目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
12時間以上 |
1
最初はローターとパッドの交換で終わるつもりだった
交換後のテスト走行で
ストッピングパワーにどうも不安が残り
調査してみるとどうやらバキュームホース(マスターバックの真空レベル低下)が怪しいので
今回は熱による経年劣化が
速いフランジ、前後バキュームホースも交換
樹脂、ゴム系も含めて
結局フルレストアすることにした
ローター、パッド、ホース、キャリパピストンシール、ダストブーツ、フルードその他ショートパーツ全交換
2
クーラントフランジは純正品交換。
真ん中の細いやつがバキューム接続部
交換自体はボルト3本で可能
バッテリーを外さないと手が入らない
3
上記のフランジに接続する
バキュームホース前後交換
(経年劣化のバキューム漏れの犯人)
4
ブレンボ製ブレーキパッド(ブラック)
レッドより初期制動の立ち上がりが
速いらしい
5
ブレンボ製ディスクローター
アタリの問題があるので
あえて新品にした
ブレーキ整備はその構成から
単純作業ではあるのだが
生命に関わるだけに慎重に慎重を重ねるくらいで丁度いい
次の項では自身の失敗と経験から
学んだ内容を記すので
必要に応じて参考とされたい
ブレンボのコピー粗悪品は結構有名な話だが
★リア、パーキングを解除したとたん
バキバキと異音が響き無残にもライニングがディスク張り付いていた
新品から数ヶ月以内での出来事だった
★更に所有する軽ではボッシュ(台湾製)Fパッドが装着から
数千キロでライニングが丸ごとバッキング剥離して脱落した
両方とも大事に至らなかったから不幸中の幸いだが
ブランド製品だから安心といえない具体例だ
製造国が重要な意味をもつ出来事だった
それ以来、アジア製造品は一切除外し、ネットショップで重要保安部品を購入する場合にはブランドでも
製造国が確認できる場合のみに限定!
6
作業重要ポイント(覚書)
①ブレーキグリスは種類が多く
間違った部位に使うと泣きをみるので
要注意
『Ate plastilube』は
スライドピン等摺動部位やパッド背面用
使った人は知っているが
粘度は非常に硬い
高温下を想定した粘度設定となっている(極薄く使用)
ワコーズSSG等のシリコングリスを
ピストン組付けの揉み出しに使用した場合、馴染ませ易くなり動きが良くなる反面で 摩擦低減のため
ピストンシールによるピストン戻りを阻害する(結果、引きずる)
利点、不利点の両面があることを知った上でオーナーの判断で決めればいいと思う。
ちなみに私の経験、考えではシール摩擦低減による引きずりが生じるのは
極めて初期のみであり 常識レベルでの塗布量でなら『塗った方が利益が大きい』
7
Ate TYP200
当然、高い沸点も売りだがそれ以上に耐久性(非吸湿性)が非常に高く3年交換不要なのでズボラな人向き
前回4年使用したけど問題なし
走行距離が少ないってのも関係ある
8
エア抜き
パワーブリーダー使用
画像の右にあるのが欧州車用(フルードタンク)アタッチメントだが
接続部に回転機構がなくねじれる。防止に自前でワンタッチジョイント取付したら装着が楽になった
これの利点は加圧(1.5bar~)と同時に
フルード補給してくれること
巷には似たようなアイテムが多くあり
どれがいいのか迷った経緯がある
(現在の仕様はブログ記入済)
①二人作業(ポンピングとブリード)
②ワンマンブリーダーでペダル作業
③パワーブリーダーでボルト開閉作業
昔は①や②でやっていたが
③を選択した
予想以上に楽だ
覚書
①は二人必要なので気軽さがない
②は抜けるエアやフルードを目視しながらできないのとブリードの緩める加減が難しい
③は上記をクリアできるのとフルード切れの心配が少ない
因みに似たような方法に負圧式ブリードがあるが
その構造上、負圧を維持するのが難しくヌケが悪い(足のほうがマシ)
作業重要ポイント(覚書)
ブリードボルトの締めすぎに要注意
オーバートルクで先端が歪むとフルード漏れの原因となり、最悪は引火する
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