みみ助さん
2015/09/12
正統派5ナンバー・セダン
今回は日産・クルーのカタログです。
従来まで小型枠のタクシー仕様として継続生産されていたC32ローレルセダン&910ブルーバードセダンを統合、新たに5ナンバーのFRセダンとしてデビューしたクルー。

既存のセダンをベースとするのではなく、初めからタクシー用途を前提とした、極めて合理的なパッケージングを持つ新しい形のセダンでした。
スタイルはまさにセダンを絵に描いたような正統派のフォルム。

高めのルーフや右側より50mm拡大された左後ドアなど、乗降性を向上させた設計。
四隅を絞り込んだデザインは、最小回転半径4.8mというコンパクトカー並みの小回り性能も実現していました。

インパネもタクシーメーターやタコグラフ等の装着を前提としたデザイン。
ウィンカーレバー先端のハザードスイッチや、運転席と左後のみの「サンクスパワーウィンドウ」もタクシー仕様ならではの装備。

リヤシートはコンフォートやセドリックと同じく、あの乗客を包み込むようなソフトな座り心地。
運転席は料金の受け渡しをスムーズにするため、センター側のバックレスト肩部をカットした非対称形状になっていましたね。

エンジンはセドリックと同じLPGのNA20P型(82ps/16.2kgm)と、直6ディーゼルのRD28型(94ps/18.0kgm)の2種類。
ミッションはコラムシフトは設定されず、5MTと4ATのフロアシフトが組み合わされます。
興味深いのはオプションで、積雪地などでの走破性向上のために機械式LSDが設定されていること。
さらには急坂の多い観光地などでの動力性能確保にノーマルよりファイナルを低くした「登坂用デフ」というオプションもありました。

また、バルクヘッドに這わせたチューブにクーラントを流し、ワイパー下に溜まる雪を溶かす「融雪チューブ」も変わり種のオプション。
雪国の駅前ロータリーで客待ちするようなシーンでは大いに役立ちそうですね。
クルー営業車のラインナップ。

最上級のGLXは個人タクシー向けの豪華版。
クルーのメッカである地方の中小都市ではGLやE-Lあたりが沢山走っていますね。
因みにクルーには一般ユーザー向けに仕立て直した「サルーン」もありました。




基本的に営業車から大きく変わる点はありませんでしたが、ガソリン車はエンジンがスカイラインやローレルにも搭載される直6SOHCのRB20Eとなるのが大きな違い。

クルーサルーンのラインナップ。

最上級のLXサルーンには、本革巻ステアリングや15インチアルミを装備したGタイプもありました。
最廉価のLSサルーンFは、営業車E-L並みに装備を簡略化。
塩ビレザーシートでカラードバンパーやパワーウィンドウも非装着ながらRB20を積む法人向けグレード。
クルーはその後2009年までタクシー仕様が生産され、16年の歴史に幕を下ろすことに。
これで日産車から小型タクシーのラインナップが消滅してしまいました。
クルーの性格上、遊び心など微塵も感じさせない、極めて真面目なセダンではありましたが、画一的なモデルも多い現代においてはなかなか魅力的に見えてきます。
「質実剛健」といった言葉がぴったりのクルー、タクシーにでも乗る機会があればぜひ選んで乗ってみたい1台ですね。
従来まで小型枠のタクシー仕様として継続生産されていたC32ローレルセダン&910ブルーバードセダンを統合、新たに5ナンバーのFRセダンとしてデビューしたクルー。

既存のセダンをベースとするのではなく、初めからタクシー用途を前提とした、極めて合理的なパッケージングを持つ新しい形のセダンでした。
スタイルはまさにセダンを絵に描いたような正統派のフォルム。

高めのルーフや右側より50mm拡大された左後ドアなど、乗降性を向上させた設計。
四隅を絞り込んだデザインは、最小回転半径4.8mというコンパクトカー並みの小回り性能も実現していました。

インパネもタクシーメーターやタコグラフ等の装着を前提としたデザイン。
ウィンカーレバー先端のハザードスイッチや、運転席と左後のみの「サンクスパワーウィンドウ」もタクシー仕様ならではの装備。

リヤシートはコンフォートやセドリックと同じく、あの乗客を包み込むようなソフトな座り心地。
運転席は料金の受け渡しをスムーズにするため、センター側のバックレスト肩部をカットした非対称形状になっていましたね。

エンジンはセドリックと同じLPGのNA20P型(82ps/16.2kgm)と、直6ディーゼルのRD28型(94ps/18.0kgm)の2種類。
ミッションはコラムシフトは設定されず、5MTと4ATのフロアシフトが組み合わされます。
興味深いのはオプションで、積雪地などでの走破性向上のために機械式LSDが設定されていること。
さらには急坂の多い観光地などでの動力性能確保にノーマルよりファイナルを低くした「登坂用デフ」というオプションもありました。

また、バルクヘッドに這わせたチューブにクーラントを流し、ワイパー下に溜まる雪を溶かす「融雪チューブ」も変わり種のオプション。
雪国の駅前ロータリーで客待ちするようなシーンでは大いに役立ちそうですね。
クルー営業車のラインナップ。

最上級のGLXは個人タクシー向けの豪華版。
クルーのメッカである地方の中小都市ではGLやE-Lあたりが沢山走っていますね。
因みにクルーには一般ユーザー向けに仕立て直した「サルーン」もありました。




基本的に営業車から大きく変わる点はありませんでしたが、ガソリン車はエンジンがスカイラインやローレルにも搭載される直6SOHCのRB20Eとなるのが大きな違い。

クルーサルーンのラインナップ。

最上級のLXサルーンには、本革巻ステアリングや15インチアルミを装備したGタイプもありました。
最廉価のLSサルーンFは、営業車E-L並みに装備を簡略化。
塩ビレザーシートでカラードバンパーやパワーウィンドウも非装着ながらRB20を積む法人向けグレード。
クルーはその後2009年までタクシー仕様が生産され、16年の歴史に幕を下ろすことに。
これで日産車から小型タクシーのラインナップが消滅してしまいました。
クルーの性格上、遊び心など微塵も感じさせない、極めて真面目なセダンではありましたが、画一的なモデルも多い現代においてはなかなか魅力的に見えてきます。
「質実剛健」といった言葉がぴったりのクルー、タクシーにでも乗る機会があればぜひ選んで乗ってみたい1台ですね。
Posted at 2015/09/13 15:05:26
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