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2016年06月11日 イイね!

ミライース、インプレ

いきなりですが、購入から約3ヶ月、2600キロ乗ったミライースの私的インプレを。

急遽エッセからの乗り換えとなりましたが、保険屋との交渉が長引いたこともあり、ゆっくりと次車を検討する事ができました。
もともと背の低いセダンタイプが好みで、安いモデルを希望していたため、必然的にミライースとスズキアルトが比較対象になります。
ちょっと長くなりますが、ミライースを、アルトや前車エッセと比較してのインプレをしてみたいと思います。少しでも購入を検討されている方の参考になれば幸いです。
ただあくまで個人的意見ですのでそのつもりで。


まず外観。
これは好みで評価が分かれるところですが、シンプルで落ち着いたミライース、遊び心があり若々しいアルトといった印象です。
初代トゥデイが好きだったので、アルトのテールは結構好きですが、顔つきや全体のフォルムはミライースといった感じでした。
が、総合するとエッセが最高でしたね・・・(^^;


内装。
これはアルト、エッセと比べてもミライースの圧勝。
一般的にイースのシートはあまり評価が高くないようですが、自分的には良い印象でした。
低コストと軽量化の為に、インパネパネルなどをかなり肉厚を削って薄くしている感じではありますが、イースはデザインでうまく見せているようです。ゴテゴテな豪華さはあまり好みでは無いので、このくらいがちょうどいいです。
一方アルトは実用主義な感じで、収納の多さや使い勝手はイースより上な感じです。
一見先代のパッソ・ブーンのインパネに似ているように思えましたが、ちょっと見た目が安っぽいのが残念でした。イースはデジタルメーターを採用している為に余計に見た目の差が出たようです。
で、決定的に差が付いたのがリアシート。
軽セダンという事を考慮しても、両車共かなりの広さです。
ただ、やや大きめのシートを採用しているイースに対し、アルトは背もたれ、座面ともに若干寸法不足な感じがしました。
アルトは足元の広さを稼ぐためか、座面の前後長が不足気味で、前側を持ち上げてサポート性を上げているようでしたが、膝裏が浮き気味でちょっと落ち着きが無かったです。
イースは背もたれが若干立ち気味ですが、ファミリーカーとして使う分にはとりあえず合格です。
欲を言えばリクライニングとスライドがあれば更に良かったのですが・・・。
あ、あと無視できないのがリアのヘッドレスト。
イースは後期型になって採用されました。G系とX系が標準、L系とDがディーラーOPといった内容です。取り付けの孔は全車に設定されてるので、後からでも取り付けできるのが嬉しいところ。
アルトは、イースと同様に上級のXとSに標準。しかし、LとFには取り付け不可(取り付け孔すら無し)なのが残念。これはハスラーやジムニーなどスズキ車全般にいえる事ですが、低グレードはリアシート使用を考慮していないのか疑問に思えました。アルトはFグレードにMT車も設定していただけにちょっと残念です。


走り。
近所の街中の試乗だけなので大した違いは確認できませんでしたが、これはアルトの勝ち。
エンジンパワー的に差は感じられませんでしたが、アルトは車の軽さが効いていて、加速時の軽快さやハンドリングはアルトの方が上でした。
コーナーリングはイースなどのダイハツ車は若干ロールが大きめですね。


・・・ってな経緯でミライース購入となりました。
いろいろとファミリーカーとしての使い勝手を考慮した結果、快適装備がほぼ標準で、今回は4WD車を希望していた事もあり、特別仕様車の「XfリミテッドSA」という選択になりました。
個人的にはDでも良かったのですが、シンプルで使い勝手もいいLがイースらしいベストな選択だと思います。


で、ここからはミライースのインプレ。




チョイスしたカラーはダイハツ車の定番色、S28ブライトシルバーメタリック。
これに、ダイハツ純正のボディコーティング「クリスタルヴェール」を施工し、いわゆる「洗車・手入れのラクちん仕様」です(笑)



何気に気に入っているデジタルメーター。
ツートンインパネやピアノブラックオーディオカバーなど、ムダに豪華な内装です(笑)
ステアリングの位置が少し上過ぎるので、チルト機能で下に下げられるとベストです。



使う事はほとんど無いですが、軽セダンでフルフラットになるのはスゴイと思います。
これはカタログに載っていない裏ワザ♪



で、エンジン。いわゆるKF-VE3型。
KF-VE2型と比較して、クールドi-EGRやCVTサーモコントローラーの搭載は共通ですが、デュアルインジェクタの採用、アトキンソンサイクル化が大きな違い。
カタログパワーは52psから49psにダウンしていますがあまり違いは分からないようです。
このエンジンの違いにより、イースの後期型も更にチェンジ前後に分けられますが、見た目の差はリアゲートのエコアイドルエンブレムの有無と、リアタイヤ前のディフレクタの有無くらいのようです。

このエンジン、エッセの頃のKFとはまるで別物で、回転フィールはイースの方が軽くスムーズ。平坦な場所では、各部品の抵抗などまるで感じないように滑走します。
しかしパワー感はエッセの58psの方が上。KFの美点だったトルクの太さも、アトキンソンサイクル化により影を潜めてしまったようです。
あくまで憶測ですが、過去にダイハツはEF-VEの直噴エンジンをラインナップさせていた時期があります。これをKFにも採用し相乗効果で圧縮比アップ。そしてデュアルVVTでEGRの効率アップなどの改良を施せば、40km/Lにも近づくかなと。まあコスト的に全部は無理ですが、今年末に発売予定の新型ミライースに採用される可能性もあると思います。
そのカードを残すために、KF3はあえて直噴ではなくデュアルインジェクタの採用に留めたのかなと・・・。
はい、勝手な妄想DETH!(笑)

