LH側 リビルト品 ウィンカー付ドアミラー分解
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h27年のリトラクタ・リビルト?左側LHドアミラー、黒メタリック。
【カバー付き取り外し前】
ディーラーで処分の際、カバーに傷orマジック印をつけ解体に回すようで(整備では分別してないのか?)、その不具合品の一部を解体して再生できるらしい。
色々な伝手で入手。
西尾の整備場で譲っていただいた部品。
ウィンカー左の白い、横引き線は、金属の角でガリガリしたように、付けられたキズ。
※このようなキズものは、ディーラーでは
無償対応ではなく、破損扱いとしている
2
【カバー取外し後】
手順をかなり省略、カバーを外し、リトラクタ部分を、丸出しにした画像です。
ミラーの左側コードが出ている部分の盾向き部分が、リトラクター(モーター、ギヤ、シャフト)になります。
違和感があるのは金属プレート、通称ブラケットという部品。眺め回すと、強度的に樹脂だけで構成できないのかなと思われる。
リトラクタを納める部分はおおきな空洞なので衝撃が加わると、割れる・・折れる?
のが素人の私にも想像できる。
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リトラクタ上部。コードが全て上から出ている。
ミラー回転の軸は空洞になっていて・・つまりパイプ状で、その中を、ミラー位置モータ3本、シグナル2本、格納モータ2本、7本のコードが通線され、ドアミラー・ステーを通し、車内に入る。
某ディーラから借用した電子マニュアルによると、リトラクターの周辺は再使用不可部品と書かれている。
リトラクタはモールドしてあるので(だとしても組付けてある以上再生出来ないとは思えない。トヨタの製造部品にそんな器用な部品は少ない)理解できるが、ハーネス、モータ部アダプタ、ガスケット(雨水対策とはいえゴム系樹脂なぜ再使用不可?)、ステーカバー、と書いてあった。本当か?
鵜呑みにすれば、リトラクタの日射による膨張が原因で格納しない場合。
アウターカバー、ミラー、以外は全交換しないと対策修理にならない。
シグナルは別、、と言いたい所だがハーネスはダイレクトにリトラクタ内に入っているので、取り外す工数を鑑みると、全交換が
ベスト。
初期の頃は、おそらくカバー以外は交換したのだろう。(30分以上かかるでしょ?)
最近は、カバー塗装したものを用意して
アッセンブリ交換、15分程度まで短縮して
れば良い方。販売チャネルの考え方次第で対応の仕方は違うかも。
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カバー&リトラクタアッセンブリ
簡単に外して見せてますが、結構面倒な
手数があります。ドライバーの必要なネジは1本ですが、内装はがし、のような樹脂系リムーバでこじって、ミラーを外すとき、
一歩間違えると破損の可能性も否めません。。と、脅しますがww、私のような素人でも外せたので難しくはありません。
もちろん、、
分解は自己責任でお願いします。
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ミラー側、ミラー取外し後
画像ありませんが、トヨタ電子マニュアルでは、
「モールディングリムーバー、で上下四隅のかん合を外す」
とありますが、内装外しで可能です。あのギヤが欠けるんじゃないかという音を聞きながら、パコ、パコ、と外します。
で、問題はアウターカバーを外すには、この状態で、4箇所のツメを外します。
ツメは見えれば簡単に、パコパコ外せますが、1箇所だけ見えません。
白いミラー取付部の、左下に隠れていて
ツールを入れることも、指で触れることもできません。
結論としては、4個のネジを外し、白い部品を外して、アウターカバーのツメを外し、取り外しました。
トヨタ電子マニュアルは嘘つきだな!
