旧・松本邸の「春の特別公開」に行ってきました。
炭田採掘から身を起こし筑豊御三家といわれた地方財閥のひとつ 安川家の次男として生まれ伯父松本潜の養子となり 炭鉱・紡績・製鋼・窯業などの事業を興した松本健次郎さんが、住まいと迎賓館とを兼ねて建てたもの。
ふだんは非公開、春と秋の2回それぞれ2日間のみ、事前申し込み(応募多数の場合は抽選)で拝観することができます。
旧・松本邸は竣工からちょうど100年。東京駅や日銀本店などで有名な建築家、辰野金吾さん設計の洋館です。
こういう建物、好きなんです。小学生のとき初めて大人抜きで友達と2人お出かけした先が「旧・日本生命保険株式会社九州支店(赤煉瓦文化館)」という辰野金吾さん設計の洋館でした。
ピアノとクラリネットのミニ・コンサートを聴き、テラスでコーヒーとケーキをいただき、新緑が美しいお庭を散策し、アール・ヌーヴォーをとりいれた建築や家具を見て、・・・うーん、大満足。
アール・ヌーヴォーといっても、オルタ邸あたりのような植物的曲線のTOO MUCHな感じはなく、むしろ「アール・デコに近くない?」というくらい簡素ながらも優しい曲線があしらわれていました。葡萄とツバメがモチーフのステンドグラスもステキでした。
北九州は遠いというイメージを勝手に抱いていましたが、日曜日の午前中だったおかげか国道3号線はわりとスムーズに走れてラクラクでした。あ、でも帰ってきて、IKEAあたりが混雑してました~。
Posted at 2012/04/15 21:53:34 |
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