2016年05月30日
軽井沢から一夜明けて。
2年ぶりの軽井沢ミーティング、行くまではいろんなことを考えましたが、結果的にとても楽しかったです。
写真はあまり撮っていませんし、現在はもう一眼レフとデスクトップのPCは所有しておらず、iPhoneと貧弱なラップトップしか無い環境ということもあり、速報のような感じで数枚Twitterにアップした程度です。
しかし一緒にいた方から後日共有される大量の写真を見て、やっぱりカメラで撮影して残しておくってのはいいもんだなと痛感しました。
以前はよくクラブでパーティフォトを撮っていたりもしましたが、ロードスターであれ音楽であれ、共通の趣味を持った人たちが楽しそうにしている姿は、見ていて気持ちのいいものです。
ロードスターに乗らなかったら知り合えなかった人たちはたくさんいます。
これはDJとして、お客として、各地のクラブに行くときなんかにも考えることですが、いい歳して利害関係なく付き合うことのできる友人がいるというのは、本当に素晴らしいことです。
残念ながら軽井沢まで辿りつけなかったあのロードスターは、元々は自分が富山のディーラーから福井まで取り寄せて貰って、購入を検討したことがあるんです。
それから数年後、ミーティングで金沢の若いオーナーが、見覚えのある黄色いロードスターに乗ってきたときには本当にびっくりしました。
あの時に自分が買わなかったからあの出会いがあって、それが何年も経った今まで続いているのも、ロードスターというクルマだからこそです。他の国産車ではこうはいかなかったでしょう。
もはや、いち車種を超越した、ある種のカルチャーのようにも思えます。
新型ロードスター、とても売れ行き好調なようで、今回のミーティングではなんとNCの台数より多かったとか。
それでもNAの参加数が過半数。何年か前から言われていたとおり、この割合はずっと変わらないんでしょう。
長く乗ってきたファンを大切にして欲しい、もっと素直にいえば自分がずっと乗っていたい世界で唯一のクルマだから、パーツの供給等のサポートがどこまで続くのかという不安も年々増していきます。
マツダの生み出したロードスターというクルマは20年かけて、日本でまるでヨーロッパ車のような文化が作れたけれど、今後10年20年後を見ると、今大きな転機を迎えているのではないかなと考えています。
贔屓にしている地元の小さな車屋さんに下取りで入ってきたNA6、つい最近まで乗られていただけあって、外装はぼろぼろでしたが、まだまだ走れそうでした。
標準装備の幌のリアスクリーンがだめで、取り寄せようとしたところ、既に廃盤になっているとか。
新しいオーナーも決まっているという中で、なんだかとても寂しい気持ちになりました。
たしかにNBのパーツが流用できて、それが新品で出れば問題はないのですが、それもいつまで続くのか。日本車である以上、生産終了したクルマのパーツが供給され続けてきた今までが恵まれていたと考えるべきなのか。
"今すぐ買ってくださいとは言いません。いつか皆さん乗っているロードスターがだめになった時のために、新型を用意しておくんです。"
うろ覚えなので言葉のディティールに違いはあるでしょうが、ND発表前の雑誌の記事にこんな事が書いてありました。
その時はなんて素晴らしい事を言うんだと思っていたし、この言葉にウソは無いでしょう。
あれから数年がたち、脅威的なセールスを記録しているNDロードスター。でも、ユーノスロードスターの代わりに成り得るかどうかと言われたら。
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Posted at
2016/05/30 23:18:56
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