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タッチ_さん
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2020/04/06

武漢ウイルスが変えた世界の風景(3)

新型コロナウイルスに対するこれまでの日本の対応


明日、政府が緊急事態宣言が出そうですが、武漢ウイルスに対する日本政府の対応について、皆さんも色々と思うところがあるでしょう。
JNNの世論調査では、日本政府の対応を評価するのは30%、緊急事態宣言を出すべきは80%、マスクの配布を評価するは22%、評価しないは75%、など。

実際問題として日本の感染者数は昨日(4/5)時点で4千人未満(3,856)、死者は百人未満(93人)で、欧米のように10万人規模の感染者、死者1万人以上などの状況に比べると、感染を封じ込められているように見えます。

しかしながら、実はこれはPCR検査数が欧米に比べて圧倒的に少ないためで、検査自体をしなければ感染者が増えないのは当たり前の話です。

昨日、今日とこの事実を取り上げて、「けしからん!」「もっと検査数を増やすべきだ!」とヒステリックに騒ぐ人をTVで何人も見たのですが(苦笑)、貴方はどう思いますか?。

実は日本のこの「消極的検査」作戦の是非については世界各国も注目していて、これが良かったのかダメだったのかは、残念ながらまだ結論が出ていません。
解説しましょう。

ボクの推察では、検査範囲を多くの国民に広げれば、現在判明している数に数倍する感染者が確定して、感染者数は数倍から十倍程度(つまり3~4万人)くらいに一気に増えると考えています。つまり、市中には既に相当数の感染者が潜在しているということ。

この潜在感染者をPCR検査で顕在化させれば、先週までの感染症対策法では全員、入院させなければならないため、あっという間に病院は一杯になって医療崩壊が起こります。

だから、潜在している感染者を一気に顕在化させるのは上手くない、、、というのが、検査範囲を無暗に拡大しない理由のようです。

それでイイのか?、、、ですが(^_^;)

ここが今回の武漢ウイルスの特徴的な点です。感染者は無症状態でも他人に感染を広げる一方で、無症状、或いは軽症のまま治癒してしまう人が8割とも言われています。一方で重症化、重篤化し始めると死に至るまでのスピードが速く、命に係わる危険なウイルスでもあります。

改めて冷静に(少し頭を冷やして)考えてみます。

現在PCR検査は、発熱などのなんらかの症状が顕在化した人、並びに発症者の濃厚接触者、感染地域からの帰国者といった感染の疑いがある人、に限定されています。

これは逆に言えば、自覚症状の無い人はPCR検査が受けられないことになりますが、自覚症状が無い人(感染してない人 or 感染しているが発症していない人)は、検査する必要があるのでしょうか?言い方を変えると「検査の優先順位が高い」のでしょうか?

一方で、症状が出ている人や感染の疑いが高い人はPCR検査が受けられていることになっています。これらの人たちは検査の優先順位は間違いなく高いです。

感染拡大を防止することは非常に重要ではありますが、伝染病の蔓延を防ぐ方法は2つしかないと言われていて、ひとつはワクチン、もう一つは検疫(外出禁止や都市封鎖)です。ワクチンが出来上がるのは1年以上先になるため、今採れる手は検疫しかありませんが、これは民主主義の根幹である国民の行動の自由を制限することであり、しかもそれは資本主義の経済活動にも著しい悪影響を与えるため、避けられるものならやりたくない打ち手です。

そのやりたくない手に打って出るか否かの判断材料は「国民の生命の危険」です。

では日本の死者数は?と見てみると、まだ100名前後に留まっています。その死者数も日に日に倍増している、、、という状況ではなく一日一桁に留まっています。日に数百人、或いは千人を超える死者が出ている諸外国とは、明らかに状況が異なるという政府の説明は、確かにその通りと言わざるを得ません。

ここで個人的に疑問に思う点は、なぜ日本国内の感染状況はこんなに緩やかなのか?という点です。確かにPCR検査数が少ないのは事実ですが、少なくとも発症した人は検査出来て、陽性の結果が出た人は治療が受けれれていて、結果として死者数が三桁に届かずに済んでいます。
発症したが検査が受けられず、治療されずに死んだ人が大量に出ている、というワケではないのです。

そしてこの対処方法によって、医療システムの崩壊が避けられていることも事実です。

こうして見ると、日本政府は良くやっている、と言えるのかもしれません。

個人的には色々と文句は勿論ありますが、何しろ未だかつてない危機ですから、対応マニュアル(処方箋)は世界中のどこにもありません。だから日本の対応はここまでは良し、問題は今後です。

色々と対応が遅いとかもっと強いメッセージを出すべきだとか思うところはありましたが、厚生労働省は先週、対応方針を変更して軽症者は隔離施設に移せるようになりました。これに呼応するように、東京都はアパ・ホテルの協力を得て軽症者を明日から都内の特定のアパ・ホテルに徐々に移送するそうです。これで病院は重症患者に集中できるようになり、医療機関の対応キャパが大きく拡大できることになります。

なんとかギリギリ間に合った、というところでしょうか。色々と批判が渦巻いていますが、政府も役人も何もしていなかったワケではなかったってことですね。

ここまでの、そしてこれらかの日本の対応の是非が評価されるのはこれからです。ボクは別に自民党支持者ではないし、日本の官僚機構にも不信感が高いですが、日本の対応が結果的に日本人の感染被害を最小限に抑える結末に至ることを願って止みません。
Posted at 2020/04/06 12:16:47
イイね!
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