2013年07月26日
世界一のブラック企業
その名も東京電力
原発作業員の被曝量検査のやり方を修正したところ、100ミリシーベルトを超えた作業員の数が178人から1973人に増えたという報告が上がりました。
年間100ミリシーベルト以上の被曝は労災が認定されます。
普通の企業でこれだけの数の労災が発覚すれば、会社として成り立ちません。
ワタミが叩かれていましたが、ワタミどころの比ではないのです(人数で比べるベキものではありませんけどね)。
↓ネットの読売新聞の記事です。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130719-00000992-yom-soci
甲状腺被曝の福島第一作業員、報告の11倍に
読売新聞 7月20日(土)10時3分配信
東京電力福島第一原発事故で、放射性ヨウ素による甲状腺被曝(ひばく)量が、臓器の局所被曝量を表す等価線量で100ミリ・シーベルトを超えた作業員は、推計で1973人に上ることが東電の調べでわかった。
東電は、100ミリ・シーベルト超の作業員を「長期健康管理対象者」としており、年1回の甲状腺超音波検査を無料で受けてもらう。
東電が昨年3月に世界保健機関(WHO)に報告したデータでは、甲状腺被曝量が100ミリ・シーベルト超の作業員は178人だったが、被曝量の評価方法を修正した結果、11倍に増えた。
以上引用
東京電力は一応原子力のプロです。記事の最後に「被曝量の評価方法を修正した結果、11倍に増えた」とありますが、最初がどんな評価だったのか、今回がどのような評価方法に変更したかもわかりません。11倍もの評価の差をどう説明するつもりなのでしょうか。
人の命がかかっていますから間違いでは済まされない問題です。
一番の問題は、放射性ヨウ素による甲状腺被曝量しか計っていないのに100ミリシーベルトを超えているということです。
甲状腺だけではなく、全身のセシウムやプルトニウムなどの他の核種の被曝量を計ったら一体どれだけの数字になるのか考えるだけで恐ろしい。
現在、福島第一原子力発電所の三号機からは湯気がたちのぼり、福島県内では線量が上がっているとの報告があります。
ヨウ素を検出しているという情報もあります。
東京電力はいつも後手後手で、大変な事態が起こってからややしばらくしてからでないと危険な情報は発表しません。
臨界が起きて地下でMOX燃料が核分裂していてもおかしくない状況です。
気をつけるにこしたことはありません。
非常に残念な情報があります。
↓こちらのブログでは元原発作業員の方が白血病になり多臓器不全と癌により亡くなっている報告があります。
http://ameblo.jp/junraelian/entry-11578729869.html
原子力がどれほど危険なことかを知らない若者を騙して、線量計も付けさせずに作業させた結果死亡させています。
こんな企業を許すことはできません。
他の原発を再稼動すれば必ず同じ結果がもたらされます。
私は原子力発電所ほど人間に害のあるものを他に知りません。
二度と動かしてはいけないものなのです。
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Posted at
2013/07/26 16:30:31
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