サーモスタット・ラジエーターアッパーホース・ラジエーターキャップ等交換【126185km】

水温計の低温側がなかなか消灯せず，消灯後に点灯することがあることと，12か月点検において，アッパーホースからの冷却水の滲みを指摘されたため，アッパーホースを含めた関連部分を交換しました。

まず，冷却水を抜きます。赤丸のあたりに冷却水のドレンプラグがあるので，緩めます。ラジエーターキャップを外すと勢いよく流れるので注意します。排出量は，写真のペットボトルの容量の2本程度です。回収した冷却水は，前回の交換から1年しか経っていないため，再利用しました。

エアクリーナーダクト及びエアクリーナーケースを外し，クランプを緩めてラジエーターアッパーホースを外します。
エアクリーナーケースの外し方は，【エアクリーナーエレメント交換】の整備手帳参照http://minkara.carview.co.jp/userid/587555/car/815015/1847661/note.aspx

整備要領書によれば，リザーバータンクも外すようですが，今回は外していません。理由は，リザーバータンクを外すにはヒューズボックスの移動が必要で，そのためには，LEDデイライトの制御ボックスを外す必要があり，面倒だったためです。バッテリーとヒューズボックスの間にあるのがそれです。

ボルト3本を緩め，ウォーターインレットを外します。

サーモスタットを外します。

サーモスタットを外した後です。

サーモスタットを取り付けますが，シングルバルブが上方を向くようにします。

後は逆の手順で戻します。ウォーターインレット及びホースクランプも新品に交換しました。なお，ドレンプラグのゴムパッキンは再使用禁止です。

回収しておいた冷却水を満水までゆっくり注入します。

その後エンジンをかけ，エア抜きをしました。アイドリングの間片づけをし，10分程度経っていたので，2000rpm程度になるようにアクセルを踏み，適当にアッパーホースを握ってエアを抜きました。液面が下がったら随時補充します。方法がどれほど適切かは分かりません。

なお，最初に排出させた冷却水を100%再利用することは不可能なため，適当な濃度（ここでは30Vol.%）に希釈した冷却水を補充しました。希釈にはイオン交換水を使用しました。

最後にラジエーターキャップも新品に交換して終了です。

水温計の低温側が早く消えるようになりました。20km程度走行しても高温側は点灯していないので，エア抜きは問題ないようです。