| メーカー/モデル名 | マツダ / CX-60 XDハイブリッド エクスクルーシブモダン_4WD(AT_3.3) (2022年) |
|---|---|
| 乗車人数 | １人 |
| 使用目的 | その他 |
| 乗車形式 | マイカー |
| おすすめ度 |
3
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|---|---|
| 満足している点 | フロントグリルのデザインとセンターコンソールの立派さ＆使い勝手の良さ、CX-5より重いのに燃費は良い、4WDの安心感・安定感、CX-5より良いハンドリング。サイズはCX-5より大きいが取り回しは良い。価格並みの静粛性は無いがCX-5よりは良い。 |
| 不満な点 |
高級車に必要な静粛性と発進・減速時のスムースさ、低速での快適性に欠け乗るたびにストレスを感じる。多すぎて詳しく書ききれないが、主な項目は以下。 【１】 路面の良いところでの滑らかさが一転、高速含めた粗い路面でのロードノイズと、低速でのボディーが揺さぶられる乗り心地の悪さと、不快なゴトゴト・ガタガタ音。FRレイアウトとサス形式から良いはずが期待外れ。ホイールは20インチでなく19インチで、タイヤはアレンザでなくレグノまたはアドバンだったらまだ良かったはず、全くの選択ミス。リアダンパーが交換されたが効果は良く分からない。 【２】 当初、低速でのギクシャク感、停止前・i-Stop停止時・Ⅾ→N→D時のギィ―・ガガーといった異音はひどかった。リプロでだいぶ改善したが、極低速で減速・停止時まだまだ残る（但しモーターで止まる時は無し）。ハイブリッドでないＤＥ車を試乗したらギクシャク感はほぼ問題ないレベルだった。1～3速の変速ショックが有り、高級車としては問題。トルコンやハイブリッドのスムースさには届かず、市街地の走行にストレスを感じる。 【３】 i-Stop再始動時のドンというような爆音。ボタンで始動時、時々始動音とは別に後ろからドンという異音がする。6気筒らしからぬドロドロ・ガッガッといったアイドル音、但しハイブリッドでないＤＥ車は滑らかな音で違いが何故出るのか不思議。ともかく発進・減速停止を全てモーターで行えば、2項含めたギクシャクの問題はすべて解決するはず。 【４】 i-Activesenseがらみの不具合多数。当初ステアリングアシストはハンドルが時々細かく動き違和感大だった。リプロで細かい動きはかなり解消したが、右回りの半径の小さなカーブでは、切り戻し操作が入る動きがやや感じられる。対面高速では中央に寄り過ぎ使えない。レーンキープシステムの不要な警告音（逸脱していないのに鳴る）で使用せず。但しステアリングアシスト使用時は自働的にオンで度々鳴って不愉快。 レーンキープシステムは時々急にハンドルが動き違和感大で使えない。 体の動きを止めたら高速で急ブレーキかかり追突される危険性大。ちょっとサイドミラーを見ていたら「わき見」の警告は煩い。全てのドライバー支援システムは作動停止にしたが、高速走行時緊急ブレーキがかかり非常に不安。 ハンドルを握っていてもしばしば出る「握ってない」の警告は煩いが、作動は停止できない。警告を無視していたら、システムを切っているのにドライバー異常の警告が出て、ハザードが点灯し急ブレーキがかかり非常に危険。支援システムの異常作動は不具合レベル。 【5】 全く使い物にならないAMラジオ（感度が非常に悪い、不具合レベル）は頭にくる。CX-5から付け替えた純正のドラレコからノイズが出ている（ドラレコをオフにするとノイズは消える）。メーカー・ディーラーから対応されず。他社車の試乗時聞いたら問題は無いとのこと、またCX-5では起きていないので、CX-60のプリントアンテナに問題がありそうだ。仕方なくラジコを使用、ラジコは音質が良いが、走行中良く切れるし局の選曲は危険でできないのが難点。 【６】 MRCC使用時の操作性不良（CX-5の良さが踏襲されていない）、降雪時作動停止（そのたび止まって拭き取りが必要）＆交差点で前の車が止まっている場合は減速しない（これはCX-5も同じ）。他社車の試乗時聞いたら、この不具合は同じ機構を使う各社共通に起きており、対策が無い様だ。高速で追い越しの為追い越し車線に出たら追い越し車両を感知し減速し加速せず、アクセルを踏まないといけない。高速で前の車が減速し70km/h以下に下がった時、速度回復の為急加速し違和感大。一般道のややきつい登り坂で速度維持ができず低下し再加速が急、ややきつい下り坂では、速度のコントールができず細かな速度変動を繰り返す。高速での追い越し終了後、走行車線に戻る時車間距離が十分あるのに時々警告が出てブレーキがかかる。MRCCも相当頭にくる不具合レベル。 【7】 シートベルトの引き出しが難しい。指が入る隙間が全くない（CX-5では有った）。仕方ないので大型のボタンを縫い付けて、すべて収容されないようにし隙間を設けた。バックドアのハンズフリーは1回ではほとんど開かない、最低2回、3回の時もある。 等々、開発責任者はハードワークがまだまだ必要。 【8】 当初長距離走ると左もも裏側が痛くなった。ハニカムクッションを敷いたら解消し、CX-5より快適になった。 |
