トヨタ(純正) ブレンボキャリパー  

標準よりもディスクが大きくなっている為若干制動力は上がっているのかと思いますが、街乗り程度ならオーバースペックだと思います。
先代でもそうでしたが純正ブレーキで十分な性能を有しており主には見た目のドレスアップ目的で選択されている方が大半では無いでしょうか。
たったの20万ちょっとで純正保証ビッグキャリパーを装着出来るのですから、人気の高さは理解できます。

新車納車直後は踏み込み初期反応がかなり悪く奥まで踏み込まないと制動力が出てきませんでした。
そこから慣らして行くと本領発揮となり、熱が入った後は細やかなブレーキワークに対してリニアな制動力を繊細に引き出すことが出来るようになります。
純正比較での圧倒的ストッピングパワーは特にありませんが、限界域での熱耐性への信頼感と繊細なブレーキワークの実現にブレンボ本来の価値があるのでは無いかと私は理解しました。

受け入れ無ければいけないデメリットは2つ、
❶アイドルコストが高い事。
先代オプションブレンボもパッド交換で大凡9万〜13万程度した記憶があり、今回もパッド交換毎に10万越えは基本間違いないのかなと思います。
ディスク交換はより高額になります、たしか前後それぞれで10万以上はしていたはず。

❷ブレーキ鳴きがすごい。
気温や走り方にもよりますが、熱が入った後の徐行減速時にものすごい高音で鳴きます。
そう言う物だからと理解はしますが、歩行者がびっくりして振り返るくらいの音量で鳴く事もあるので自宅に停車する際はご近所に気を遣います。
まあ対策のしようがあまり無いですが。

最後に本パーツはスミンボ説が基本として言われておりますが、23年の富士イベント中GRの方からは「本国製ですよ」とのお話を直接聞きました。
未だ周りのお詳しい方はスミンボと断定したような語り口ですので…、詳細分かりませんが気になるところです。
ちなみにそのお話の中では新品で本パーツ取り寄せ購入する場合（基本実店舗では無理な筈ですが）本体だけでも大凡70万前後はするようなお話もあり、如何に純正の標準ブレーキも優秀であるのかを知りました。

追記❶：パッド交換費用についてはDより工賃込みで大凡14万程度との事でした。
ローターは工賃不明なのですが30万程度を見ておけば良さそうなお話を聞いたので長期維持されたい方は事前にご予算確保をオススメ致します。
メーカー推奨性能でのお話なので社外品等は考慮しておりません。

追記❷：お詳しい方からブレンボは本国製であると確認出来ました、あくまでも即完売していたC型当時の時点であり現行D型はわからないとのお話でしたが。
その為ローター交換等の維持コストは概ね倍近い想定が必要との事で、ローター1枚で10万以上はするようです。
装着車オーナーは更新や維持費用は普通の国産ビックキャリパー製品と比較しても高い水準なので大切に使いましょうね…との事でした。
恐ろしい…。