ドライブシャフト交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
ドライブシャフトからの異音とガタ付きが流石に酷くなってきたので、同車種同グレード乗りのお知り合いから中古のドラシャを譲っていただき、載せ替えることにしました。
まずはドナーとなるドラシャでアームカールをしましょう。
冗談です。
譲っていただいたドラシャも10数万キロ走行のパーツのため、念のためインナーブーツを外し、古いグリースを取り除きホムセンで買ったモリブデングリスをたっぷり充填しておきました。
後々のトラブル回避のためにも、ここら辺は丁寧にやっといて損はないでしょう。
2
さぁ、本格的にドラシャ交換の始まりです。
まずはハブのセンターナットの取り外しです。ナットのサイズは36mmなので、なかなかホムセンには売っていません。アストロでソケットを購入しておきましょう。
カシメがしてあるので、マイナスドライバーとハンマーでタコ殴りして起こしておきましょう。
3
センターロックナットは規定値では181N・mで締まっているとの事で覚悟して外すつもりが、ハイパワー後輩がさっくりとモンキーで外してしまったので拍子抜けです。
一応作業される方は長めのスピンナーと単管を用意しておいた方が良いでしょう。
因みにローターが回ってしまうので、友達にブレーキをマントルまで踏んでもらいながら作業する方がいいでしょう。
4
っといきなり飛んでしまうのですが、ドラシャが降りました。
実はここまで紆余曲折あり、ナットを外すのを忘れてタイロッドエンドプーラーをかけて破壊してしまったせいで途中でアストロまで行くハメになりました。
写真は無いですが、降ろすまでの手順をポイントをまとめて書いておきます。
(前半)
①まず、ドラシャを引き抜く為に、ナックルとロアアームを繋いでいるボールジョイントを引き抜き、ナックルをフリーな状態にします。
ここでタイロットエンドプーラーを使い外します。必ず、ナットを外してからプーラーをかけてください笑
※ロアアームから抜いたナックルは重い&手を離してしまうとドラシャのインナー側が脱臼してしまったりするので、ナックルにウマをかけておきましょう。
②次にハブに刺さっているドラシャのアウター側をプラハンでタコ殴りしてできるだけ内側に押し込んでおきます。(実際にはタコ殴りしなくても、軽くシバいたら動きます。)
5
(後半)
ここまですると、いよいよドラシャが引き抜けるような状態になります。
③ドラシャのインナー側をハーフシャフトから引き抜きます。
※結構かっちり噛み合ってるので力を入れて引っ張りましょう。
④ナックルを外側に引っ張りながら、アウター側を引き抜きましょう。
※できるだけドラシャとナックルが平行になるようにしないと抜けない&ドラシャ脱臼のリスクがあるので気をつけてください。
⑤ここで問題発生、ドラシャがダンパーフォークの間を通っているのですが、インナー側もアウター側もダンパーフォークに引っかかって抜けません。この時点では脳みそが死んでいたので、インナー側を分解する事で無理矢理引き抜きました。アホですね。
正しい処理の仕方は組み付け編で記載します
これにて、交換するドラシャを車体から取り外す事ができました。
6
次にドラシャの組み付けです。
①ここで問題になるのが、どうやってダンパーフォークの間を通してハーフシャフトに組み付けるか?
答えは簡単、ダンパーフォークをロアアームから外せば良いのです!!猿でもわかりますね。
ダンパーフォークを外すとロアアームが下がるので、ロアアームを押し下げダンパーフォークを横にずらして、その隙間にドラシャのシャフト部分を入れてから、ダンパーフォークをロアアームに戻すとあら簡単。ドライブシャフトがダンパーフォークの間にすっぽり入りました。
②次はインナー側をハーフシャフトに差しましょう。ここは単純に差し込むだけなのでパワーで差し込みましょう。
※スプラインがうまく噛み合ってないと入らないので、ちょっとずつ角度を変えながら、噛み合ったらグッと押し込みましょう。
③インナー側が入ったら後はアウター側を差し込むだけです。外す時同様、ナックルを持ち上げながらドラシャとナックルの穴を平行にして差し込みましょう。しっかりハマったらナックルとロアアームを繋ぎしっかりナットを締めて割りピンを付けておきましょう。
これにてドラシャ交換完了です。
最後にドラシャ周りやナックル、ローターにパークリを吹いて綺麗に拭き上げておきましょう。
7
外したドラシャのインナー側を開けてみると、惨憺たる有様でした。
Twitterの有識者の方々に教えていただき、シャフトに付いた3つのローラの外枠がバキバキになっている事までは判明していましたが、外枠どころかローラ自体もバッキバキに破砕していました。
8
3つのローラのうち2つはバキバキに粉砕し、1つはシャフトから外れてしまいました。
よくもまぁ、この状態で走れてたもんです。
ローラ部分がアフターパーツで出れば治せるとは思いますが、まぁ生産終了してるでしょうね。
9
インナーから出てきた、3つのリングが綺麗だったので回収しておきました。
結婚指輪にでもしましょうか。
というわけで、今回はドライブシャフトの交換でした。プレリュードでドラシャをDIYで交換されてる方はあまり多くないかと思うので、今後される方は参考にしていただければと思います。
純粋な作業時間は3時間程度でした。
リフトが無い場合、1人で作業するのはほぼ不可能なので最低でも2人以上、できれば3人程度で作業する事をオススメします。
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