どうも、SHARKです。
これまで放置していた分、頑張って更新しよう!
…と思ったけど今のところネタがないので、また過去ネタにでもすがろうかと思いますw
…さかのぼる事、9年前の冬。私は、まだ鉄道に目覚めたばかりで、日本中を開拓し始めた段階でした。そんな時、当時の私の彼女(Yとしておこう)が言った。
「SHARK君の旅に、付いていきたい!」
と。そこからの会話は…
自分「いや、付いてくるのは全然いいけど、俺の旅ははっきり行って
旅というより苦行に近いからやめといた方がいいと思うよ」
Y「え~、そんな事ないでしょ!多少辛くてもいいよ!」
自分「う~ん、しかしなぁ…他にまた2人で旅する機会作るからさ、その時ゆっくり旅しない?今回の旅は、マジで俺の鉄ちゃん万歳な観光もへったくれもない旅だよ」
Y「そんなに私と行きたくないの?」
自分「ちょwそういうわけじゃなくてさぁ…なんかそんな旅(もとい苦行)に付き合わせるのは申し訳ないなぁと…」
Y「…(ブスッ)」
自分「(あ、やべ)よし!じゃあ行こう行こう!」
Y「ホント!?」
自分「あぁ!ただ、俺は最初にちゃんと警告しといたからね?
これは過酷な苦行だと…」
Y「うんっ!」
さて、もうわかりきったようなフリで始まりました、決死行が…
あ、一応今回は9年前の携帯電話で撮った写真がメインですので画質はかなり酷いです。ご了承くださいm(_ _)m
今回使うのは、今はなき(厳密に言えば改悪されて現存している)JR東日本発行の「土日きっぷ」。
これは、土日の2日間に限りJR東日本管内の大半の路線、しかも
特急と新幹線まで乗り放題という過激な(?)切符です。しかも全部で四回までは指定券を取得できる枠があり、料金は\18000という神がかり的な一品です!東京から仙台往復するだけで元取れちゃいますからね。
しかし、ここを鉄ちゃんの私は切符を酷使しまくった為、かなりタイトな日程になってしまいましたw
では、旅の模様をどうぞ。
1日目
実は、この日は夜中の3時頃に家を出ました。その理由は、私が当時住んでいたのは岐阜県某所。もちろん、JR東日本管内ではない為、この切符を使うにはJR東日本の駅まで出向く必要があります。
その為、当時の愛車Z32で彼女を拾い、3時間ほどかけて最寄りの塩尻駅に到着。
塩尻からは、篠ノ井線の始発で長野、長野からはまず長野新幹線で大宮へ。
大宮駅からは東北新幹線に乗り換え、一気に仙台まで。
仙台駅。ここでは
3分乗り換えで在来線に乗り換える予定でしたが…
俺「急げ!!乗り換え時間は3分しかないぞ!!」
Y「うん…ハァ…ハァ…(息切れ)」
俺「大丈夫か?」
Y「ねぇ、ちょっと休もうよ…てか、せっかく仙台来たから牛タン食べたい!」
俺「え~…」
Y「…(怒)」
俺「分かりましたwサーセンw」
というわけで、本当は予定通り行きたかったんですがさすがに良心の呵責に悩まされたので一旦休憩がてら牛タンを食す事に。
確かに、牛タンは美味かった。
一服したところで、東北本線で更に北上。宮城県北部の石越駅で下車。
ここからは、当時廃止寸前だった
「くりはら田園鉄道」(通称くりでん)が出ています。廃止になる前に、見届けようと。
ピンク色の可愛らしい車体が特徴です。
沿線の風景は、路線名の通りのどかな田園風景が広がります。癒されますねぇ。
途中、若柳駅にて。鉄ちゃんだけかと思いきや、地元の方も意外と結構利用していたようです。
終点、細倉マインパーク前にて。鉄ちゃん旅の中でも、数少ない自分が写ってる写真ですw
それにしても懐かしい…
周辺には古い電気機関車が留置されていました。「乗って残そう栗原電鉄」の看板が哀愁を漂わせていますね。駅名の通り、近くには細倉鉱山があったそうです。
そしてまた折り返し、石越まで戻りました。これで廃止になってしまうと思うと寂しいのですが…
ただ、この「くりでん」は意外と駅数が多く、全部で16駅。石越~終点の細倉マインパークまでは確か\1200ぐらいかかったと思います。運賃はちょい高めなのか?ただ距離があるからなんとも言えませんが…しかし、ローカル線の廃止は時代の流れなのかとしみじみ思ってしまいますね。
さて、それはさておき。石越からはまた東北本線で仙台に戻り、今度は仙山線で山形へ。
さらに山形新幹線で新庄
新庄からは陸羽西線・羽越本線で酒田へ。外は雪も降ってきて、辺りは真っ暗。
彼女の表情も真っ暗。
酒田駅からは、寝台特急で一気に上野に戻ります。「ここからは寝台特急だよ」と言った時、彼女の疲れきった表情から安堵の笑みがこぼれたのを覚えています。
ただし、
シャワーはないけどな…!
