ピンポーン
※長文の為、携帯での閲覧非推奨
※へびめたさん陰陽座に悶絶中の為、日本語になってませんw
※興味のないはスルーでw 人生は案外短い!時間を大切にw
さて、発売より
約1ヶ月。
買った時の
ファーストインパクトは
ちょっと悪く
前々作の魑魅魍魎や
金剛九尾のような
キャッチーさは無く
聴き込む必要がある
スルメ作品なのか?と
思わせた、あの日より
ひと月の時間が経ちました。
まず、作品に対する疑問がひとつ。
「なぜにダウンチューニング?」
陰陽座の売りである黒猫さんの
ハイトーンヴォイスと、瞬火さんの
ん?「またたび」って一発変換出来たw
最近のPCって賢いね♪
え~っと、瞬火さんのハイトーンヴォイスを持ってすれば
なんの問題もないはず。
いや、ダウンチューニングにする事の弊害の方が心配。
ベースの音が埋もれちゃうんじゃないの?
兄者の好きなスライドが聴こえない?
そんな疑問を抱えながらのひと月。
コンセプトアルバムって事もあっての
ダウンチューニングなんだろうけど・・・・
う~ん。
って、考えながらの一か月でしたw
風の音と鬼の泣き声のようなSEから
叙情的なピアノで入るインストの1曲目。
コンセプトアルバムの定番ともいえるインストで
今回のアルバムは始まり、黒猫さんの一声で一瞬、ちょっと焦るw
間髪入れずに強烈なリフから始まる2曲目「徨」
メインヴォーカルを瞬火さんがとっており
サビでコーラスとして入る黒猫さんとのミックスした
歌声は、さすが陰陽座の真骨頂であると言える。
そしてサビあとに入る黒猫さんのワンフレーズが伸びやかで気持ちいい。
コンセプトアルバムという事もあり曲間のブレイクはほぼなく
力強いギターで始まる3曲目「産衣」
ミドルテンポでおどろおどろしい昔の陰陽座を感じさせる曲。
ダウンチューニングのせいか、テンポの遅いギターリフが
もう、いちいちカッコいいw
うめき声のような息づかいより始まりこれから何か起こることを
感じずにはいられない4曲目「膾」
瞬火さんのセリフのようなAメロ。
今になってダウンチューニングが効いてきているw
重さが、ギターリフの重さが心地いい♪
そして、その重さとコントラストを分けるかのような
ハイトーンな黒猫さんの歌声に酔いしれる。
また、サビ後にある「鬼になれぇ~、鬼になれぇ~っ」て一緒に大合唱したくなる
フレーズはまさにライブ向け。
書いてるとちょっとおかしいけどw
そして、曲は一変。祭囃子のようなイントロで始まる5曲目「鬼拵ノ唄」
これも陰陽座得意の曲調。こんな曲に唄をノセれるのは
正直、黒猫さんしか思いつきませんw
ワウが軽く効いたギターサウンドが和音階に相まくる。
ストリングスと神秘的なシンセサウンド、そして
シンセのコーラストーンで始まり、重ねて入るピアノと鈴の音。
リズムを取るのはリムショットかカウベルの単音。
そこに語るように黒猫さんの唄が漂う。6曲目「月光」
バラードです。ピアノとの独唱といえば「星の宿り」
あのインパクトは凄かった。そしてこの「月光」もそれに負けじと
黒猫さんが艶やかに唄いあげます。
フィンガリングが聞えるアコースティックギター?で入るのは
7曲目「柘榴と呪縛」
なぜか懐かしかを憶えるメロディー。これは金剛九尾の時にも感じた
昭和歌謡曲の流れ。嫌いじゃないです♪
ソロでのアコースティックギターも必聴です。
さすがコンセプトアルバムと言わんばかりに
演出的なSEが効果的に曲のイントロを盛り上げる。
そしてコレぞ、メロディックパワーのお手本のようなリフより
一変、ちょっとスラッシ―なメロディで始まる8曲目「鬼子母神」
アルバムタイトル曲なのに、怪しい雰囲気はバッチリだけど
何か勢いに欠けるなぁ~、なんて思っているとやられますw
ギターソロ。マジでヤバイ!今回、ワウ多目ですw
そしてピロピロいっちゃってると思いきやいきなりの複雑な
メロディの展開に圧巻です。
ここでもダウンチューニングの恩恵を受けた重いリフがカッコいい
9曲目「怨讐の果て」
タイトルの割にはメロディが勇ましく、赤穂の仇討の行軍のような曲。
復讐の序曲とするならば、カッコいいですねぇ~♪
アルバムもそろそろ佳境に入る10曲目「径」
今回のアルバムはシンセサウンドが結構入ってます。
この曲もイントロのリフ中、裏ではストリングスを常に鳴らしています。
曲調によってはストリングスは暖かさを助長したり
心寒さを助長したりとどんな感情表現にもこたえられる万能サウンド。
ストリングスに乗せるギター、歌声。すべてにおいて持つ色を
より鮮明に表してくれます♪
もうアルバムも残すところ数曲となってるのに
まだミドルテンポのパワーバラードで攻めてくるの?
