kumayuさん
2012/08/14
【2012年夏 遠征記 その5】山形散歩
その4 からの続きです。
長きにわたった遠征記も、ようやく最終章を迎えました。
仙台の宿で気持ち良く目が覚めます。朝食後、駅に出向いてお土産の牛たんを買い込んだ後、9時にチェックアウトして出発。
次に向かうは・・・山形県山形市。仙台から高速で1時間ほどの距離です。
10時30分頃、山形市内のコインパーキングに到着。今回は持参の折りたたみ自転車で巡ります。
晴れ間が見えて、暑くなりそうなお天気です。
まず最初に、山形といえば・・・ということで霞城公園と旧済生館へ。

霞城公園。お城の建物はあまり残っていませんが、二ノ丸あたりの石垣と堀はかなりな部分が残っていました。

その一角に旧済生館の建物はありました。今は山形市郷土館となっており、建物は国の重文に指定されています。明治初期の洋風建築が良い感じです。
館内の見学は無料です。
元は病院として使われていたもので、館内には山形市の歴史のほかに、当時つかわれていた医療器具などが展示されています。

館内です。

中庭を囲うように、グルリと円形の廊下と部屋があります。3層の建物とこの円形の1階部分が珍しい造りですね。
ここから、いよいよ街歩き(サイクリング)開始です。
街歩きの前には市内地図を入手しないといけません。実は、館内の案内コーナーに貼られていた市内地図がちょうど街巡りによさそうなサイズと内容でしたので、受付に同じものが無いか尋ねたところ、切らしていて無い、とのこと。諦めて立ち去ろうと思ったところ、受付の男性が呼び止めて「これならありますよ」と別の地図を出してくれました。さっきのよりも若干サイズは大きめですが、内容は遜色無いもの。ありがたくその地図をいただきます。

大手門。向こうには最上義光公の像があります。

石垣のすぐそばを、JR奥羽線が走っています。福山城や水戸城、明石城など、お城の中やすぐ隣を鉄道が走っている光景はあちこちで見られます。

文翔館。旧県庁庁舎です。向こうに見えるのは旧県会議事堂。
市内には、このような歴史のある建物を随所に見る事が出来ます。

千歳館。今でも現役のレストランになっています。

「御殿堰」。江戸時代に整備された17km以上の水路「御殿堰」沿いに、洒落た飲食店などが並んでいます。

七日街通りと大沼百貨店。人通りも多く賑わっています。

「ほっとなる横丁」と言う屋台村がありました。山形の郷土料理などが味わえるそうです。

「山形まなび館」。元は小学校の建物です。この建物、県内初の鉄筋コンクリート校舎、とのこと。建てられたのは昭和2年。昭和初期の鉄筋コンクリートの建物は珍しいですね。デザインも凝った造りで興味深いです。

七日町の通り沿いにある「丸太中村近江屋」と向うは「寝装野村屋」。どちらも江戸時代の建築です。
ひととおり巡った後、駅前に戻りました。

駅近くに飲食店街がありました。夜は賑わうのでしょうか。昼間は営業している店も少なく静かでした。
駅構内に戻ります。駅は帰省客などでにぎわっていますが、その一角に若い女性を中心とした人達が列を作っています。よく見ると、郊外の大型ショッピングセンターに向かうシャトルバスを待つ人達でした。
駅の西側にまわります。こちらは、再開発の真っ最中でしょうか、広い敷地に、新しい施設が建ち始めています。

その中の1つ、霞城セントラル。市内を巡っていると、どこからもこの高層ビルが目に入ります。
ここで昼食にします。
山形といえばやはり「芋煮」でしょう。
とあるお店に入ります。頼んだのは芋煮のほかに、「鶏飯」という、鶏肉の入っただし茶漬け。

