ECU コンデンサ 交換 ( ニチコン BX )
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
2011年02月18日にグレード 違いの新品 コンデンサ ( ニチコン VZ )
に交換していたのですが,今回は ニチコン の自動車用である
[ BX ] グレード に交換しました。
画像は,交換前の状態です。
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まず,基盤裏の コンデンサ 部分のみ防湿 コーティング材 を剥がしました。
今回は ハヤコート リムーバ AYR-20 を使用。
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AYR-20 を刷毛塗り後,綿棒で拭き取ると コーティング が剥がれます。
これを数回繰り返すと,画像のように綺麗になります。
この作業を怠ると,ハンダ 時に コーティング 剤が溶けて汚くなりますし,
なによりも次の工程で使う ハンダ 吸取り機が詰まります。
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次に,外す部分の ハンダ に フラックス を塗ります。
今回は太陽電機の [ 無洗浄RMAタイプ プリント基板用フラックス ]
BS-75B を使用。
ハンダ 吸取り機は デンオン 社の SC-7000 を使用しました。
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ハンダ が溶け切らない場合はフラックス を重ね塗りし,
再び吸い取りの工程を繰り返します。
スルーホール に少し残って吸い取れない場合は,
新しい ハンダ を入れ,一緒に吸い取ります。
ハンダ 吸取り線で行う場合も基本は同じですが,
スルーホール の場合は吸取り機の方が綺麗になるように思います。
注 : スルーホール の穴が通らない場合に金属針等を差しこんで
穴を貫通させると,スルーホール を破壊する可能性があります。
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スルーホール が綺麗になっている事を確認し,
新しい コンデンサ を挿入します。
スルーホール に合った ハンダ を流し込み,
各部の接触等を確認して完了です。
防湿 コーティング を剥がしてしまっているので,
ハヤコート Mark2 等で補修しておくと尚良いと思われます。
ハヤコート の場合,部屋の湿度が40% 以下で24 時間の自然乾燥が必要となります。
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コンデンサ リスト
オリジナル
C103 : 47μF 50V 105℃ PL ニチコン
C104 : 100μF 16V 105℃ PL ニチコン
C105 : 100μF 16V 105℃ PL ニチコン
今回取り付け
C103 : 47μF 35V 150℃ BX ニチコン
C104 : 100μF 50V 150℃ BX ニチコン
C105 : 100μF 50V 150℃ BX ニチコン
交換後は,過去最高に調子が良くなっています。
トルク レスポンス が良くなり,その為か区間 トップ SP 過去最高を記録。
※ 47μF は GTO と同じ耐圧 80V の物に後日交換予定。
ここは バッテリ 電圧がかかっているだけなので,
本来耐圧はそれ程必要としないはずですが,
オルタ ノイズ 等を加味した寿命計算上で耐圧を上げているものと思われます。
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