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soundproの愛車 [トヨタ ハイエースワゴン]

整備手帳

作業日:2021年9月2日

ハイエースをサイバーナビとBLUEMOONスピーカーでサウンドアップ♪

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目的 チューニング・カスタム
作業 ショップ作業
難易度

上級

作業時間 12時間以上
1
みんな大好き!200系ハイエースの事例ご紹介です。

ハイエースは1967年(昭和42年)に発売された、キャブオーバー型の乗用/商用車で、ランドクルーザー(1951年~)、クラウン(1955年~)、カローラ(1966年~)と並んでトヨタを代表するロングラン・ブランドです。

その積載量の大きさとトヨタならではの丈夫さで、発売以来、事業用/自家用分野で幅広く愛されてきました。
とくに近年では、競技用バイクなどを運ぶ「トランポ」や、キャンピングカーなどのホビー用途の市場が大きく伸び、また主戦場の事業用分野においても、貨物輸送に加えて、材料と工具を一式積み込んだ、職人さんの移動事務所(兼仮眠所)としても活躍の場を広げています。

また、その基本性能の高さから海外での人気も高く、(大変に困ったことですが)ランドクルーザー、レクサスLX、アル・ヴェルなどと並んで、盗難車両の上位をマークしています。

その外観については、普通?か幅広か、時々背が高いのもあるような・・と、素人目には全体でどれくらい種類があるのかよくわかりませんね。ユーチューバーみたいでナンですが、一度ちゃんと見ておこうと諸元表で確認してみました。
現在はバンとワゴンとコミュータの3カテゴリから構成されていて、全長で3種類、全幅で2種類、全高で4種類に分かれています。

200系ハイエースの車体サイズデータ
全長・全幅・車高の種類
単位mm 全長
(3種類) 車幅
(2種類) 車高
(4種類)
①ロング・4695 ①標準1695 ①標準ルーフ・1980
②ロング・4840 ②ワイド1880 ②ミドルルーフ・2105
③スーパーロング・5380 - ③ハイルーフ・2240
- - ④ハイルーフ・2285
カテゴリ グレード 全長 全幅 車高
バン スーパ-GL
(4ナンバー) ①4695 ①1695 ①1980
スーパ-GLワイド
(1ナンバー) ②4840 ②1880 ②2105
DX
(4ナンバー) ①4695 ①1695 ①1980
(ジャストローは1985)
DXハイルーフ
(1ナンバー) ①4695 ①1695 ③2240
(ジャストローは2285)
DXスーパーロング
(1ナンバー) ③5380 ②1880 ④2285
ワゴン グランドキャビン
(3ナンバー) ③5380 ②1880 ④2285
GL/DX
(3ナンバー) ②4840 ②1880 ②2105
コミュータ GL/DX
(2ナンバー) ③5380 ②1880 ④2285
2021年8月調べ。

配送系の商用や、職人さん、トランポ向けがバンで、一番多様性がありますね。乗用のワゴンはリッチな個人オーナー用で、全てワイドボディで10人乗り。マイクロバス的なコミューターは公的用途やテレビ局でしょうか、こちらは14人乗りでタイプは1種類に絞られています。

彼を知り己を知れば百戦殆からず。宇宙の広がりのように思われたハイエース銀河系も、数えれば8種類ということでした。
ネタ元をご確認なさりたい場合は以下をご参照ください。

バンの諸元表
https://toyota.jp/pages/contents/hiacevan/005_b_023/4.0/pdf/spec/hiacevan_spec_202107.pdf
ワゴン・コミューターの諸元表
https://toyota.jp/pages/contents/hiacecommuter/005_b_013/4.0/pdf/spec/hiacecommuter_spec_202107.pdf


かなり前置きが長くなってしまいましたので本線に復帰します。
今回ご登場のハイエースは乗用3ナンバーワゴンのGLです。上で予習したようにワイドボディでミドルルーフのボディを持っています。
今回は新車にお乗り換えに伴う載せ替え+一部機器更新でご入庫頂いたのですが、これまでにお乗りになられていたクルマもハイエース!!ただし、これまでは標準ボディのバンでしたので、念願のワイドボディに昇格♪♪ということで、ウキウキ気分でのご入庫となりました。


カロッツェリアのサイバーナビをセンターに据え、愛用のアンプも加えた上質なフロント2wayに、最新のドライビングユーティリティを加えて、ハイエース愛を貫くオーナー様の新居が整いました。

