【性能改善】①エアコン配管にアルミテープ&熱対策を実施してみた!
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
最近の天気予報において、最高気温が20度近くなる日が増えてきました。
黒い車体色であるMyフリードさんの車内温度はかなり上がりやすく、晴れた日中の暖かい日にはオート設定のエアコンからは、ついに冷風が出てくるようになってきました(^-^;)
昨年のフリードさんが納車された年の夏、猛暑が続いていた際には車内があまりにも高温になり、エアコンのクーラー(コンプレッサー)がフル稼働することで燃費がかなり悪化してしまっていた記憶が…(汗)
そこで今回は本格的な夏になる前に、エンジンルーム内のエアコン配管関係のエリアへ燃費悪化防止の対策をしておこうと思います!
対策のために施工するメニューは以下になります。
【施工メニュー概要】
・アルミテープによる除電
・スタティックディスチャージャー&アーシングによる除電
・断熱材の施工
これらの実施で少しでもエアコンコンプレッサー稼働時の抵抗を減らすことで、エンジンへの負担軽減をしておこうと思います!
エアコン配管へ除電アイテムを施工する理由を説明しておきます。
エアコン配管の中には冷媒が流れており、冷媒が配管内を流れることで『流動帯電』という現象が発生し、静電気が蓄えられていきます。
その静電気がエアコンのコンプレッサーなどの稼働抵抗になってしまうため、徹底的に除電しておく必要があります。
ちなみに、一般的にエアコン配管の『断熱のみ』を実施した場合のコンプレッサー稼働効率の改善率は数パーセント程度らしいです(^-^;)そのため、信頼性やコストの兼ね合いで、メーカー採用はほとんどされていないようです。
ですが!今回は配管への『断熱と除電』を合わせて行うことで、間違いなくエンジンへの負担軽減やエアコン(冷風)効率の向上の効果はあると思われるので、かまわず施工していきたいと思います!
続いては今回『断熱』のために使用するアイテムを紹介します。
みんカラの先輩方の投稿を参考に、耐熱性と難燃性のある素材を購入してみました。
■日商エアロ エアロフレックス
(厚み:10mm、内径:19mm、長さ:2m、耐熱温度:-200℃~+125℃)
みんカラ内で使用されている方もかなり多い、配管用断熱材です。
高い断熱性があり、さらに耐火性、耐熱性も高く、経年劣化もしずらいという素晴らしい性能で、さらに値段もお手頃価格というかなりコスパの高い製品です。
■東洋アルミ ゴム管カバー
(直径:20mm、長さ:0.55m、耐熱温度:不明)
アルミ&不燃布をサンドした構造のガス配管など用の蛇腹ホースです。
商品説明には詳しいスペックについての記載はなく『熱に強い材質』とだけ記載されています(^-^;)
とはいえ、実売価格は1つあたり300円程度と非常に安く、使い勝手も良い商品です。
■ニトムズ 耐熱アルミガラスクロステープ
(幅:38mm、長さ:3m、耐熱温度:-50℃~+250℃)
ガラスクロスの織り込まれた、耐熱性と強度が非常に高いアルミテープです。
今回施工する『エアロフレックス』や『ゴム管カバー』の固定に使用するために購入してみました。
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続いては施工項目についてです。
以下の4種類について実施していきます。
【施工概要】
1️⃣エアコン配管(低圧側)とバルクヘッドの間を繋ぐように、アーシング&アルミテープを施工
2️⃣エアコン配管(低圧側)の配管がむき出しになっている範囲に『エアロフレックス』を施工
※ついでに、エアコン配管のキャップ部分にもアルミテープを施工
3️⃣エアコン配管(低圧側)のコンプレッサー近くのフレキシブルホース(見た目は樹脂配管)の範囲へ『ゴム管カバー』を施工
4️⃣エアコン配管(高圧側)に『耐熱アルミテープ』を施工
※ちなみに、エアコン配管の低圧側は配管のどこかに『L』と記載されたキャップが装着されている配管です。
高圧側は『H』と記載されています。
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続いて、車両にアルミテープとアーシング用ケーブルを施工していきます。
②エアコン配管(低圧側)とバルクヘッド間の接合部の近くのちょうど良い位置に、ブラケットをナットで固定している場所があるので、その部分のナットとブラケットを外します。
※エンジンルーム内の真ん中のかなり奥の位置にあります。また、ナットを外すときに、ナット自体と工具を落下させないように注意してください。
③ボルトの近くを通るように、10mm幅の導電性アルミテープを周辺へ向かって貼り付けていきます。
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④ブラケット側にも通電させるために、ボルトが刺さる穴周辺の両面に対して、導電性アルミテープを巻くような形で貼り付けます。
※写真は、アルミテープを貼ったあと固定する前に、仮で位置あわせをしたときの状態です。
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⑤『①』で作成したアーシング用ケーブルの端子側をボルトへはめて、装着されていたフランジナットを使用して固定します。
⑥アーシング用ケーブルの端子の無い側を、エアコンの低圧配管に接続していきます。
ですがそのまま直にアーシング用ケーブルをエアコン配管に接続してしまうと、エアコン配管が異種金属であるアーシング用ケーブルにより電蝕が発生してしまう可能性があるので、念のために対策しておきます(^-^;)
・エアコン配管自体は『アルミ製』なので、同材質である『導電性アルミテープ』をまずはエアコン配管にはりつけます。
※エアコン配管との通電性を向上させたいので、アルミテープの縁を折り込んで、アルミテープのアルミ側が直接エアコン配管に接触するようにしています。
・その上からアーシング用ケーブルを乗せて、導電性アルミテープをさらに上から貼り付ける形で固定します。
※この状態であれば、万が一電蝕が発生してしまったとしても『アルミテープ』部分だけが影響を受け、エアコン配管自体は守られるかなと思われます(* ̄▽ ̄)
以上で『1️⃣エアコン配管とバルクヘッドの間を繋ぐ、アーシング&アルミテープの施工』が完了です!
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続いては、2️⃣エアコン低圧配管の配管部分がむき出しになっているエリアへ『エアロフレックス』を施工していきます!
ですが…ここまでの説明で整備手帳の残りページ数がほぼ終わってしまったので、次の整備手帳へ続きます!
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