ガビーン
今宵の宿は、今はなき寝台特急「あけぼの」。上野と青森を結ぶ、昔の貫禄を残す由緒あるブルートレインです。(写真は上野で撮った物)
ちなみに今回は指定席券だけで乗れる「ゴロンとシート」に乗車。先程も書きましたが、この土日きっぷは指定券が4回まで取れるので、実質タダで寝台特急に乗れてしまうという素晴らしい切符ですw
しかし、乗車時に初めて気づいたんですが…前日に発券してもらった指定券をよく見てみると…
「レディゴロンと」になっている。
自分、男ですけど…
結局車掌さんに事情を説明して、発券した駅員の間違いという事で、訂正の「~番充当」という文字と判を押してもらい、イレギュラー扱いでレディスゴロんとシートを使わせて頂きました。
これもなかなかできない体験なので今思えば面白いですが、当時は焦りましたw
てか、男と女間違えるか?フツー。笑
さて、座席です。普通のB寝台から、毛布や枕等の備品が省かれた簡易寝台です。まぁ、カーテン閉めて横にはなれるので全然悪くない座席です。ただ、冬だったので
超寒かったけど。
2日目
さて、
怒涛の1日目が終わったところで、
怒涛の2日目がスタートですw
まず、早朝に「あけぼの」は終点上野に到着。しかし、のんびりしている時間はありません。
今度は常磐線E653系特急「フレッシュひたち」で茨城へ向かいます。
降りたのは常磐線石岡駅。ここからは…
またしても廃止寸前のローカル線、鹿島鉄道が出ていますので、乗り潰してみます。
しかし、この鹿島鉄道、「くりでん」に比べたらまだ都会を走ってるのではないかと思ったんですが…
思ったより、閑散路線でした。駅周辺も何もないような秘境駅が多く、廃止になるのも納得してしまう程でした(´・_・`)
いかにも高校前の駅っぽい。
終点鉾田駅。ここでは…
Nゲージや…
美味しいたい焼き屋もあり、沿線の中では割と活気のある駅でした。東にしばらく行くと、鹿島臨海鉄道の新鉾田駅があります(こちらは現在も現役)。
鉾田駅の人情ある活気を目にした後は、名残惜しいですが鹿島鉄道から離れます。
石岡に戻り、さらにまた「ひたち」で上野へ。
今度は、上越新幹線「Maxとき」で新潟へ向かいます。
初めての2階建て車両はテンションダダ上がりでした!
終点新潟に着いてからは、何をするわけでもなく折り返し…
燕三条
長岡と、意味もなく駅の写真を撮る為だけに下車w
長岡からは、信越本線で西へ向かいます。
485系特急「北越」。いや~、特急乗り放題って本当最高ですわw
「北越」を直江津で乗り捨て、直江津からは183系使用の普通列車「妙高」で長野へ。普通列車なのに特急車両、列車愛称まで付いている珍しい列車です。
長野からは、383系特急「しなの」で塩尻へ。既に夜も更けていて、そのまま車で帰る予定だったんですが、化粧も取れて疲労でボロボロの彼女が「風呂に入りたい」と言うので(ごもっともな話だが)、更に切符を酷使する為に…
中央本線特急「あずさ」で上諏訪へ。
ホームには足湯がありますが、それじゃさすがにあかんやろ、という事で近くの公衆浴場でリフレッシュ。身も心も綺麗になったところで、再び塩尻に戻り、またZでR19をチンタラ走って家に帰りました。
確か家に着いたのは夜中の0時半ぐらいだったような…w
という、なかなかとんでもない大旅行でした!今自分でもとんでもない強行軍だと感じますw
なんせ、2日間で岐阜から
長野・群馬・埼玉・栃木・福島・宮城・山形・東京・千葉・茨城・新潟を跨いで移動、
4つの新幹線・5つの特急(しかも一つは寝台特急)に乗りましたから。これだけ濃い2日間は…
正直、自分でも
二度とやりたくないです。
さて、肝心の彼女なんですが…
旅行後、別れました(爆
今回の旅が原因だったのか?それは、皆さんのご想像にお任せします…w
お後がよろしいようで。えっよろしくない?
最後まで見て頂き、ありがとうございましたm(_ _)m