| 総評 |
長年マツダを乗り継いできた。CX-5のロードノイズと始動時の振動＆エンジン音にうんざりし、仕様的にはほぼ理想で終の車と考え、試乗車が用意されてない段階で契約した。 500万円の車としてはあらゆる面で熟成不足で大変がっかりした。この商品性でよく市場に出したものだ。開発や経営陣の評価能力が疑われる。 最大の問題は、粗い路面でのロードノイズとATのギクシャク、低速でのもたつき。低速走行の多い市街地では乗り心地が悪く、ギクシャク感も顕著に出るのでうんざりする。意図しないアクセル操作を余儀なくされた際にグワッと発進したり、減速シフトダウン時に不快な異音や振動が出たり、急減速時にちょっとした引っかかりを感じたり、という状況は、特に下り坂での停止時に顕著に出る。リプロで現在はだいぶ改善したがまだまだ不十分だ。乗るたびにストレスと後悔を感じる。モーターとバッテリーを強化して、発進・減速を全てモーターでアシストしたらギクシャクは無くなるはずで、中途半端なハイブリッドはNG。 6気筒らしからぬエンジンノイズ（特に再始動時）で直6の開発経験不足が伺える。 お金に余裕があれば、タイヤを19インチ+レグノかアドバンにしたいものだ。 それでも低速走行の少ない長距離ドライブではCX-5より快適だが、帰ってきてインターを降りて市街地に戻るとギクシャク・もたもたが気になって来る。 i-ActivesenseやAT制御のリプログラムも効果は出ているが、抜本的な改善が待たれる。 買換えの参考に、ZR-V、ハリヤ、ラブ４、エクストレイル、レクサス350ｈを試乗したが、スムースさはCX-60を凌駕している。ロードノイズはレクサスが一番少なかった（但し630万円の価格ほどの絶対的静粛感は無し、タイヤがアレンザ001で選択ミス、また運転席が狭いのが難点）。ZR-Vはアドバンは良いがアレンザは煩い。但しいずれも今すぐ大金をかけて買い替えるほどのインパクトは無かった。価格が妥当なエクストレイルの燃費が良かったら考えたかもしれない（3割以上悪い）。マツダは昔からロードノイズより操安性を重視する傾向があり、いまだに両立ができていない。 上述の不具合レベルの問題と、粗い路面でのロードノイズが改善されたら、このクラス上位の車になるのは間違い無い。値上げするなら早く市場対策をすべきだ。6気筒のイメージ通りの静かさ・滑らかさ・スムースさを提供できなければもうマツダ車に乗ることはないだろう。CX-60が改善されず、時期ホンダCR-Vが良かったら買換えを決めている。 |
| デザイン |
5
フロントグリルデザインとセンターコンソール。
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|---|---|
| 走行性能 |
4
発進してから3足まではシフトショックが在り、通常速度になるまで、もたもたしスムーさにかける。但し一旦走り出せばスムースで、CX-5では減速していたカーブでも減速せずともロールなく通過できる。
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| 乗り心地 |
2
低速のでこぼこ路面では車体が揺さぶられる。それ以外は快適。荒れた路面のロードノイズは高級車のレベルではない。トンネル内での騒音も大きすぎる。
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| 積載性 |
5
CX-5と全く同じで文句なし。
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| 燃費 |
5
かなりデータが積みあがった。CX-5比、2WD→4WD＆重量+260kgなのに、総平均で+13％はすごい、但し一般道に対し高速はカタログの差ほど良くない。また給油口が小さくてフル満タンに時間がかかり、継ぎ方でデータがばらつく。
Max24.5，Min16.4，Ave21.0（CX-5 18.8） |
| 価格 |
3
下取りは良かったが、このレベルの商品性では高すぎる。
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| 故障経験 |
商品性の不具合レベルの問題はあるが、いわゆる故障と呼べる物は今のところ無い。しかし気になる点がいくつかある。 ウォッシャー油面低下の警告が出た時は、3L以上たっぷり入れないと再警告が出るので注意。気温がかなり下がると凍結したのか出なくなった。 ステアリングギアボックス交換後USB1＆2の切り替えができなくなった。電源を落としたことに由るシステムの誤作動と思われる。ディラーで診てもらったが治らず、困ったものだ。 ドラーバー支援システムの誤作動は、熟成不足もしくは開発陣が認識していない可能性がある。 |
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