ、キレイすぎてすっかり機嫌がよくなった。
こんな感じの海沿いの道がひたすら続く
遅めの時間にラーメンを1人で食べてまた寂しい気持ちになる。
オロロンラインの景色に飽きたころ、クソデカ風車に出会い本当に感動した。
なんか鳥肌立つじゃん。そのまま夕日と海の向こうにある島を見ながらひたすらまっすぐな道を走る最高のひとときを過ごす。本当に映画見たいな景色だった。
たぶんこれがスパークル。
途中砂浜に侵入してスタックしかけてガチ焦りをする。
その後ビジネスホテルに金だけ払ってからみどり湯へ。みどり湯は思ってたより楽しかった。同い年くらいも1番多かった。歌を本気でうたい1人ずつ自己紹介もした。宿泊者の半分くらい、日本1週してた気がする。11時くらいにそのまま寝た。
みどり湯での記念写真
9月4日
朝起きるとすでに他の宿泊者は起きており、見送られながらライダーハウスを出発。マラソンで道路封鎖されるらしいから早めに宗谷岬と白い道に行った。
ランナーだらけの宗谷岬
白い道
行き方間違えてめっちゃ逆走してた
その後太平洋側を南下する。宗谷岬からすぐの下の所は音楽とのマッチングが◎。天気は晴れ。なんもない感じがCityPop 。その後コンビニでゆっくり計画をたてて旭川に泊まることにした。旭川までの道はほんとに何もなかった。
立ち寄った道の駅でおじさんに話しかけられる。
途中ビーフシチューとポテトを洒落た店で食う。味はまあまあ。エスプレッソ飲んだかやっぱ苦くて味の良さがわからん。
旭川に着くとコンビニで地元のおじさんと話した。観光名所を聞いてみたが旭川には何もないと笑っていた。結局観光するのは面倒になり今夜の宿となるスーパー銭湯に向かう。ここでのサウナが人生で1番気持ちよかった。夜飯のカツ丼は値段の割にそこそこだった。さあ寝ようとおもったが仮眠室の椅子が微妙に自分にあわず、3時間くらいしか寝れなかった。なかなか寝れなかったせいで考えごとをして、この旅に目的がほしいとおもった。それぞれの人が旅で自己表現をしているんだなと思った。ヘルメットもいつものでこればよかったし、ウェア、自分の髪型にも正直後悔した。今日は朝がピークだったね。
9月5日
スーパー銭湯にいるのでとりあえず朝風呂をしてから出発。天気はくもりで微妙な気分のまま朝食を食べ三国峠に向かう。途中の谷みたいなとこは70年代fusionとの相性バツグンでテンション上がった。霧がかってるのが香港映画みたい。
三国峠はめっちゃ寒いし景色も微妙だった。でも進むしかないので、先日に調べて行きたいとおもっていた橋を見に行くことにした。天気が良くない時点でそんなに期待はしていなかった。入口を見つけるのに苦戦したあと到着すると、そこには池に浮かぶ薄い板みたいなのが遠くに見えた。
写真だとさらに分かりずらい
まさかと思い調べてみると9月だと水位が上がって見ることできないらしい。まぁ仕方ないと思いながら適当にインスタのストーリーをあげて、網走監獄に向けて出発。ここからがキツかった。この時点でただの田舎道には飽きていたし、おしりがかなり痛かった。このタイミングでも霜降り明星のオールナイト日本に助けられ、森永卓郎がやばい人であることを知る。毎回笑ってしまう。途中セイコーマートで豚丼を食べる。監獄の営業時間に間に合うか心配になりながら向かっていたし、そろそろお金を使いすぎて精神的につらかった。節約しようとおもっても贅沢してしまう涙。
網走監獄に何とか到着し、死ぬほど疲れていたがしっかりと展示をみた。
ゴールデンカムイを読んでたおかげで楽しく見れた
マンガに感謝
次にキャンプ場に向かう。キャンプ場に着くとなんかオシャレ空間でまずテンションが上がった。
テントの前にバイクを置いていいらしく記念撮影。
完全個室がとても有難く感じた。
重い体を持ち上げて隣接された風呂に歩いて向かう。その時にバイクで風呂に向かう人を見て、どんだけバイク好きなんだよ、とおもった。風呂入るとそのおじさんが話しかけてきて、この後となりの町まで買い物行くからバイクで来たんだよと教えてくれた。会話をしてるうちになんやかんや夜一緒に呑むことになった。正直面倒だなとこの時思った。でも約束したので急いでコインランドリーで手際悪く洗濯をすまし。慣れない酒と弁当を買ってキャンプ場に戻った。不安な気持ちで食堂に入るとおじさんがいたので同じテーブルに座った。いざ話してみると意外と話が盛り上がってめっちゃ楽しかった。この瞬間もsparkle。おじさんは気さくで自分が憧れるタイプの人間だった。酒のせいか、この旅行で初めてとても幸せな気持ちで寝ることができた。めでたしめでたし。なんか寝床もオシャレだしね。
9月6日
待ちに待った?道東を巡るときが遂にやってきた。 でも朝の天気は曇りだと聞いていたのでゆっくり9時くらいにおじさん達に見送られて出発。結局朝から晴れてたけど。ジェットコースターの道を逆走してから微妙な写真をとる。
この後写真をキレイに撮ることを自己表現にしようかなとおもった。
知床の景色はどこも驚くほど美しかった。
久石譲の音楽に似合う。けどどこも歩かないといけなくてつかれた。
温泉が流れている滝
峠の方に向かうとビックリするくらいの霧で、寒くてトイレに1度逃げ込んだ。仕方なく引き返して知床で3000円の海鮮丼をたべた。
ウニの美味しさを知ることができたし3000円の価値はあったかな????
