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ぽこのこの愛車 [スバル インプレッサハードトップセダン]

整備手帳

作業日:2024年4月8日

GC8 エアコン コンプレッサー交換

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目的 修理・故障・メンテナンス
作業 DIY
難易度

上級

作業時間 6時間以内
1
仕事での移動中、ドガガガガ!!!という音とともに急にエンストしてしまいました。
幹線道路走行中だったので、脊椎反射でクラッチを切り、惰性で路肩に入ってボンネットを開けてみたところ、エアコンコンプレッサ部から激しく煙が…!!

エアコンコンプレッサの焼き付きです…。

何らかの原因でコンプレッサが焼き付き、マグネットクラッチが焼き付いて、発熱で樹脂製のベルトカバーが溶けて煙を出しているようです。

これから夏なのにぃ…??
という最悪のタイミングです。
2
ベルトもちぎれていました。
巡行回転数からエンストさせるほどの衝撃ですから…。
3
マグネットクラッチは完全に焼けて白くなっていました。
帰宅後、マグネットクラッチとプーリーの固着をなんとか剥がしてみたものの、マグネットクラッチもプーリーも完全に焼き付いて回らなくなっていました。
4
コンプレッサが焼き付いているということは、コンプレッサ内部で生じた鉄粉や破片がエアコンサイクル内を循環している可能性が高いです。
そのため、4~5万するリビルトコンプレッサをいきなり取り付けても、また焼き付く可能性は大いにあります。

ここは適当な中古を調達して、その場合の損失を最小限に抑えます。
5
ガス回収を終え、やっとエアコンシステムの配管外しにかかります。
幸いなことに、コンプレッサから鉄粉の流出は見られませんでした!!
ということは、コンプレッサの突然死(焼き付いたというより急なロック)の可能性が高い。
ベアリング破損とか、オイル枯渇とかかなぁ…。
まぁ、汚れの流出が見られないのは朗報です。
焼き付いたコンプレッサからは黒い鉄粉の混ざったオイルが出てくるケースがほとんどです。
これがエアコンサイクルを回ってしまうと、エアコンシステム全交換や全清掃になり修理が15万~と高額になります。
6
本当はオルタネータ外してコンプレッサステーごと外す予定だったのですが、奥まったところにある最後の1つのボルトが舐めてしまい、どうしても外せませんでした。
よって、コンプレッサ単体で外すことにしました。
7
コンプレッサのボルト3つまでは楽に回せますが、奥の1つは工具が入らなくて大変です…。
途中まではなんとかメガネがかかるので緩めることはできるのですが、ここから工具が入らなくなるので手を突っ込んで人差し指の爪と中指の腹で人力スパナをやります。
手が傷だらけになるくらい狭くてたいへんです。
手が大きい人はそもそも入らないかも…。
ここで苦戦しました。
8
やっとエアコンコンプレッサが外れました。
9
調達した中古コンプレッサを逆順で搭載し、真空引きしてガス充填です。
このとき、ある程度の圧がかかっていないとフェイルセーフでマグネットクラッチがつながらないようになっているので、最初はHFC-134aガスから充填します。

エンジンをかけ、A/C ONし、マニホールドケージを用いてH側に少し充填、その後H側バルブを閉じてL側バルブを開け1/4缶くらい充填すると、マグネットクラッチがパチンとつながってコンプレッサが回り出します。
(初動充填時以外ではH側バルブを開けるのは危険です。ガス缶が破裂する可能性があります。)
1缶充填しきったあと、オイルを充填します。
僕が用意したのは、マルエヌというメーカのコンプレッサオイルです。
GC8のエアコンシステムはZXL200PGというコンプレッサオイルが純正となっていますが、エアコンオイルとしてはPAG100というものに相当しますから、組成が近しいものを選びます。

中古品のコンプレッサですが、粗末に扱われていないことを祈って、内部にある程度オイルが残っていると仮定しました。
コンプレッサを除いたエアコンシステムにどれくらいオイルが残っているかは調べようがないので、とりあえずコンプレッサに80mlくらい残ってると仮定して、25ml缶を4本投入しました。
あまりオイル入れすぎてもエアコンの効きが悪くなってしまいますので…。

オイル充填後、ガス缶を2本追加で充填します。
これで、オイル180mlのガス600ml程度になっているはず。
グラスサイトから泡の状態とマニホールドケージの値を読んで、良さげなら作業終了です。
10
エアコンの効きが回復してキンキンに冷えるようになりました。

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