Thanks LEDライトの改造①(確認編)
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
道を譲ってもらったときに、お礼のハザード代わりに Thanks LEDライトを点灯させていますが、装着して2カ月ほど経過後、点灯していないことに気づきました。
遠隔SWを押すとSWのインジケーターは点灯していますが、本体が点灯しません。
これでは、後車にお礼をしているつもりでも、「お礼もしない失礼な奴」になっていました。
調べてみると本体側の乾電池の消耗が原因であることが分かりました。
単4電池を使用し、配置は 2パラ接続 +2パラ接続 の4本使いです。
電池の供給電圧は 1.5V + 1.5V = 3.0V で動作します。
新品の電池に交換すると点灯しました。
使っていた電池の残電圧を測定してみると4本共に 1.2V程でした。
本体は 1.2V + 1.2V = 2.4V では動作しないことになります。
頻繁にThanks ライトを使用していないのに電池の消耗が早いことになります。
消費電流は点灯時の動作電流+LED電流に加え、遠隔SWを受信する待機電流に使用されていると考えられます。
なので、電池の消耗は、ほぼ受信待ちの待機電流で消費されたと予想がつきます。
■ 実用性を考えると
①.Thanks LEDライトの点灯確認は 車の後ろに回り込んで視認しなければならないこと。
②.電池交換が2カ月程で必要になること。
これらを考えると、乾電池ではなく IGN電源からとるのがベストだと思われます。
良い商品なので、何とか改造できないか検討してみることにしました。
2
■ 懸案事項
写真は乾電池を使用している状態(本体裏の電池ボックス)です。
IGN電源での動作は 12Vを 乾電池同等の 3Vに降圧する必要がありますが、どのように配線するかが問題です。
3
■ 電圧を変える方法
DC-DCコンバーターを使い 12V⇒ 3Vに変換した電圧を電池ボックスに接続すれば解決します。
パーツレビューに紹介していますが、丁度良い電圧のDC-DCコンバーターが見つかりました。
赤・黒リードに 12Vを繋ぐだけで黄・黒リードから 3.3Vの出力を得ることができました。
4
■ 電源の切替について
ソケット電源( 1Aヒューズ入り)を使って IGN電源を供給します。
図のように配線し、DC-DCコンバーターの 3.3V出力を本体の電池ボックスの端子へ接続します。
ボックス内のギボシ端子は本体の脱着を可能にし、配線をスッキリさせるために収納します。
5
■ 電池ボックス内の処理
電池の末端にあたるプラスとマイナスの端子にギボシ端子(オス側)をつけたリードをはんだ付します。
リード長はボックス内に収まる長さにカットします。
ルーターを使ってボックスとカバーの一部を削り出し、リードを通すための穴を開けます。
6
■ 動作確認
机上で充電器を IGN電源の代用にして点灯確認します。
乾電池の時と同様に遠隔SWを受信すると動作しています。
7
■ DC-DCコンバーターの出力電圧確認
出力側の電圧は、消灯・点灯時ともに 3.38Vで変わりませんでした。
Thanks LEDライトの消費電力程度なら負荷としてはかなりの余裕があるようです。
これなら車で、問題なく使用できそうです。
Thanks LEDライトの改造②(装着編)に続きます。
[PR]Yahoo!ショッピング
入札多数の人気商品!
[PR]Yahoo!オークション
関連コンテンツ
関連整備ピックアップ
関連リンク