少しずつ大掃除。

やるなら念入りに掃除しよう、と思っている箇所はあちこちありますが、今回ステアリングを掃除しました。

よくカーケアで「黒いところは黒く!!!!」などと謳われます。私のセンチュリーはステアリングもばっちり真っ黒!!!………でよいはずがないですよね～

ブルーグレー内装にはあまりに浮きまくるほどに黒いしツルツルテカテカです。何といってもセンターパッド部が艶消しのグレーなのに、グリップとの色の差がありすぎます。

一応、納車時内装クリーニング済みなのですが、革パーツに平気で塗装してごまかす？業者もあると聞きますし、福野礼一郎氏の本によれば、ロールスロイスにおいては新車製造ラインで普通に行われていたとのこと。

百歩譲ってこのステアリングがそのような計らいで化粧直しされていたとしても、ここだけ真っ黒では違和感しかありません。

てなわけで掃除です。

久々の登場。クイックブライトペースト。
正しい使用法でやれば結構いろんなところの油汚れが落ちます。

温めたステアリングにスチームをかけ、濡らした普通硬さの歯ブラシにQBペーストをたっぷりつけて、温かいうちに躊躇なくこすっていきます。

皮脂汚れならば、この段階で落ちる…う～む歯ブラシがみるみるまっ黒に！しかもブラシについた黒は明らかに「塗料」ですね～

とりあえず畳みかけてこすり、濡れタオルで仕上げ拭き。


地道にやっていきます。

スポーク部を仕上げてみました。

グリップ部のステッチから下が掃除したところ。
ステッチを境にウッドコンビかというほど風合いが変わりました。いやおそらくこれが本来の風合いだったはず。

これを全体にやりました。

センターパッド部との色合いもばっちり。つるつるの手触りともおさらばです。さすがに多走行車なので、細かい毛穴などは擦れてふさがってしまったのかもしれませんが、シボや残った毛穴に詰まっていただけの皮脂汚れや塗料はある程度除去できたようです。

革パーツの中でも常に触れることになるステアリング。
ようやく上質な風合いが戻り、ますますステアリングを握りたくなりました。