好意的に貸してくれましたが、中身がこれじゃ素人じゃ困惑。まあ、DIYが好きで壊しまくってる人でないと役に立たないかな。
かん合位置がわかるだけマシ、ドアミラー取外しに内装パネルも外すというのは
想像してませんでした。
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全体画像(カバー無)
カバーの中身としてはゴツイですが部品の配置や構造はかなりシンプルに配置されて
いて電子マニュアルの範囲内は理解できます。。一部、間引きがありましたが。。
さて、動作不良を探ります
7
昭和60年頃、ビスタから電動格納ミラーが広まったように記憶してますが(上位車種にはありましたが)、機構は基本的に変って無いようです。特に電動格納については
モールド内までは不明(分解する勇気なし)
ですが、回転軸を中空パイプにして通線する。軸を回すのではなくモーターが回る仕組みは変っていません。じゃなんで、格納不具合は発生するのか。
旧車に乗ってた知人、友人に聞いてみると
今に始まった事ではなくて乗用車が売れなかった、RV全盛時代によく有った。
ビスタ、カムリ、チェイサー、マーク2、クレスタ、ブレビス、コロナ、カリーナ、アリオン、ランクス、bB(NCP31初期)、カロゴン、フィールダー。 すべて購入後初期に、思い切りクレーム付けて丸ごと交換すれば以後は発生してない。と、うろ覚えで自信のない答えが返ってきました。
つまり設計上のミス(材質、加工精度指示)と製造上の管理項目に問題があるように思えます。
では交換した部品はなぜ再発しないのか
>>単純に言えば、製作してるラインが違うらしいです。部品は、各地のトヨタ部品共販店からの購入で、補給部品と呼ばれるもので、生産のラインでは流していません。
または、別の下請け工場でサブアッセンブリまで、作らせて総合組立のみラインで行う。このため、通常ラインとは品質の違う
モノが出来上がるようです。
また、トヨタの部品品番構成は、同一品でも、車種別に別番号を付けており、下請けでは少量、他車種を請負うため、品番の違う同一品を使うケースもあるとの事で
ディーラでも偶然見つけると部品共販で
適合確認をすると伺いました。
となると、新車の市場品とはやや異なる補給部品は存在するので、今回のように部品供給の間に合わない事態には有り得る話しかなと少し納得。
話しがそれました、根本的原因ですが
リトラクタの膨張で部品同士の隙間がキツクなり、回転負荷が増え・・・モーターがロックし過電流で電源が止る→格納途中で止まる
膨張する部分、部品はどこなのでしょう?
トヨタお客様相談室で、しつこく聞きましたが、リトラクタより奥は教えて貰えませんでした。企業秘密ってところでしょう。
一番、怪しいのは、中空パイプ。
オール樹脂としても軸となる部分には
アルミ系か、冷間鋼板を樹脂とモールドしてると思うのですが。
二番、ギヤ機構、モータで直接ミラーを回転させるのは無理です。使用されているのは、あのマブチモーターなので高トルク、耐熱型としても減速してトルクアップしているハズです、そのギアにポリマー樹脂のみは
有り得ないはずで、GFファイバー等混合、あるいは真鍮ギア、があるはずなので金属系ギアのバックラッシュの減少。
三番、保護装置がモーター内部のサーミスタの場合、モーター過熱と、日射加熱を、判別できずモーター保護で作動した。
何となく納得いくのは三番、ですね。
マブチモーターのサーモ付きは模型には
おそらく無いでしょう、常に限界域で回転
させて使うので。
それが自動車等、産業系になると保護装置の一部にすることがあります。
殆んどの場合、破壊寸前で止める非常停止用ですが。
停止温度は70~85℃なので、気温40℃
では作動しませんが、稀にモーター内部で
過熱が発生すると、瞬時に70℃は超える
らしいです。
DCモーターはロックしても発煙発火の危険はまずありませんが、瞬時に昇温、巻線の焼損に至るとか。
いづれにせよ、原因は藪の中。
トヨタの信用は失墜しました、私の中では。
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ちょっと意地悪いですが、このコネクタのワイアリングを見たらなんだか作り方の雑なクルマだと思えます。クルクル、グチャグチャ。素人ですから、プロから「これがコネクタの配線だ!」と言われたら「そうなん?」としかいえませんけど。なんだかトヨタ車の作りが若者の自動車離れの様相にダブります。
先日、キーレス連動装置。付けましたが、
製作元のパーソナルパーツのコネクター(カプラー)は直線、ストレート捻りなしで
きれいに接続されて動作も快調でした。
サードパーティの部品の品質が高いこと
痛切に感じますね。
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