フロントトー調整
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
ステアリング交換やコイルスプリング、ショックアブソーバー交換、リジカラ装着などで直進時のステアリングセンターがずれているので、タイロッドを調整して合わせることにする。現状直進状態を保つためには、ステアリングをセンターから左に何度か(何分か)振る必要がある(スプライン1コマよりも小さい角度)。ステアリングをまっすぐにすると車は右に流れるが、このときのトータルトーを測りその結果から調整していく。15年以上前に買った簡易測定器を使うがこれが結構役に立つ。
2
ステアリングを中立状態とし、2つのゲージを左右のタイヤ外側面に挟みタイヤ前後の長さをメジャーで測る。
3
後ろが前よりも長い場合は、後ろ開き(トーイン)となり、前が後ろより長い場合は、前開き(トーアウト)となる。
4
測定結果は、前が171.7cm。
5
後ろが172.4cmなので、トーイン状態であることがわかった。この状態で右に流れていくということは、左の車輪のトーイン具合が、右の車輪のそれと比べて大きいということになる。この結果からひとまず左のタイロッド長さを縮めて、前後のメジャー値が同じ値(トータルトーゼロ)になるように調整して直進状態を確認する。
6
左タイロッドの元の位置をマーキングしておき、何回転で何mm動くかを確認しながらタイヤ前後のメジャー長さが極力同じになるように調整していく。
7
ナットを緩めて、その緩めた方向と逆方向にタイロッド(赤矢印部)を回せばタイロッド長さが短くなる??現在文章を書いている時点で方向がわからなくなってしまった。とにかくタイロッドが短くなる方向に回す。
8
最終的に左タイロッドの調整だけでタイヤ前を172.05cm、タイヤ後ろを172.15cmにすることができた。この状態で走行してみると直進でステアリングセンターが出るようになりタイヤ前後差が1mmなのでほぼトーゼロとなっている。直進安定性も以前より良くなりビシッとまっすぐ走る。こういう些細な調整でくるまの状態が良くなると、ひとりにんまりして悦に入る。
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