そろそろ疾走キラーチューンをって思いながらも
Aメロで力強く唄いあげる瞬火さんの唄声。
唄メロ先行で後からついてくるギターに気持ち盛り上がるのも必然。
サビで愛塗れる二人のヴォーカル。ヘドバンせずにはいられませんw
そしてここでも、ツインリードのギターソロ。ユニゾンプレーに失禁w
最後のサビでのビブラートの波長まで揃えてくるとは!これいかに!でっせ!!
このまま、疾走かと思いきや
ここでもスローテンポな11曲目「紅涙」
いやタイトルでもバラードってわかりますけどw
もういいんじゃないっすか!瞬火さん。お預けわw
そろそろ行っちゃいましょうよ。ほらもう、ここで行かなきゃ
後、1曲ですよ。ね、アルバムラストは陰陽座定番のお祭りソングでしょ!
その前に1曲、弾けるような、誰が聞いてもわかるようなメタル定番キラーチューンですよw
なんて、私の心の叫びは届くわけもなく、確実にそして終焉に向けて着実に
唄いあげる黒猫さんとそれを盛り上げるギターソロで曲は終わり
再び、アルバム最初のインストにもどり悶絶モノのギターリフ。
そして「華奈、行こう」の黒猫さんのセリフより曲調は一変。
最後はお祭りソングだと思ってたのにぃ!
「いい意味で裏切られた」!と誰もが何十回、いや何百回と言っている
定型文を投げかけるしかない12曲目「鬼哭」
最後の最後で来ました!疾走メロディックスピードメタルぅぅぅぅ!
このアルバム中で聴くのは3回目ともなる1曲目のインストのメロディーも
ギターソロ前となると、これまた別モンですわ!
ツーバスでドコドコ定速疾走のドラムの中
ジューダスのツインリードが伝説となった今(KK脱退ってことで)、
ギターツインリード協会理事は彼ら以外にいない!といわれる
日本屈指のツインリードソロが堪能できます♪でもソロ短め。そこがまた潔いい♪
最後の最後まで、得意のビブラートを震わせながら力強く叫び続ける
黒猫さんが実にカッコいい。おっとこまえです♪
アルバム通しでいうと、少しマッタリとした作品であるのは確かだけど
そこはスルメ作品の特徴。聴く回を増すごとにハマります♪
コンセプトアルバムという事で、
このアルバムの脚本「絶界の鬼子母神」を読んでこその作品なんでしょうが
アルバム単体としての破壊力はマジモンです。
本、売ってるのかな?アマゾンで検索だーww
あと、一つ付け足すとすれば、ゴーストトラックでお祭りソングは欲しかったw
ライブやツアーで最後を盛り上げるのは最新のお祭りソングじゃないとw
DVD買わないぞw
ライブ行けよって話ですけどねw