鶏飯はさらさらと口当たりの良いだし茶漬けに柔らかい鶏肉が非常によく合っていました。
芋煮も、芋のほかに牛肉、こんにゃくと具沢山で、これも何杯でも入りそうです。
お腹も満足したところで、いよいよ帰路につきます。時刻は14:00。明日の朝までには帰宅していないといけません。
駐車場に戻る途中、自転車で走っていると、後ろから自転車に乗ったまだ10代とおぼしき若い男性が「すみません」と声をかけてきました。
「これ、落ちましたよ」照れくさそうに言う彼の手にはペットボトルの冷凍ジュースが。私がさきほどコンビニに寄って買い求めたものです。
どうやら、自転車のハンドルにひっかけていた袋が破れて落ちたようで、拾ってわざわざ追いかけてくれたのです。
お土産の牛たんを保冷パックに入れてあるのですが、もう少し冷却を補おうとここで買い求めた冷凍ジュースでした。
昨日の松島駅のご婦人、先ほどの済生館の案内の男性、そしてこの少年と、今回も地元の人達の親切が身に沁みた旅となりました。
駐車場に戻り、自転車を畳んで荷室に収めて14時過ぎに出発。ここから自宅までのロングドライブの開始です。
山形市から赤湯までR13、ここからR113で新潟県の胎内市に出て、あとは日本海東北道~北陸道を日本海沿いにひたすら走ります。
途中の新潟黒埼PAで定番お土産「新潟チップス」を購入して、三条ICちかくの栄PAでご当地ラーメン「三条ラーメン」の夕飯。この時17時。
北陸道をそのままひた走り、富山から山沿い(東海北陸道経由)か海沿い(そのまま北陸道経由)かを選ぶところで、遠回りになりますが海沿いを選択。しかも福井県に入ったところでわざわざ高速を降りて、越前海岸の方まで回っての夜のシーサイドドライブを楽しみます。
そのまま下道経由で、自宅着は夜の1時。経路の割には意外と早く到着しました。

今回の総走行距離と平均燃費です。
総走行距離は1515km。帰路に若干遠回りした割には意外と短かったのでは?
やはり、行きに長野~群馬~栃木と中央部を通ると距離も短くなるようです。
そして平均燃費は20.9km/L。こちらはもう少し伸びてもよかったかな?というのが正直な感想です。
ということで、今回も良い旅となりました。
ここまでの長文、最後までご覧になられた皆様、どうもありがとうございました。
長きにわたった遠征記も、ようやく最終章を迎えました。
仙台の宿で気持ち良く目が覚めます。朝食後、駅に出向いてお土産の牛たんを買い込んだ後、9時にチェックアウトして出発。
次に向かうは・・・山形県山形市。仙台から高速で1時間ほどの距離です。
10時30分頃、山形市内のコインパーキングに到着。今回は持参の折りたたみ自転車で巡ります。
晴れ間が見えて、暑くなりそうなお天気です。
まず最初に、山形といえば・・・ということで霞城公園と旧済生館へ。

霞城公園。お城の建物はあまり残っていませんが、二ノ丸あたりの石垣と堀はかなりな部分が残っていました。

その一角に旧済生館の建物はありました。今は山形市郷土館となっており、建物は国の重文に指定されています。明治初期の洋風建築が良い感じです。
館内の見学は無料です。
元は病院として使われていたもので、館内には山形市の歴史のほかに、当時つかわれていた医療器具などが展示されています。

館内です。

中庭を囲うように、グルリと円形の廊下と部屋があります。3層の建物とこの円形の1階部分が珍しい造りですね。
ここから、いよいよ街歩き(サイクリング)開始です。
街歩きの前には市内地図を入手しないといけません。実は、館内の案内コーナーに貼られていた市内地図がちょうど街巡りによさそうなサイズと内容でしたので、受付に同じものが無いか尋ねたところ、切らしていて無い、とのこと。諦めて立ち去ろうと思ったところ、受付の男性が呼び止めて「これならありますよ」と別の地図を出してくれました。さっきのよりも若干サイズは大きめですが、内容は遜色無いもの。ありがたくその地図をいただきます。

