オーリンズ(YA419)が64,000円で付けれた話
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
フロントにマトリスのインナーカートリッジを入れて以来、どうにもフロントが高いような、アンダーが出ているような感覚に苛まれていました。
フロントのプリロードは最弱、純正リアサスのプリロードを最強にしてもそう感じる上に、リアプリを最強にすると立ち上がりのアクセルでリアが跳ねやすくなります。
リアサスにオーリンズを入れたいと思っていましたが、国内サイトだと普通に10万円近くします。
そんな時にeBayを見ていたら、送料無料で60,000円という破格の商品を発見しました。
2
MT-07用のオーリンズはYA419という型番なので、物はこれで間違いなさそうですが、eBayでもYA419の相場は75,000円+送料6,000円+関税という感じです。
このショップはイタリアにあるのに何故かAU(豪ドル)決済。他のショップは送料が掛かるのに世界中送料無料。怪しさ満点です(笑)
いくらなんでも安過ぎるので偽物ではないのか?新品と言っておいて中古品が届くのではないのか?などと不安がよぎりましたが、Paypal決済なら何かあったら返金してもらえそうな気もしたので、人身御供になるつもりでポチってみました。
3
送料無料なのにDHLの航空便で速攻届きました。4/6に発注して4/9に日本に到着しています。余計に怪しい…
嫁に内緒でポチったので、バレないようにDHLの配送センター留めにしてもらいました。DHLからの通知メールからのリンクで受取場所の変更は簡単に出来ました。
4
平日休みの日に配送センターまで取りにいきました。地方消費税だかなんだかで3800円くらい取られた気がしますが、それでもコミコミ64,000円です。
箱を見れば本物かわかるかと思ったら、黒いビニールで覆われていて中身が見えません(笑)
このままガレージのあるカフェ(かふぇおかがれーじ)に持ち込んで交換するつもりなのですが、リアボックスにも入らない大きさだし、さてどうしましょう?
5
念の為持ってきたナップザックに強引に入れました。上は閉まりません。
が、パツパツに入ったので落ちる事もないでしょう。
オーリンズ(かどうかまだわからない箱)を背負い、作業出来るガレージのあるライダーにとって夢のようなカフェに向かいます。
6
カフェに着いてから恐る恐るビニールを開けてみるとちゃんとオーリンズの箱に入っていました。
開けてみたらちゃんと本物が入っていました!
7
友達は「リアサス交換なんて30分で出来ますよ~」と言っていたのですが、そこまで簡単じゃなかったです。
作業としては
①左のステップガードを外す
②リアフェンダーを外す
③サスを固定しているナットを緩める
④ジャッキアップしてボルトが抜けるポイントを探す
⑤ボルトをポンチとプラハンで叩き出して、純正サスを外す
⑥オーリンズを入れてグリスを塗ったボルト・ワッシャーを入れて仮締めする
⑦ジャッキを降ろして1G状態にしてからトルクレンチで締める(エンジン側44Nmリンク側40Nm)
です。
④のジャッキアップが難しく、オイルパン付近だとフロントが上がってしまいますし、ちょうど良い場所はマフラーの触媒があって、そこで持ち上げたらマフラーが割れそうです。
ガレージにあった妙なジャッキで左右のステップの根元付近で何とか持ち上げられましたが、その場所探しで30分くらいかかりました。
外すのに比べたら付けるのは超簡単です。
バネの黄色とホイールの色がマッチして満足ですが、嫁にバレないか心配です(笑)
8
初めてなので時間が掛かりましたが、ジャッキアップに良いポイントさえ見つかれば難易度は一気に下がります。
ただし、一人じゃ難しいですね。サスボルトを締める時に左右から抑えないと共回りしてしまって締められません。
かふぇおかがれーじのマスターには本当にお世話になりました。あらゆる工具が揃っているので私が持って行ったのは作業用のグローブだけです。
作業後、美味しいコーヒーとケーキをいただいてから帰宅しました。
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