その後霧を抜けてライダーハウスへ。完全個室のライダーハウスで、もう営業していないカラオケボックスをそのまま貸出している場所だった。シャワーや風呂が無かったため、風呂をどこかで済まさなければいけなかった。無料の風呂が近くにあると聞いていて、行こうと思い下調べしてみると、その風呂には主みたいな人がいて指導されるというレビューがあった。当たり前のようにお金を払って違う温泉に行った。個室だったので1人でセコマ飯を食い、リコリコを見て落ち着いた。まぁこの日は総じて楽しかったかな?
9月7日
ライダーハウスを朝早く出発し、青い池にむかう。朝から雨だったが、天気予報ではどこも晴れの予報。どういうこと?走れば雨もすぐ抜けると考えて出発。風が強くてどっと疲れたが逆にたのしかったかも!途中のガソスタで初めて見るバイクだと店員に話かけられる。このバイク、ツーリング向いてないしそりゃそうか。青い池までの道でバイクめっちゃ汚くなった。
あんまおもろくないし青い池もう行かないと思う笑
次に美幌峠に向かう。道中の湖畔の道の山の上の方めっちゃよかった。
山ランキング1位。カレーパン食べてからライダーハウスに向けて出発。お尻痛くてつらくなりながらアイヌコタンに到着する。
ちっちゃい資料館みたいなのに入ろうとしたら入場料とられそうになって意外とアイヌがめついなと思った。駐車場も有料だし。
この日の宿は帯広のライダーハウスで確か5時頃に到着した。なんか優しいおじさんと相部屋になってツーリングマップルを見せてもらった。夜は近くのジンギスカンを、と思ったらもう受付してなくて、友達がメモしてた豚丼を食べにいった。
美味しかった。
このライダーハウスも飲み会してたけど、もう面倒なので加わらないことにして、すぐシャワーに入った。なんか3日前に一緒に飲んだおじさんとまた遭遇して面白かった。飲みに誘われたが断ってしまった。その様子をみて相部屋のおじさんは付き合いって面倒なことありますよねーと言ってくれた。でも本人は飲み会に参加して楽しんでいて、気をつかってくれたんだと感じた。やさしいね。何だかんだ安心してこの日は眠りについた。
9月8日
朝はたしか5時とかに目覚めて直ぐに出発した。インスタをやってるおじさんと話して動画を撮ってもらった。先日に相部屋になった人にツーリングマップルを見せてもらい夕張には何も無いことが分かったので、頑張って札幌まで突っ切ることにした。道中、道の駅でジャガイモ?が売ってて止まろうとおもったが通りすぎてしまった。こういうときに直ぐに止まる判断ができない。おかげで今回の旅行でジャガイモを食べることはなかった。札幌までの道中はあまり覚えていない笑 。とりあえず12時頃に到着した。
駐車場がなくてウロウロしてから、結局コンビニに止める。流石に都会だね。有名な時計の建物を見て、コンビニに停めてるのが気がかりなので直ぐにバイクにもどった。
正直もう使命感で観光してた。つぎにジンギスカンを食べにサッポロビール館に向かった。
これまた3000円もするジンギスカン食べ放題をたべた。1人だから寂しいし、普通の肉のほうが美味いと思ったけど、なんか元気でたかな?それよりも金の心配があるけど。
ジンギスカン食べ放題
1人で食うもんじゃない
ここでなんとみどり湯であった人とまた遭遇して一緒にミュージアムショップで買い物をした。関西弁で話してくるからこっちもなんかつられた。そこで家族へのお土産のビールを郵送して、その人ともお別れした。またどこかで逢えたらいいな。
この日の夕方の便のフェリーを予約していたので、苫小牧に急いで戻る。また湖の方を通って帰ろうとしていたら勝手にナビが道を変えてなんもないところをひたすら走った。ムカつく。途中道の駅でお土産を買った。割と搭乗時間ギリギリに到着し、コンビニで夜メシを急いで購入してフェリーに乗る。搭乗待ちの列でミラー越しの記念撮影。家に帰れるのが嬉しかった。
あんま正確に覚えてないけど、スグに準備して寝たはず。あと自衛隊いて風呂の時間制限されてたっけな?まぁどうでもいいか。
9月9日
大洗に向かう船で目覚めたと思うけど、もうあまり覚えていない。たしか天気の心配をしていたかな?多分ほぼ寝てたんだろうけど。でもフェリーのイメージはいいよね。家に帰れるのがうれしかった。とりあえず昼頃に大洗に到着した。下船と共にその勢いで帰宅の道を走る。なんかもうバイク乗るの嫌になってたと思う。途中の景色とかは覚えてないな。
トラブルなく家に到着した。
Trに感謝
移動した道のり
かなりお金も時間も使い、沢山迷惑をかけたのに、楽しかったか?と聞かれると微妙な返答しかできない。楽しかったと自分に言い聞かせてた節もあるし。実際に旅行してる最中に楽しすぎる瞬間とか思わず笑顔になる瞬間とかはほぼ無かったとおもう。
自分は1人旅があまり向いてないかもしれない
先の予定が決まっていないと不安になってしまうからだ。その分自由ではあったんだろうけど、自分はそれを感じられなかった。なんか上手く旅行しようとしていたんだと思う。使命感に追われる感じ。しかも寂しがり屋だし。
そんな状態でも、帰ってきてから半年近くたった今思い出してみると、とてもいい思い出に感じてしまう。実際にこんな場所に人が住んでいるんだとか、こんな生き方があるんだとか知れたし、1人で考えることを勉強するための旅だったのかもしれない。
前後の辻褄が会ってない気がするけど、最高の旅だったかな。これは言い聞かせも入ってるけど
行ったことを一つも後悔してない。これは本当
でも、もう一生行かないと思うな