アクチュエーターの交換（ラジエーター脱着）

固着していると思われるアクチュエーターを交換することに。
ネットで調べると、そのままだと作業スペースがないため、ラジエーターのフィンを傷付ける虞があるらしく、前々から入れよう入れようと思っていたローテンプサーモの作業を一緒にするべく、ラジエーターを外すことにしました。

まずは格安？ラジエーターパネル（ただのガムテです）を剥がします。

バンパーとアンダーパネルの一部（右側）を外します。
アンダーパネルとバンパーを固定している、プラ製クリップを外すのが結構面倒で嫌なんですよね。
リフトで上げれば多少楽なんでしょうが、横着して自作木製ラダーに載せただけで作業しました。

それからクーラントをラジエーターから排水しますが、始めてみるとドレン（排水口）の真下がアンダーパネルの開口部と微妙にズレていて、アンダーパネルにクーラントが掛かるので一旦作業中止。

何か良いアイデアはないかと考え、ペットボトルの下半分を切って、ドレンに突っ込みました。これでクーラントがキレイに容器に落ちるようになりました。

ちなみに、黒いプラスティック製の突起物がドレンボルトです。
手で回せるかもしれませんが、最初固ければ１０ミリのレンチで回せます。
ドレンボルトを抜ききっちゃうと、そこからも排水されてしまい、辺りはクーラントまみれになりますので、ご注意！

クーラントを抜いたら、アッパーホース、ロアホース、リザーバホースを外します。
基本的には、ラジエーター上部にある２本のボルトさえ外せば、下部は車体フレームにゴム製パーツを介して載っかているだけなので簡単に外れるパーツですが、最大の難関はファンコントローラーの配線カプラーでした。
ファンコントローラーはファンと一緒にラジエーターに付いてますが、車体から配線が来ていて、そのカプラーを外す必要があります。
ただ、そのカプラーを外す際の作業スペースが狭い！

仕方なく、カプラーを外す前にラジエーターを可能な限り持ち上げながら、２本の１０ミリボルトでファインに固定されているファンコントローラーを外すことでラジエーターを車体から外すことが出来ました。
それから、車体側に残ったファンコントローラーからカプラーを抜きました。

これで、アクチュエーターを脱着する作業スペースが確保出来ました。

アクチュエーターは、ロッドの先がCリングで、あとステーがボルト２本で止まっているだけです。

Cリングについては、ハマっているだけなので、ラジペンの先で２箇所の先っぽを押してやれば外れます。
ただ、無くなると面倒なので、どこかに飛ばさないように気をつけて作業して下さい。

Cリングを外せばあとはステー側のボルト２本を外すだけでアクチュエーターは外せます。

色白で美しいエボ８用。
ちゃんと雨水侵入防止の傘が付いてます。

取り付けは、先にロッドをCリングで固定してからステー部をボルトで止めます。

お高い高性能クーラントは勿体無くて手が出ません。この車で雪国に行くことはないし、冬場サーキットに行く朝もせいぜいマイナス１～２度でしょうし。

そこで、冷やすこと重視で、精製水３．５Lにキャビテーション防止剤としてWAKO’Sのクーラントブースター、あとは、希釈済みクーラントを１リットル強をブレンドしました。

入れる順番は高いものから。
エア抜き作業等で、最後は多少こぼしたりしそうなんで。

エア抜き作業には、ラジエーターキャップに漏斗を刺した数千円する道具も世の中にはありますが、DIY派の常套手段、「２Lペットボトルの口にビニテぐるぐる」を使いました。
少し漏れますけどね。

ちなみにクーラントのエア抜き時には、アイドリングをしたままアッパーホースを揉んだり、エアコンのヒーターを全開にしたりして、丁寧にエアを抜いて下さい。