ちょっと手がかかった8インチワイド搭載プロセスも含めて、施工の様子をどうぞご覧ください♪
2
システム概要としては、ナビヘッドをソースとしたフロント2wayで、そのうちウーファーのみ長年ご愛用の外部アンプを通して増幅しています。
ドライビングユーティリティとして欠かせない前後ドラレコとETCもナビに連動させました。

○ナビ
カロッツェリアのサイバーナビAVIC-CL911(オープン)です。このナビと後出のスピーカーは今回新規でお買い上げいただきました。
新車ご購入に際し、サイバーナビの導入が念頭にあったとのことで、ディーラーオプションのETC2.0もカロッツェリア(パイオニア)に適合する製品をお選びいただいておりました。

最近のナビは大画面化が進み、各社とも大きくなったのですが、さらに浮かして11型を目指すか、2DINワク+αで粘るかの二択になっています。
前者だと、①BIG-Xで押しまくるアルパインか、②陽キャラがたまらない綾瀬はるかさんでおなじみストラーダのパナソニック、そして③オーディオ業界の名門であるケンウッドの3社。後者では、①ナビ業界の文字通りパイオニアであるサイバーナビのカロッツェリアか、②ナビ機能付きハイエンドオーディオデッキという新しい地平を切り拓いたド名門・三菱ダイアトーンのSOUND.NAVIの2社勢力に分かれています。

こう見てみると、大きさという時流を追って軽々とフローティング形態に飛翔した陣営と、自社固有のハード特性にこだわりたかった陣営とに別れているような格好ですね。(腰が重いはずの名門ケンウッドはなかなかの英断だったようにも見える)

で、ワイドボディのハイエースとの接点に戻しますと、デカイのがいいしー♪と乗っていける方は、2DINスペースにフローティングタイプをポンとつけて終わりなんですが、8インチ以上のサイバーナビorサウンドナビが良い。となると、一定の加工が必要になってきます。
ラインアップには8インチワイドと9インチワイドがありますが、○9インチを入れるとなると、画面下のハザードボタンの移設とカップホルダーの撤去が必要になり、まあまあハードルが高くなります。○8インチワイドに関しては(知る限り1社だけ)パネルキットが出ていますので、これを使えばつけられます。

で、今回の車両の前提条件なんですが、ダッシュボード全面にキレイなシルバー木目調のカラーパネルが取り付けてありましたので、前出のパネルキットがすんなりと付くか不安がありました。ということで、この化粧パネルを活かした上で、カナテクスから標準ボディ・ハイエース用に発売されている8インチワイド用パネル(フルハーネス付き)を加工してフィッティングすることにしました。(コスト的にもワイドボディ用パネルキットを買うより安くあがりました)

○スピーカーとアンプ
スピーカーは当店熟れ筋のBLUE MOON AUDIOのミドルクラス・AX165(税込93,500円)をお選びいただきました。
台数ベースでは、リーズナブルなSX165が一番出ていますが、プライスと性能(情報量)がキレイにリンクしているブルームーンオーディオだと、試聴しすぎは危険です。今回は少しお悩みいただいたのち、ミドルクラスでお決めいただきました。

今回はウーファーをしっかりデッドニングしたドアに取り付けて、ツイーター設置場所のないハイエースにうってつけな、砲弾型ツイーターポッドを使って、オンダッシュ取り付けしました。

ナビとの接続については、4chの内蔵アンプを全てフロント側に割り当てるバイアンプ接続としました。
バイアンプにつきものの帯域分割の問題については、カロッツェリア/サイバーナビならではの内蔵DSP機能である「ネットワークモード」に設定し、ナビからの出力段階で帯域を分けるので、途中でネットワークは使わない接続方法をとりました。一般的にはこの接続で十分な情報量のある音を楽しめるのですが、ウーファー側の出力については、苦楽を共にしてきたエイジュのハイエンド2chアンプを噛ませて、さらに上質な増幅を目指しました。

○ドラレコとETC
社外ナビを選ぶ動機の半分くらいは、メーカー純正の周辺機器とのシームレスな連動にあるのではないでしょうか。
今回のサイバーナビと二人三脚してくれるのはカロッツェリアの2カメラドラレコVREC-DS800DCです。単独カメラ2個と、ドラレコ制御部本体から構成されますが、本体には原則さわらずにナビ側からフルオペレーションできるようになっています。
(ディーラーさんで取り付けてもらっていた)ETC2.0も同様ですね。すべてのインテグレーションが整って、シームレスな操作環境を手に入れることができました♪
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まずはナビ交換後の状態からご覧ください。

