一週間以上経ってしまいましたが、
16日に靖国神社に行って来ました。
目的は、TOP写真の通り、零戦52型です。
8月末に行った『河口湖航空博物館』で復元された零戦が、
靖国神社に奉納されているという事なので、
それを見に行って来ました。
靖国神社と言うと、日本の周辺国、主にお隣と、その同僚と、その親玉あたりから、
日本の政治家が参拝するとなんだかんだ難癖を付けられる、
複雑な事情を抱えるナイーブなところですが、
その辺の事情は自分の方からは割愛させていただきます。
まずは参拝。
寺社仏閣について特段詳しい訳でも、人と比べて信心深い訳でもありませんが、
参拝するに際しての手順というか、しきたりというか、
物凄く厳格なものを求められる雰囲気でした。
詳しい人からしたら当たり前の事なんだと思いますが、
社殿を正面から写真に収めようとするとガードマンに叱られます。
何人もの人が写真を撮ろうとしてその都度止められていました。
いろいろと各地の神社に参拝してきましたが、
ガードマンが目を光らせている神社は初めてでビックリしました。
それだけ特別な所なんでしょうね。
その理由はこの後見た資料館で痛感することになるのですが・・・
神楽殿にて
『天眞正自源流』という流派の方々が演舞の奉納をしていました。
左の方は外国の方です。しっかりと段位を持っているそうです。
他にも袴姿の外国の方が沢山いました。
本日の目的地、『遊就館』
遊就館の入り口近くにもいくつかの碑がありました。
『艦これ』で存在を知った『海防艦』の碑
日本の周辺を主に他国の艦船、潜水艦から守った船です。
その名前がずらりと記されています。
地面には日本とその周辺の地図。
あちこち赤くマーキングされていて、そこで沈んでいるとのことです。
近くには特攻兵士の像がありましたが、
写真に収めるのは憚られる気がして写真には収めませんでした。
資料館に入る前から重苦しい気持ちになってしまいます・・・
気を取り直して、遊就館内部です。
1Fのロビーは見学無料です。
お目当ての零戦52型はそこにありました。
零戦の他にも、主に陸軍で使われた大砲、SLなどが展示されています。
エスカレーターから上の階は有料エリアです。
常設展¥1,000です。
展示室は撮影禁止との事でしたので、
撮影可能なホールの展示物を紹介します。
河口湖航空博物館でも見た『桜花』
戦艦武蔵の碑
大和型主砲弾
艦これでもおなじみ『九三式酸素魚雷』
人間魚雷『回天』
戦艦陸奥、副砲『14センチ単装砲』
船の科学館(今は横須賀に移設)で主砲を見た陸奥の副砲がありました。
艦上爆撃機『彗星』
もう一つのお目当てがこの『彗星』です。
今まで零戦は何カ所かで見てきましたが、この彗星は初めて見ました。
艦これやっている人であればお馴染みですが、
一般の人であれば大戦時の飛行機と言えば零戦位しか知りません。
かくいう自分も艦これやるまで零戦以外の飛行機は知りませんでした。
完全な姿で復元されているこの彗星はとてもレアだと思います。
彗星のエンジン『熱田エンジン』
こちらも河口湖航空博物館で見ましたが、よりきれいな状態での展示です。
パッと見でお気づきかもせれませんが、今の時代でもおなじみの『V型』です。
しかも12気筒、コンプレッサー付き。
この時代、一般的な戦闘機のエンジンはV型エンジンをたくさんくっつけて丸くした
『星型』エンジンなんですが、普通のV型なんて面白いですよね。
元がダイムラー社製と考えると納得!?
星型エンジンの零戦
さらに、車に詳しいこの『みんから』の人達であればもう一つ気づく点があると思います。
そう、上下逆のレイアウトなんです。
車であればヘッドとなる部分が、飛行機搭載時は下側になっているんです。
なんでかな~と考えたところ、ホントの事はわかりませんが、
整備性の関係でヘッドが下側なのかなと。
サメやエイの口のように見える巨大な空気吸入口もV型ならではの物なんでしょうかね。
艦船模型、『重巡洋艦 摩耶』、『駆逐艦 秋月』など
97式中戦車
ガルパンにも登場した戦車です。
詳しい人は判ると思いますが、カラーリングもそのままです。
8センチ高角砲
他にも激戦地ラバウルなどから回収されたヘルメットや飯盒などの遺品も展示されています。
撮影禁止エリアでは、平安時代頃から近代まで順に時代時代のアイテムが展示されていました。
鎧や刀剣類などもあり、主に腐女子に流行った『刀剣乱舞』に登場した有名な刀もありましたよ。
近代のエリアの最後には戦争に行って亡くなられた方々、
いわゆる『英霊』の方々の写真が部屋一面にずらっと並んでいました。
日本を守るために戦い亡くなった方々の写真は、
平和な時代にのほほんと生きている自分にはあまり直視出来るものではありませんでした。
展示室の内容は、いかにして日本が守られてきたか、というテーマでした。
どちらかと言えばいわゆる右側の視点での内容です。
学校ではあまり教えてくれない近代の戦争史、
日清・日露・日中の各戦争から満州事変にはじまる太平洋戦争まで、
どうして戦争になったのかといった経緯も詳しく解説されています。
興味がある、無いに関わらず、
日本人であれば知っておかなければならない自国の歴史が凝縮されていました。
一度はじっくりと時間を取って見学されるのが良いと思いました。
・・・
・・・
・・・
重たい内容になってしまったので、最後は軽い内容をちょこっと。
靖国神社参拝の前に、秋葉原に寄って、ゲームのイベントを見てきました。
大人気、スマホ海戦ゲーム『アズールレーン』が、9/14に日本配信開始一周年を迎え、
15~17日に秋葉原でオフラインイベントをやっていたので見に行って来ました。
ベルサール秋葉原
祝!一周年
初期キャラの一人『綾波・改』等身大フィギュア
痛車と化したNSX
様々な絵師によるイラスト展示など
中国原産のスマホアプリ、アズレン。
艦これに飽きた『提督』が大勢『指揮官』として乗り換えているそうです。
パクリだとか言われたりしてますが、それぞれの面白さがあっていいんじゃないかな?
艦これ→シミュレーション
アズレン→シューティング
同じキャラでもゲームによって表現が違うのもまた面白い部分です。
以上、靖国参拝(遊就館)とアズレン一周年イベント参加記でした。