自分がCVTに慣れていないのもありますが、走りはエッセのMTと比べるとかなりモッサリ系。
エンジン回転が一定で車速のみ上昇する独特な感覚は、慣れるまで少し違和感があります。
アイドリングストップが作動可能な状態になると、更に高いギアで巡行する傾向になり、エンジン音が静かになり、燃費計の値がグングン上昇します。
ただ残念なのが純正のタイヤ。
昨年、BSのエコピアからDLのエナセーブEC300+に変更になったようですが、このタイヤがあまりいい印象がありません。ロードノイズが大きく、ザラザラ感を常に感じ、本当に転がり抵抗が小さいのか疑問です。
空気圧が高いのもあると思いますが、うちのフィールダーに履いているYHのエコスES31あたりの方が快適かも知れません。

アイドリングストップは、前期型の7km/h以下から11km/h以下に作動速度が変更になりましたが、条件にもよりますが10km/h以下くらいで確実に作動しているようです。
個人的には確実に停車してから作動でもいいと思いますが・・・。
減速途中でエンジンがストップしてしまうと、慣れるまではカックンブレーキの連続でした(^^;

SAは好みですね。
ムーヴとかはスマアシⅡに進化しているのでそちらの方が高性能だとは思いますが、VSCとTRCがセットで付いてくるので自分は付きを選択しました。
ただSA付き車は、ディスプレイに回生充電表示が無くなるのがマイナスポイントです。

今回はちょっと拘って、10数万円追加投資をして4WDを選択しましたが、雪道は今のところ未走行なので効果はまだ体感していません。
機能的には一般的なスタンバイ式オンデマンド4WDです。
前後輪の回転差を感知すると(前輪がスリップすると)後輪に駆動を配分するシステム。
たぶん交差点を曲がる時にも回転差を感知してビスカスが働いている筈ですが、普通に乗っている分には全く分かりません。
パートタイム4WDほど確実な駆動力は得られませんが、コンパクトで軽量な上、普段はFF状態で走行しているので燃費にも影響が少ないはずです。
知らない人が乗ると、これが4WDだとは気が付かないと思います。
FFモデルとの違いは、プロペラシャフトをセンターに通す関係上リアの車高が少し高く、かつFFよりもリアのトレッドが狭い、腹下に覗くデフ内蔵のホーシングなど。走行中も段差越えの時にリアのバネ下重量が若干重く感じるくらいです。

この車の一番のウリである燃費ですが、参考までに4WDモデルのカタログ値はJC08モードで32.2km/L。
3ヶ月間乗った平均値は、片道4kmの通勤のみ(渋滞あり)で約16~18km/L。
週末に、郊外の幹線道路を流れに乗って走ると約27~30km/L。
高速(アップダウンが多く流れが速い東北道の場合)で約24~27km/L。
アンダーパワーが災いし、高速では若干落ち気味ですが、一般道路ではカタログ値に近い数値を叩き出します。
やはりイースの得意分野はシティユースなんですね。
しかし普通に燃費を意識することなく走っても、エッセECOのカタログ値を軽く超えるあたりに10年分の進化を感じます。



↑ちなみにこんな感じでカタログ値を上回ることもしばしば。
平均燃費計の数値が比較的正確なので、これに近い値は出ていると思われます。

よく、エコカーのカタログ値と実燃費の差が大きいなんて言われますが、いくら車が低燃費に進化しても、それを操る人間の運転技術が反比例して退化しているようでは車が勿体ないように思いますけどねぇ・・・。
もちろん走行条件が第一条件ですが、例えば、渋滞の多い道路を走る機会が多ければハイブリットやEV、高速などを使って長距離するならばトルクのあるディーゼルなど、特性や使い方などを吟味して選べばコスパの高い車を見つけることができると思いますけどね。
燃費性能の高いプリウスで、高速を爆走して「燃費悪い!」なんて文句言われても・・・。
未熟な自分でも、ちょっと意識すればカタログ値に近い値は出せます。
参考までに!


いろいろずらずらと書いてしまいましたが、ハッキリ言ってこの車、運転を楽しむような性格ではないです。
エッセのMT車であれば、トルクのあるエンジンと軽い車体、造りもシンプルなのでちょっと弄ればサーキット走行も楽しめる車に変身します。
それに比べれば、CVTのみ設定のイースはツマラナイと評価されてしまうのもやむを得ないと思います。
でもこの車、初めて試乗した時から妙なフィット感を感じました。楽しいとか楽しくないとかとは違う、もっと乗りたいと思わせる「何か」を感じました。
それが何かと言われてもうまく表現できません。たぶん感覚的なものです。
だから、「なんでイースにしたの?」と聞かれても、「さあ?」としか答えられません。
周りから見ると、エッセの時のように拘っている訳でもなく、ただ漠然とノーマルで乗っているように見えるけど、実は本人は結構気に入ってマス♪


検討されている方の参考になったかどうかは疑問ですが、ミライースとはこんな車なんだと知っていただければと思います。


ではでは(^_-)-☆


Posted at 2016/06/11 16:03:56 | コメント(4) | トラックバック(0) | ミライース | クルマ

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ダイハツミライースに乗っています。 不必要に弄り倒す事は無いので、弄りネタには乏しいです(笑) ほぼノーマルの車に乗りながら、実はかなりマニアックな...
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