S2000に出会い、タイムアタックを始めて今年で10年となります。
S2000と言う車が好きで今まで4台乗り継いできました。そんな自分がタイムアタックと言う世界に身を置いて来たこの10年と言う節目の年に向けて「何かロマンのあることをしたい」やるからには本気で「S2000で頂点を目指したい」
こうして2015年から始まったチューニングカーの聖地筑波サーキットでのS2000最速の称号を目指した「筑波S2000最速プロジェクト3年計画」
今から12年前、2006年にASMが記録した筑波S2000コースレコードは57.398秒。このタイムは10年以上も破られることなく、S2000の王者として君臨しておりました。S2000においてもタイムアタックにおいてもASMの記録と活動はとても偉大なことであり、敬意を評しています。
ASM・S2000のドライバーはルマン24時間レースにも参戦したGTドライバー加藤寛規選手。ASMのマシンメンテは各分野のスペシャリストが集結したプロ集団、まさにセミワークス体制。それはタイムアタックにおいて理想的な体制です。
対する自分はマシンの製作・メンテナンスはストラダーレにお願いしておりますが、その他のことは全て自分一人でやらないといけないと言う完全プライベートな挑戦。愛知から筑波と言う距離がある遠征も困難を極めました。
あらゆることを犠牲にして筑波のみに全てを捧げた3年間。まさにそれは一心不乱
迎えた3年目の2017年12月24日ズミーレーシング走行会にて記録したタイムは57.376秒。筑波サーキットNA・S2000のコースレコードを11年ぶりに更新できました。
筑波をS2000で走行したこともないのに、ASMのタイムを抜きたい!だなんて、今考えても途方も無い挑戦の始まりだったと思います。
3年で目標達成できたのは「今何がしたいのか?」「何をすべきか?」をいつも考え、目標に向けてぶれない信念を持てたことが大きかったと思います。
マシン作りにおいての今回のS2000の三大コンセンプトは「大型空力デバイス」「ナロートレッド」「低バネレート」でした。そこもぶれることなく最後まで貫きました。その結果このS2000は最高のコーナリングマシンへと進化しました。
たかがタイムアタック、されどタイムアタック。そこには本気で挑戦できたらからこそ見えたすばらさい世界がありました。人生においてここまで一つのことだけに集中して熱い気持ちが途切れることなく、ただがむしゃらに、高いモチベーションを維持して挑戦できるチャンスなんてめったに無いと思います。
辛く苦しい3年でしたが、幸せな時間を経験できました。関わってくれたたくさんの人たちに心から感謝します。
そして聖地筑波サーキットでS2000の最速タイムと言う記録を樹立できたことを心から嬉しく思います。3年間本当にありがとうございました。
最後に写真と共にダイジェストでお届けして締めくくります。
ECUをV-Proからリンク変更しました。大きなメリット3つ。パワーアップとロギング機能の活用とフラットシフトです。
フラットシフトはこのシフトにスイッチが内蔵されており、引くことで点火カットの信号が入り、アクセル全開&クラッチ操作無しでの全開シフトが可能となります。ロギングの為のタブレットも固定されています。
ボルテックスタイプ16の3エレメント仕様のウイングもテストしました。
ツインカナードのテストをしたり・・・
マフラー、エキマニ、いろいろ試してダイナパックで確認したり。
今年もお世話になりました。スノコのGT+です。
ガーニーフラップ数ミリの高さでバランスが変わるので最適な前後バランスを得る為に色々高さをテストしました。
アンダー鈴木ブランドのアンパネも今年新品に変えました。
純正クラッチが悲鳴をあげたのでシーズン半ばに戸田のクラッチへ変更
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サーキット | 日記
Posted at
2018/02/24 01:18:00