タイヤローテーション

タイヤの溝を、ときどき指でほじってみるのです。スリップサインのところを。
スリップサインが出てきちゃっていたら論外ですが、溝の残りがどのくらいか気になるので。

納車から7か月、約1.3万kmなのですが、どうも前輪が後輪の倍くらいの早さで減っている様に感じます。ちゃんとした道具で測っている訳ではありませんが、スリップサインが出てくるまでの残りが、前輪は後輪の半分くらいしか無い。

この冬季は冬タイヤを購入せず、雪や氷のある地方には出かけずに過ごしておりましたので、この7か月1.3万kmはずっと納車から履いているGoodyear EfficientGrip Performanceのままでした。

いずれはオールシーズンタイヤの導入を目論んでおりますが、それまでは現行のタイヤをキレイに使っていきたいのです。

前輪だけ先に逝かれては困るので、ローテーションをすることにしました。

C5Xのホイールには、ブレーキ冷却用の風車のフィンが付いています。その関係で、右側用ホイールと左側用ホイールが存在します。
よって、対角線上のホイールをＸ印の様に移動させることはできず、右前と右後、左前と左後で入れ替えるようにします。

規定の空気圧は、前輪が220kPa、後輪が210kPaですので、前後を入れ替えたら調整が必要です。

（ホイールボルトの締め付けトルクは、C5Xの場合100Nmだそうです。）

ウチに来て、初めて靴を脱ぎました。

ホイールを外した機会に、観察…

これは右後輪を右後ろからみているところ。
ダンパーにサブタンクが付いていて、ダンパーの減衰力調節ネジを電動モーターで制御しているらしいことが見て取れます。

ん～、クーペフィアットに付けたアラゴスタのダンパーは、これを停車しているときに手で回して調整しなければなりません。
しかし、C5Xは、セットしたドライブモードに応じて、この調節ネジをクルマが勝手に回して、走行中は常に調節し続けてくれる様です。

アドバンスドコンフォート アクティブサスペンションと呼ばれる所以です。
（詳しい解説は以下に↓）
https://mobilitech.jp/?p=3739

これは、右前輪を右斜め前から見ているところ。

こちらのダンパーも減衰力調節ネジの電動制御のカラクリが見えます。

初めて乗った人は、低速で走り出すと、恐ろしくソフトな乗り心地で、コレ大丈夫か？と思うかもしれませんが、速度や舵角や転舵の角速度やアクセルやブレーキの踏み込み量や、（セールスマン氏曰く）カメラで前方の路面の画像などの情報をもとに減衰力を継続的に調整し続けるため、少々強引な操作をしたとしても、グラッと腰砕けに姿勢を崩したりしないのです。このアクティブサスペンションの感触、完全にシトロエンXMのあの感じにそっくりです。
（詳しくは、上記のリンクから解説をご覧ください。）

総走行距離：12986km

タイヤ4本ローテーション　4,000
前後空気圧調整　上記に込み
消費税　400
ショップのYoutubeチャンネル登録割引　-100

総計　4,300

重いクルマで、おまけに電気モーターの大トルクがかかりますので、駆動輪の減りは意外に早く、なんだかんだで半年毎のローテーションが必要なことが判りました。オールシーズンタイヤを導入したとしても、このタイヤ交換屋さんには通い続けることになりそうです。
（しがない集合住宅住まいの者には、ゆっくりタイヤの脱着をしている場所もないのが定めとか…T_T）