かつて、この車を素敵だと思っていた魂が、神の国にたどり着くことはないだろう。
「〇〇様の車を見ていると、過走行車でも問題ないというのがわかりますね。」
(「平和な時はこんなものか」)
中古車だが買ってまだ2年。1年目は保証付き。最初の車検くらいはディーラーで。
そう思って人生で初めてディーラー車検を依頼した。
ただし、無駄なお金はかけたくないので、指摘された油脂類やワイパーはすべて他店と自前で交換。ディーラーで車検を受けたという事実のために、高めな車検費用を払った。
車検を受けたから壊れることはないという風には思っていない。ただ、この車種に搭載されているIMAシステムはトラブルが多く、今回もその一部であるミッションが故障した。
中古車で購入直後に不都合があり、新品のミッションに交換して2年たたずに壊れた。
距離は2万7千キロ。「赤い彗星も地に落ちたものだな」
販売店はものすごく低姿勢であり、代車を自宅まで持ってきてくれた。ただ、現実的な対応としては厳しい。ディーラーというよりも、部品を供給する側のメーカに問題がある。
このような早期に故障するのは、不良品か設計ミス、少々問題があることは承知の上で、発売に踏み切った、などが考えられる。いずれにしろ、ユーザーの使い方に原因があることではない。シャアなら言うだろう「当たらなければどうということはない」外れ物の可能性もある。
だが、ディーラーは25万円の見積。ディーラーとしてはいつもより控えめな料金設定だと思うが、そもそも私が払うべき金額とは思っていないので、いくらであろうと不満は残る。
その後、メーカーのお客様相談室にwebから質問やFAX、返答なし。消費者センターは、車に詳しくないから、自動車製造物責任センターに連絡すべしですって。メーカーから返答がないことへの指導も入れずに。で、責任センターの方は話は聞いてください巻いた。ただ、ディーラーへ私が直接話をし、責任センターの仲裁をディーラに「お願い」するということだ。「え::::????」それって断られるんじゃない?何のための機関だ?いい仕事だなあ。
こちらは車を人質にされているも同然。代わりに代車をもらっているが、ハイブリッドではない。燃費は秋は互角(それもなんだか)だったが、冬は大違い。2割落ちている。
作戦に負けたというか、自分の車を使いたいという気持ちにもなってきてしまい、「新品ミッション込で、修理代半額」など妥協案があったら、聞きますよ。としながら、責任センターの話もした。
結局、約19万円での提示。(新品ミッション)普通なら安いが、あくまで私の払ういわれのないこと。「ジオンでもこんなことはしない」
あまり話を伸ばしたくないのと(まんまと作戦に引っかかって?)、ちょうどドラレコ、TVアンテナの配線、寒いのでリモコンエンジンスターターの取り付けを考えていたので、部品は中古も含めて自己調達。隠ぺい配線をやってもらうことでディーラーとは決着した。ある意味ほっとしたが、これから支払いが・・・・・。
新品ミッション原価(12万円位)+工賃だそうだ。工賃を取るのか。それは取りたいと思うでしょう。メーカーが反省して12万円のミッションを無償提供したとしても、修理には時間がかかる。その分他の修理や整備、車検を受け付けられないのだから、工賃がもらえなければ、ディーラーの損失となる。
そういう気遣いをさせる作戦をメーカーはとったのか?今回は工賃を一定額減ずるため、しかし工賃そのもので要求せず、電装品の取り付けにてまかなってもらうこととした。工賃全額にはとても及ばないが、良くて半分程度だ。
結局は、ユーザーが丸損といってもいい。工賃減額は気休めでしかない。一番助かったのはメーカー。原価でミッションを渡し、ディーラーに対応を指示したのみ。
ディーラーは儲けもなく、交渉の時間や、修理、余計な作業まで押し付けられていい迷惑だと思う。気分はアストナージ。
ユーザーがもっと値切ったら、メーカから手当でも出るのかどうかは知らないが、ひどいもんです。かくしてミッションが速く壊れる車種があることは、あまり知られずに時が過ぎていく。もう生産していない車種だけど、まだ、自社の認定中古車で売らなきゃならないから、素直に「ごめんなさい、無料で直します」をやったら会社が危ないんでしょう。
そんな車を作るなよ!次の車には本気で言ってあげたい。
「ほお、悪くない」
Posted at 2024/01/20 14:01:28 | |
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