サブバッテリー取付

ドラレコの駐車監視を行なっているのだが、バッテリー電圧が12V以下になると動作を停止するバッテリー保護機能が働く。
それはそれで良い機能なのだがバッテリーサイズがノーマルなため案外早くに機能停止してしまう。
バッテリー容量が大きい物へ交換するか、ドラレコ駐車監視用の専用補助バッテリーを取り付けるか悩んだ。

容量を上げても現在使用している55から75程度までだし、そもそも今使用しているバッテリーもまだ寿命ではない。
専用補助バッテリーは結構高い割りに容量も少ないって事で、それならいっそキャンピングカーみたいにサブバッテリーを載せてそこから電源をドラレコに供給する事にした。

バッテリーはリン酸鉄リチウムイオンで容量は18Ahを購入した。
リン酸鉄リチウムイオンバッテリーはただのリチウムイオンバッテリーに比べて耐熱性が高くサイクル寿命も倍以上なためチョイス。

助手席側バルクヘッドに必要な配線を通した。

メインバッテリーから充電器までは8sqを、充電器からサブバッテリーまでは5.5sqのコードを使用。

メインバッテリーからのコードには30Aのサーキットブレーカーを噛ませて車内に設置した。
サブバッテリーコードには20Aのヒューズを噛ませた。

走行充電器本体は20Aのリン酸鉄リチウムイオンにも充電可能な物を購入。
コンパクトなので助手席シート下に設置してあるオーディオアンプの上に収まった。

サブバッテリーはエンジンルームのこの位置に設置。

全ての配線を済ませて試しに通電させるとうまくいったようだったが問題が発生した。
肝心のドラレコが起動しない。

ドラレコの駐車監視はエンジンオフにて始動するが、オンオフの検出はACCコードから行なっている。
ドラレコのプラスコードはサブバッテリーへ繋いだがACCは車体からのままだ。
しかしサブバッテリーはメインバッテリーとは独立していて、走行充電器にはエンジンオンの検出用入力端子はあるが出力端子が存在しないのでACC検出ができないのが原因。

どうしようか考えたが、そもそもサブバッテリーのマイナス側もメインバッテリーとは独立しているのでドラレコを起動するためにドラレコのマイナス端子もサブバッテリーから直接繋いである。
ACC検出を行うには走行充電器からの出力端子が無いため不可能なので、ドラレコのマイナスコードを車体側にも接続する事で解決した。

サブバッテリーモニターも設置。
残容量と電圧表示ができる。

サブバッテリーはドラレコの駐車監視くらいの消費電力だと一晩で20%くらいしか消費しなかったのでかなり長時間の使用ができそうだった。

メインバッテリーのバッテリーあがり時の始動用としても使えるし、キャンプ時の電源や災害時にスマホ等への充電にも使えるので設置して良かった。
セキュリティシステムの電源もサブバッテリーへ移設しようか考えているし、サブバッテリーからシガーソケットやUSB出力を設置すればエンジンオフでも使用可能なので便利そうだ。