リアタイヤハウス デッドニング調整

先回のフロントハウス側デッドニング対策でかなり効果があったのでリアハウス内もトライします。

まず、ライナーを取り外します。
画像は、車両右側の場合です。
基本、フロント側と同形状のクリップで留まっていますが、指で回すナットタイプもあります。
フロントよりは作業的には楽です＾＾
ジャッキアップすればタイヤを外さなくても作業できます。

※車両左側は若干クリップの位置が違います。

取り外したライナーは、フロント同様、不織布を固めたような材質で制振シートが密着しないので、制振スプレー（ノイズレデューサー）で比重調整します。片側１本使い、染み込ませる様に2回重ね塗りします。
※純正シンサレートは取り外します。

その後、CSDB−5Mを全面に貼って遮音対策をします。（100cm×32cmでやや貼りきれない部分がありますが許容範囲です）
組付け穴は開けておかないと後の取付けが大変です。
※厚み5mmであれば、車両への組付けクリアランスは問題ないです。

リア側ハウス内には雨水などが殆ど回り込まないので、CSDB-5Mの上にシンサレートを貼り、吸音効果を持たせます。
（11/19追加）

続いて、鉄板部は画像黄色線内の鉄板厚が薄く反響するので、チッピングコートを皮スキで地道に剥がし、レアルシルトを貼ります。（画像は車両右側）
脱脂した後、シャシーコートブラックを3回ほど塗り重ね、チッピングコートを剥離した時に傷ついた鉄板部の保護とハウス内の見栄えを良くします。

車両左側も基本同じ事をしますが、給油パイプが意外と共振するので短冊状のレアルシルトで対策します。
鉄板部とパイプの間にはライナーに付いていた純正のシンサレートを詰めておきます。

リアバンパー裏の画像の位置にも短冊状のレアルシルトを貼って制振対策します。

あとはライナーをもとに戻すだけです。


効果はリアからのロードノイズが減り、全席で静粛性が感じられるレベルになりましたが、アクセル付近フロア下や特にBピラー下からの騒音侵入が目立つようになります。