8インチワイド(8V型)モニタを装備したサイバーナビ(AVIC-CL911)が収まっております。
ナビモニタを囲うマットグレーの部分が、今回加工して取り付けたカナテクス製のフェイスパネルですね。

ワイドボディ車両の純正のコンソール部分は、7インチの2DINが2つ並んだようなレイアウトになっていて、ごらんのように左側がポケット、右側が2DINになっていて、中央がカベで仕切られています。

今回8インチワイドを取り付けるにあたっては、このカベを取り払わずに済ませたい。というのが強めの要件になりました。加工の手間がかかる上に、ポケット側の使い勝手も見栄えも若干低下しますので。

ということで、なんとか収まるように右側に寄せて位置決めをして、結果、写真の状態に持ち込むことができました。
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こちらが加工済みのフェイスパネル本体です。

もともとは標準ボディ用のパネルではありますが、8インチワイド用なので開口部はオリジナルのままで手を加える必要はありません。しかしながらダッシュボードに接する四辺は当然ながらまーーーったく合いませんので、不要な部分を切り落としたり、ギャップを埋めたりと、パテを駆使して造形して、塗装して仕上げました。

ひととおり加工取り付けしてみて思ったのですが、前出のリンク先の8インチワイドパネルキットは6万ほどのコストがかかるものの、比較的簡便に取り付けられるのは大きなメリットですね。頑張ればDIYも可能かもしれません。
しかしながら、ナビのフェイス面の四辺が化粧枠で覆われず、ガツンと顔を出した感じになる点が賛否わかれるところかなぁと思います。

これに対して、今回やってみた方法だと、四辺が均等に化粧枠で覆われますので、仏教国の空気に馴染んでるように思いました。
コスト的には加工のベースとなる標準ボディ用パネルキット代と加工賃も含めて5万程度です。サイバーナビorサウンドナビの8インチワイドを入れたいとお考えの方は、検討の選択肢に入れていただければと思います。
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ダッシュボード側の構成部品をばらしているところです。

もともとついていたキレイな木目パネルを一旦取り外して、今回制作したパネルのフィッティングと、ナビ取付金具の足場づくりなど、いろいろ作業しました。
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200系ハイエース(6型)のナビヘッド→アンプ→フロント2wayの事例のメインユニットと枠の加工を御覧いただきました。
次回は、フロントドアスピーカーからアンプまでのオーディオ編をご紹介いたします。

今回のエントリの状態だけを切り取ると、その他多くのフロント2way事例と大差ないように見えますが、長年聴き慣れたハイエンドアンプを連れてきたことで前車からの歴史がつながり、見た目以上にオーナー様好みの音色の世界に仕上がっているのです。

音声データの入り口の方は、CD/DVD、SD/USBとメディアが変わったり、DSPで信号そのものをいじったりと、それなりの技術革新がありますが、中流・下流のアンプ・スピーカーはほとんど時間が止まってる世界ですので、出会いに恵まれると長きに渡って付き合うことができます。
なんでもかんでも商品サイクルが高速回転する時代にあって、なかなかいい趣味じゃないかと思います。


今回の事例では、規格サイズ以上のナビを取り付ける加工もご紹介しました。
標準の7インチに対して、8インチワイド、9インチともに加工取り付けは可能ですので、どうぞご相談ください。

本文で触れましたように、8インチワイドを超えてくると、カップホルダーが使えなくなったりハザードの移動が必要だったりと、格好が変わってきてしまいますし、加工賃もそれなりになりますのでハードルが高いですが、8インチワイドまでなら現実的です。

サードパーティーで発売されているワイドボディ用8インチキットをつかう手もありますし、今回のようにパネルの流用によってナビ本体の四辺をキレイに覆う手もあります。お好みに応じて対応させていただきます。


ドラレコ・レーダー・ETC取り付けなどの軽作業から、スピーカー取り付け、旧型車のオーディオリフレッシュ、果てはフルオーディオまで。
ご希望とご予算に応じて柔軟にプランさせていただきます。
どうぞお気軽にご相談ください♪

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電話もお気軽に♪03-5913-8450です!

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