2,000km乗って過去を振り返ってみた♪

アバルト595、2,000kmを超えました。ここ最近の車の中では、一番ハイペースで乗っているかなと思います。

たまたま先日、毎日ニヤニヤしながら運転している様子を見た妻から「今までの車と比べてみてどう？」というシンプルな質問を受けたのですが、口ではあまりうまく表現出来なかったので、改めて2,000km乗ってみた今時点で、今までの車を振り返ってどうか？というのを少し考えてみました。


CR-X Si（E-EF7）

奨学金免除試験をクリアして、浮いた資金で入手した車。免許取立ての身で、当時のホンダのMTはクラッチがシビアで、大変良い練習に…。お金の無い学生だったため、ZCエンジンの良さも判らず、とにかくエコ運転に徹した車。

CR-X delsol（E-EG1）

友人がどうしてもCR-Xが欲しいという話になり、代わりにどこからともなく持って来られた車。屋根が開くという、その見た目はなかなか気に入ったものの、1.5LのSOHCでしかもATという仕様で、その時初めてスペックシートというものの重要性に気づいた車。

シビックタイプR（GF-EK9）

知人のインテグラタイプRに憧れて、社会人になって初めて新車で入手した車。今となれば、めちゃくちゃパワーがあるという事は無かったが、それすら使いこなせない程度の腕しかありませんよ、いじり倒せば良いという物ではありませんよ、という事を思い知らされた車。

シビックタイプR（LA-EP3）

EK9がブレーキのトラブルに見舞われて、急遽入手したイギリス生まれの車。おかしな所からシフトノブが生えているものの、操作し易かったり、荷物も沢山積めたり、車重に対して、パワーも有り余る程で、実は結構な名車なのでは…と買ってから思った車。

アコードユーロR（ABA-CL7）

ある人から、うるさくて乗り心地の悪い車を全否定されて、ついでに遠距離を楽チンに移動するために入手した車。今までの車のようにガタガタ、ピシピシ感は一切なく、内装のパネル間も植毛されているという上質な仕立て。ジェントルだけども踏めばタイプR並みという、今でも新車で買えるなら買い直したい車。

シビックタイプR（ABA-FD2）

うるさい車を全否定した嫌な人から離れる事になったので、今一度過激な車に乗りたくて入手した車。恐らく乗る人が乗ったら超高性能なのでしょうけど、それを知ることなく、乗り始めてすぐに椎間板ヘルニアが発症。腰に毛布を当てないと運転できないほどになり、如何に乗り心地を良くするかに執着したものの、この車では無理だ…と思い知らされた車。

ゴルフR（ABA1-KCDLF）

ヘルニアでも難なく乗れる車を求めて、探し続けたら輸入車という選択肢もあるか…と閃いた車。初めての外車、初めてのターボエンジン、初めてのAWDで初めて尽くし。ダンパーの減衰を「硬い」「普通」「柔らかい」からボタン一つで変える事が出来て、体に優しくかつ、相当速かった車。

V40クロスカントリー（DBA-MB5204T）

一台で何でもこなす事を訴えて、許しを得て入手した車。お洒落で上品な内装、なかなかのパワーで使い勝手は良かったものの、運転していてもFFのR-designの刺激やT4SEのような楽しさは感じられず…。本来はアクティビティ大好きな方にはぴったりな筈だが、一台で何役もこなす車は、自分には向いてないと悟った車。

アバルト595（ABA-412142）

足車との二台体制の許しを得て思い切った選択をした車。国産、ドイツ、スウェーデンでは考えられないほど、すぐにエラーは出る、チリ合わせも悪く、樹脂パーツの出来は悪い、新車なのにあちこち傷が…という品質でカルチャーショック。ただ、そんな事も30分ほど運転していると気にならなくなり、ちょっと時間が空いたら乗り回したくなる中毒性が…。何だか判らない謎の楽しさがある車。


…という感じで、とりあえず、運転していて楽しい（というより愉快？）と感じる度合いは、今までの車の中では間違いなくぶっちぎりで一番です。ただ、今は楽しい（愉快）ばかりが先行していますが、これから先、それに慣れてしまった時、この品質の粗っぽさをどう感じるか…そこは少し怖いです。