Ⅲ型ﾌｪｲｽﾁｪﾝｼﾞ[③ﾍｯﾄﾞﾗｲﾄ交換作業編]

Ⅲ型のヘッドライトの装着をしていきます。

Ⅲ型ハイエースの場合、標準装備のハロゲン２灯式ヘッドライトと、上級グレードにオプション設定されているＨＩＤロービームの４灯式ヘッドライトの２種類ありますが、
自分の場合は社外品のＨ４のＨＩＤを装着しているので、標準の２灯式ヘッドライトを移植する事にしました。

ヘッドライトの振れ防止とバンパーの振れ防止を兼ねたバンパブラケットもⅠ･Ⅱ型とⅢ型で形状が異なり、本来ならばブラケットの交換も必要ですが、車体側と溶接によって固定されており、溶接をもんでまで外して新たにⅢ型用のブラケットを車体側にネジ穴開けて装着するのは大変なので、
このバンパブラケットに関してはⅡ型のままでⅢ型フェイスチェンジに挑もうと思います。

Ⅲ型ヘッドライト本体側のステー(“キラキラ”で囲った部分)がⅡ型バンパブラケットに干渉してしまうので、画像のように干渉する箇所をバッサリ切り落とします。

左右のヘッドライト共にカットします。

糸ノコなどでカットしていきますが、切り粉が出るのがイヤだったので、今回はカッターナイフで切りました。

本来ならばブラケット形状ピッタリに切断すれば良いのですが、ゆとりを持って大きめにカットしました。

ヘッドライト本体の加工はこれだけでＯＫです。

Ⅱ型バンパブラケット側のヘッドライトステーを固定するプラスチック部品(ブラケットに鎮座している部品)がⅢ型ヘッドライトのステー形状と合わず、このままだとヘッドライトが奥まで入らないので撤去します。

〔Ⅲ型ヘッドライト本体のステーのカットをバンパブラケットの形状通りに完璧にやれば問題ないかも知れませんが、そこまでやるのは流石に面倒くさいので…(汗)〕

撤去後の画像がこちら。

これでⅢ型ヘッドライトが干渉することなく装着出来ます。

実際にⅢ型ヘッドライトと合わせてみたところ、ヘッドライト本体ステーをばっさりカットした事もあり、バンパブラケットとの隙間が大きかったので、
バンパブラケットに厚めのクッションテープを貼り、ヘッドライトステーとの隙間を詰めました。

ヘッドライトステーが固定されなくても全く問題なさそうですが、バンパブラケットに貼ったクッションテープにより本来の“振れ防止”の機能を果たしてくれそうです。

Ⅱ型バンパブラケットをそのまま使用しても上記３点の加工をすればⅢ型ヘッドライトが装着出来ます。



…そしてもう１点、バンパーを装着する際に、Ⅱ型バンパブラケットとⅢ型バンパーの振れ防止用の爪の幅が合わずバンパーがピッタリ合わせずらい問題がバンパーを装着する際に発生しました。
〔Ⅱ型バンパブラケットよりもⅢ型バンパーの爪のほうが幅が広い〕
そのため、出来ればⅢ型ヘッドライトを装着するための加工をする時に、Ⅱ型バンパブラケットのサイドの耳(折り目)をプライヤーかペンチで曲げて平らにしておく事をオススメします(○印の部分)。

曲げると色が剥げるのでタッチアップは忘れずにしておきたいところですね。

これで問題無くⅢ型ヘッドライトが装着出来ました。