WGPレーサーの阿部典史氏。若くして亡くなられたのは何時の日だったか。今日はバイク事故の急患があり、思い出しました。S県にある某バイクショップで知り合ったのも奇跡でした。彼の父親とは面識があって(それでも元SMAPの森氏のサインはねだれなかった)、いつか会えるだろうと思っていましたが、口には出さなかったのです。今思い出しても好青年だったなぁ。私の与太話にも付き合ってくれたし。彼の運転する某ドイツ車は好きではなかった(というかバイク乗れ、バイク!って野次っちゃったな)けど、車に乗っていればあんな事故では死ななかったよな。急患の対応も医者の専門によって違います。急患で運ばれる際はある意味賭けだと思って下さい。最近はちゃんと救急医の対応が出来る様に動きはありますが。当直の医者が脳神経科か外科かだけでも違います。申し訳ありませんが、生死の境をさ迷う患者の前で喧嘩になった事があります。ここではみんカラですから交通事故を例えとしましょう。重大事故だとします。救急車で運ばれて来ました。ここでまずどういう判断をするか?私は「命」さえ助かればそれでいい。そう判断します。はっきり言いますと、心臓が動いていることが第一です。ここで例として脳神経専門の医者ですと脳死を防止する事を第一に考えます。これだけで差が生じます。後の人生を考えると体に障害が残る位なら~なんて事を考える人もいるかも知れません。ですが私は違います。生きていること、それだけを優先します。場合によっては感染症を考慮して体の一部を切断します。心臓は生きていないと脳死も何もありません。来院時心配停止で蘇生の最中に、脳内出血を調べようとされて邪魔すんな、って叫んだこともあります。バイク事故で急にノリックを思い出し、こんな事書いちゃいました。まぁ皆様、事故らないようにして下さい。