みん友の皆さんの中には、私の飼い猫に興味津々…という方も(本当か?)。そこで、「カマニャン」のプロフィールをここでちょっと公開です。
☆今夏で21歳 ☆♀ ☆誕生日、出生地、両親不詳 ☆雑種、三毛+トラ ☆やせ型 ☆臆病、甘えん坊、おしゃべり ☆ペットフードで育つが、魚類には目なし。
誕生日が不明なのは、もともと電話ボックスに捨てられていた猫だから。一緒に捨てられていたお姉ちゃん(?)の方は新しい飼い主に引き取られていきましたが、残された彼女は私が面倒を見ることになりました。
やんちゃで遊び好きだったのは遠い昔の話。いまや遊ばないし、爪も研がないし、二階に駆け上がることもない。外に出しても庭の中から一歩も出ず、5分とたたないうちに戻ってくるだけ。
今はそんな静かな老後の生活?を送っているカマニャンですが、かつて一度だけ、彼女を必死に探し回った苦い思い出があります。
訳あって知人宅に預けていた5歳の頃。ガラス戸を開けて脱走(?)したまま行方不明になってしまったのです。それまでずっと、家猫だったのに。戻ろうとして戻れなくなったんだろうか?このときは「尋ね猫」のビラをあちらこちらに貼り、知人宅から半径500メートル以内をくまなく探し回りました。
興味深かったのは、子供の目撃情報だけがいくつも寄せられたこと。大人は誰ひとり見てないのに。子供たちの遊び場と猫の行動エリアって、重なっているんですね。田んぼの畦道とか、お堀の回りとか。とにかく、これで彼女が生きている事だけは判明しました。
行方不明から6日目の夜遅く。
雨がパラパラ降ってきたので、捜索をあきらめて帰ろうとしたちょうどそのとき、後ろから聞き慣れた鈴の音が(ちょっと風変わりな鈴が首輪でした)…。振り返ると、まさにカマニャンが道を横断するところでした。そして、あれ?体型も柄もカマニャンそっくりの猫が、後を追うようにして道を横切っていくではありませんか。
「カマニャン!あんたどこいってたの?」
道を渡りきった塀の向こうから、すかさず「ニャアーーン!!」と大きな返事が。そして、差し出したペットフードを涙を流さんばかりにガツガツと…。
この一部始終を、くだんのそっくりさん猫、半歩下がって後ろからじっと静かに見守っていました。まるで、「私がしばらく預かっていましたよ」と言わんばかりに…。
今でも、思い出すたびに不思議な気持ちがします。
あの猫、いったい何者だったんだろう?って。
Posted at 2012/09/07 19:32:13 | |
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