PLX DEVICES DM-100 OBDII Touch  

【総評】E55 AMG(W211)ワゴン-2004年式 並行車に取り付けました。

　OBDⅡからのデータをみられるのですが、車種によって表示できる項目に違いがあるらしいです。正確な数値を表示させるには別売りのセンサーモジュールを追加する必要があります。
　私はブースト圧/負圧,吸気温度,排気温度のモジュールを追加しました。ちなみにブースト圧/負圧センサーは1台のセンサーモジュールなのに負圧(VAC)とブースト圧(BST)が別れて表示されます。

　データ表示は追加モジュールのものが優先的に表示され、OBDⅡからのデータを表示するには一手間かかります。ディスプレイが操作ボタンを兼ねていてタッチパネルで表示変更や設定を変更できますが、タッチパネルの作動が非常に悪く停車時でないと表示を変えることは危険だと思います。

　購入価格はメインデバイス本体の税込価格+送料です。取付け工賃,追加モジュールは含まれていません。


【満足している点】私の場合はOBDⅡからのデータではなく追加モジュールからのデータを表示させています。走行しながらディスプレイの全項目を視ることは難しいので、視たい項目が上になるようにモジュールをつないでもらいました。

　気軽にマルチメーターの機能を使えるのは大きなメリットだと思います。

　デバイスの起動時=エンジン始動時には好きな画像を表示させることもできます。私は車体製造元のロゴを拝借しました。

　表示モードを変えれば自分で作成したメーターのデザインを自由に表示させられます。PLXのサイトからも多くの種類のメーターデザインをダウンロード→インストールして使用できます。メーターデザインデータインストール時にはパソコン端末を使います。設定ソフトをWindowsパソコンで作動させてPLXメーターのメインモジュールにUSB接続で送り込みます。

　表示方法は詳細に設定でき、背景の色,項目の色,数値の色,メーター(アナログメーターのような表示もできます)の針の色,起動時の画像設定,ピークホールド,時間別の数値の動き(グラフ)等、多くの内容を把握することが可能です。

　追加モジュールの空燃費ユニットは価格の割に性能がとてもいいそうですが、私には不要と感じまして取り付けませんでした。


【不満な点】とにかくタッチパネルの反応が大変に悪く設定や表示変更に手間取ります。走行中の表示変更は私には危険すぎて不可能だと感じました。

　表示できる内容が必ずしも希望通りとはいかない事があるので、妥協できる表示方法を探りながらの設定になるかと思います。

　説明書は紙ベースのものもメーカーサイトもすべて英語なので、訳しながら設定しました。
　また この製品を取り扱っている日本国内の代理店 東名パワードの対応が悪く、質問しても応えてもらえません。PLX製品の扱いに慣れているショップさんの方が知識や方法論を詳しく知っているようです。