MITSUBISHI EK SPORTS(DBA-H81W)
H18年式 OHC直列三気筒12バルブ ICターボ (エンジン形式 3G83)+4AT のFFモデルです。
旧モデルですが、軽自動車としてはベーシックながら必要十分な機構 車体各所もシンプルで信頼度は高く、軽クラスでは、規制上限である64馬力を出力します。
知人が普段乗りとして使っているものですが、今回はこの車両に、依頼された下記の中古電装部品2つの取り付けを行いました。
・TAKE-OFF: PERFECT DRIVE (以下 PDと略記)
・ siecle : TREC-ATX・TREC-OP4 (以下 ATX と略記)
どちらも、数年前からある商品らしく、みんカラ内でも多くのインプレッションを散見することができます。
PDはノーマルECUと車体側配線の間に専用カプラーを使用し簡単に取り付けできます。
機能は・ スピードリミッターカット ・ブーストリミッターカット ・ブーストコントロール ・設定した回転数とブースト圧のポイントに応じ、インジェクターの燃料噴射量の増量等 を調整でき、ノーマル状態にもボタン一つで戻す事もできる、多機能な複合サブコンのような製品です。
※エンジン保護の為 スパープラグの熱価をノーマルより1ランク高いものへ交換し、ハイオクガソリンの使用を推奨しています。
※セッティングにはブーストメーターが必要です。
ATXの取り付けも、同様にECU配線に簡単な小加工を施し結線します。
※IG電源線とアース線を分岐し、電源をとり、VT(スロットル)信号線の間にATX本体配線を割り込ませる形で結線し接続します。加工自体は難しくありませんが、年式により、純正ECUコネクターのピン配置が違う危険性がありますので、確認が必要です。
こちらの機能はノーマルでは固定されているATのギアチェンジタイミングをノーマル状態も含め、31段階任意に変更できる製品です。 フルスロットル時にはノーマル制御に戻り過付加を軽減します。
以上の2つの製品を組み合わせて使うことにより、機械的な改造を一切せず、電気的な制御のみで、効果的に車の特性を変化させる狙いです。
(※ 純正ECUの指令を強制的に勘違いさせている訳ですので、ノーマル状態では保護されている機械的な寿命は縮まってしまいます。)
結線は簡単なのですが、純正ECUのある位置が狭い為作業し辛いです。
付属の専用配線の長さがギリギリでしたが、本体は運転席膝元インパネの小物入れを加工し設置
運転席から調整可能な位置で、見た目も出来るだけ後付け感のないようおさめました。
設定は、とりあえず基準値から試走しながら多少前後させ調整しました。
追記 暫定セッティングメモ
PD ダイヤル左から
10時 9時30分 1時30分 11時30分
前所有者の設定に習い、増量タイミング3500RPM付近でやや遅め、燃料増量ややリーン 最大ブースト オーバーシュートして1.2 安定最大1.0程度に控えめに設定
燃費と体感パワー増加のバランスで言えば悪くはないところかなと感じます。
ATX暫定セッティング
左からダイアル17ノッチ
パワーバンドを有効に捕らえています。
Posted at 2013/04/12 19:26:02 | |
トラックバック(0) |
他車 | クルマ