いけだっちょのブログ一覧

まずは車体の外側にぶら下がっている仮配線を整理。



ネズミ〜



電気配線は美味しくないだろ〜
で、シルバーピジョンは配線皮膜が単色だけで、センタートンネルだと
●黒３本
●白２本
●草２本
●緑２本
の９本の配線があるのに、配線色は４色しか無い。
最初かなり悩んだけれども、電気系に詳しい知り合いに聞いたら配線の末端にかぶせてあるカラーチューブで配線を見分けるとのこと。



緑の線に黄色のチューブならば「緑／黄」で、草色の線に赤いチューブがならば「草／赤」ということ。

最初「黒なんて全部アースだろ藁」とか思っていたので、適当に繋がなくてよかった・・・・



ネズミに食われた部分を延長し、はんだ付け。
草色の線はなかったのでそこはご愛嬌。

キャブをちまちまいじっていたら、とりあえず変なタイミングで「ばんっ！」と初爆をするようになったので、燃料と圧縮と火花はとりあえず良しなのか。ということは点火タイミングがおかしいのではないかと。



手持ちのタイミングライトが調子悪いので、「Fマーク」ならぬ「点マーク」で目視でタイミング合わせ。



しかしポイントいじった跡あるなぁ。点火時期がかなりの角度ずれている。自動進角装置を外してみると角度間違って組み付けられている。

推理的には、エンジンの調子悪くなるかして点火いじってお不動さんになり、長期保管でネズミに配線やられて火が飛ばなくなったのか。

修正してようやくエンジン始動！

エンジンがかかればやる気が出るので、ここからワイヤー類や配線の修理を開始。
というより、エンジンが掛からないのに他の部分に手を付けてもね。



あと、センタートンネル内は掃除しまくってからジンクリッチをペイントしました。

とりあえずヘッド清掃して。



エア式のタコ棒とバルブコンパウンドでバルブのあたり修正。



気密チェック。



シリンダーヘッドガスケット、だめでした。
古いガスケットは銅板を断熱材で挟んだもの。



ガスケット屋さんに聞いたところ今どきの素材なら銅リングはなくても大丈夫とのことで、ガスケット材のみでワンオフしてもらう。
銅リングも追加できるけれども、今回はナシ。
今回は図面を引いてもらったので、追加生産可能ですよ。



組みましたが、圧縮変わらず！ぎゃふん！
エンジンかからない理由は圧縮比にあらず！

センタートンネル内でおさらばしていた線を雑につないだところ、とりあえず火も飛びセルも回るようなったのでエンジンあっさりかかるかと思ったら、まるっきりかからず。



圧縮が6だけど、本当はもうちょっとあるみたい。とりあえず小排気量OHVエンジン観察してみたいから腰上ばらしてみるか。



オイルは回ってるなぁ。



クランクのガタつきも無いような感じ。



抜いたオイルもきれい。妙な鉄粉なし。



ピストンもきれい。スジ彫りナシ。



シリンダーもきれい。触診でも変な掘れや減りはない。

そもそも、20歳代の頃からラビットばかりやってきた。シルバーピジョンは絶対数が少なすぎて、触るのは初めて。



口説く女を押しがけラビットで二人乗りしてデートしたという近所の爺さんに「ラビットとピジョン、なんでピジョンは残ってないの？」と聞いたところ、「あ？壊れっからだよ！！！」と言われたぐらいの知識しかない。

付いているベルトも正直使えそうにないし。



マフラーも穴空いているし。