目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
バンビィ号の燃費は 街乗りで 8km/ℓ前後、
高速で 12km/ℓがやっとなことに不満を持っていましたが、
『古典的』 ECU(電子制御ユニット)リセット&学習を行ったところ、高速で 15km/ℓ前後にまで改善したので、
オカルト的な対処法としてアップしておきます。
2
なお、本来のECUリセット&学習は、HDS(ホンダ・ダイアグ・システム)を PCに接続して行います。
(Dでの作業工賃 1,890円)
(定期点検時等に依頼すれば工賃無料になるかも?)
ECU (電子制御ユニット)には、車の制御に必要な適正アイドリング回転数などの補正値や、失火検知などに用いられるクランクセンサパルスの正常パターンなどが記録されています。
以前の車では、バッテリ(-)端子の取外しにより ECUへの電源供給が遮断されると、これらの学習値などの重要な情報もクリアされていましたが、
最近のHONDA車では、重要情報は保持されるようです。
それでは何故、オカルトな古典的 ECUリセット&学習を行って、燃費が向上したのでしょう?
実際のところはよく分かりませんが、重要ではない情報がリセット&学習された結果ということなんですかね…
まっ、とにかく燃費が向上したという事実があったので、『オカルト対処法』 を紹介します。
3
【 1. ECUリセット】
以下の何れかの方法を実行します。
○ バッテリー(-)端子を外して 5~10分程度放置
・ ECU内のコンデンサーの完全放電待ち
・ オーディオ/ナビ等の設定データがクリアの可能性
○ ヒューズBOXより ECU用ヒューズを 10秒以上抜く
・ (多分) 39番ヒューズ (15A) 「PGM-FI IGP」
・ オーディオ/ナビ等の設定データは保持
〔HDSによる場合〕
運転席側ダッシュボード左下の「故障診断カプラ」に HDSを接続した後、イグニッションスイッチ ON(II)の状態で 「ECUリセット」 を選択・実行。
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【 2-1. エンジンのアイドリング負荷の学習】
① A/C、オーディオ、ナビ、ライト類など全電装品をOFF
② イグニッションスイッチを ON(II)にし、2秒間保持
③ ボンネットを閉めた状態でエンジンを始動し、ラジエターファンが 2回作動するまで (=水温が 90℃以上になるまで) 暖機運転
④ NまたはPポジションで 5分間アイドリング
(ラジエターファン作動時間は 5分間に含めず)
〔HDSによる場合〕
③水温チェックを PC画面上で行うこと以外は、オカルト対処法と同一。
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【 2-2. クランクパターンの学習】
① A/C、オーディオ、ナビ、ライト類など全電装品をOFF
② ボンネットを閉めた状態でエンジンを始動し、ラジエターファンが 2回作動するまで暖機運転
③ エンジン回転数 3,000rpmで 2分間以上暖機運転
(近所迷惑にならない場所でやりましょう!)
④ Lポジション(CVT車)/2ポジション(AT車)で、回転数 2,500rpmから 1,000rpmへアクセル全閉で減速
(後続車が居ない時にやりましょう!)
⑤ ④を数回繰り返し
〔HDSによる場合〕
イグニッションスイッチ ON(II)状態で 「クランクパターン」 を選択・実行。
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ラジエターファンが 2回作動するのに結構な時間が掛かりましたが、それ以外はとっても簡単です。
バッテリー交換後やバッテリー端子を外して作業した後に低回転トルクが痩せてしまったときや、
プラグや吸気/排気系等の交換後やアーシング等の施工後にエンジンの調子に違和感を感じたときに、
オカルトとして 『古典的』 ECUリセット&学習を試してみるのもイイと思います。
もちろん一番確かなのは、DにHDS利用による作業をお願いすることですが…
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