大手門。向こうには最上義光公の像があります。

石垣のすぐそばを、JR奥羽線が走っています。福山城や水戸城、明石城など、お城の中やすぐ隣を鉄道が走っている光景はあちこちで見られます。

文翔館。旧県庁庁舎です。向こうに見えるのは旧県会議事堂。
市内には、このような歴史のある建物を随所に見る事が出来ます。

千歳館。今でも現役のレストランになっています。

「御殿堰」。江戸時代に整備された17km以上の水路「御殿堰」沿いに、洒落た飲食店などが並んでいます。

七日街通りと大沼百貨店。人通りも多く賑わっています。

「ほっとなる横丁」と言う屋台村がありました。山形の郷土料理などが味わえるそうです。

「山形まなび館」。元は小学校の建物です。この建物、県内初の鉄筋コンクリート校舎、とのこと。建てられたのは昭和2年。昭和初期の鉄筋コンクリートの建物は珍しいですね。デザインも凝った造りで興味深いです。

七日町の通り沿いにある「丸太中村近江屋」と向うは「寝装野村屋」。どちらも江戸時代の建築です。
ひととおり巡った後、駅前に戻りました。

駅近くに飲食店街がありました。夜は賑わうのでしょうか。昼間は営業している店も少なく静かでした。
駅構内に戻ります。駅は帰省客などでにぎわっていますが、その一角に若い女性を中心とした人達が列を作っています。よく見ると、郊外の大型ショッピングセンターに向かうシャトルバスを待つ人達でした。
駅の西側にまわります。こちらは、再開発の真っ最中でしょうか、広い敷地に、新しい施設が建ち始めています。

その中の1つ、霞城セントラル。市内を巡っていると、どこからもこの高層ビルが目に入ります。
ここで昼食にします。
山形といえばやはり「芋煮」でしょう。
とあるお店に入ります。頼んだのは芋煮のほかに、「鶏飯」という、鶏肉の入っただし茶漬け。

鶏飯はさらさらと口当たりの良いだし茶漬けに柔らかい鶏肉が非常によく合っていました。
芋煮も、芋のほかに牛肉、こんにゃくと具沢山で、これも何杯でも入りそうです。
お腹も満足したところで、いよいよ帰路につきます。時刻は14:00。明日の朝までには帰宅していないといけません。
駐車場に戻る途中、自転車で走っていると、後ろから自転車に乗ったまだ10代とおぼしき若い男性が「すみません」と声をかけてきました。
「これ、落ちましたよ」照れくさそうに言う彼の手にはペットボトルの冷凍ジュースが。私がさきほどコンビニに寄って買い求めたものです。
どうやら、自転車のハンドルにひっかけていた袋が破れて落ちたようで、拾ってわざわざ追いかけてくれたのです。
お土産の牛たんを保冷パックに入れてあるのですが、もう少し冷却を補おうとここで買い求めた冷凍ジュースでした。
昨日の松島駅のご婦人、先ほどの済生館の案内の男性、そしてこの少年と、今回も地元の人達の親切が身に沁みた旅となりました。
駐車場に戻り、自転車を畳んで荷室に収めて14時過ぎに出発。ここから自宅までのロングドライブの開始です。
山形市から赤湯までR13、ここからR113で新潟県の胎内市に出て、あとは日本海東北道~北陸道を日本海沿いにひたすら走ります。
途中の新潟黒埼PAで定番お土産「新潟チップス」を購入して、三条ICちかくの栄PAでご当地ラーメン「三条ラーメン」の夕飯。この時17時。
北陸道をそのままひた走り、富山から山沿い(東海北陸道経由)か海沿い(そのまま北陸道経由)かを選ぶところで、遠回りになりますが海沿いを選択。しかも福井県に入ったところでわざわざ高速を降りて、越前海岸の方まで回っての夜のシーサイドドライブを楽しみます。
そのまま下道経由で、自宅着は夜の1時。経路の割には意外と早く到着しました。

今回の総走行距離と平均燃費です。
総走行距離は1515km。帰路に若干遠回りした割には意外と短かったのでは?
やはり、行きに長野~群馬~栃木と中央部を通ると距離も短くなるようです。
そして平均燃費は20.9km/L。こちらはもう少し伸びてもよかったかな?というのが正直な感想です。
ということで、今回も良い旅となりました。
ここまでの長文、最後までご覧になられた皆様、どうもありがとうございました。
Posted at 2012/08/16 22:50:16
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