kumayuさん
2025/04/30
【2025年春 遠征記その9】黒潮とカツオのたたき、そして…
その8 からの続きです。
長きにわたった春の遠征、2泊3日の旅の記録も、こちらをもって最終章です。(…という書き出しになるはずでしたが、実際にはそうならなかったことはまた、後述します)

窪川駅ホームには、土讃線高知方面土佐山田行きの気動車が待機していました。発車まで20分ほどの時間があります。
予土線から、20分ほどの接続時間で乗り換えができるのはありがたいこと。
車内は空席が目立ちます。予土線から乗り換えた乗客も私のほかには1人だけでした。
先ほどの宇和島駅発の松山方面もでしたが、ここ窪川駅から発着する高知方面の列車も、各駅停車より特急列車の方が本数が多くなっています。地域内の輸送需要より、都市間の輸送需要の方が高いのかもしれません。
BOX席があるのでこちらに座ります。

発車までのんびり待っていると、ポツポツと他の乗客が乗り込んできました。
半数ほどの座席が埋まった所で発車。
ここからは四万十川から離れ、しばらくは同じように高知市と結ぶR56と並走、山あいの集落と田畑が点在する風景の中を走ります。
四万十町最後の駅である、影野駅を発車すると長短のトンネルが連続する区間に。展望がほとんどなくなり、トンネルと森林の中を10㎞ほど走ると、中土佐町最初の駅、土佐久礼駅に到着。
この区間が、ちょうど山と海との境目になり、進行方向右側の車窓からは遠くにあった山が見えなくなりました。


次の安和駅は、ホームのすぐ目の前に砂浜が。駅に停車中に撮った写真が↑です。
土讃線というと、四国山地の山あいを抜けるというイメージがあるのですが、考えたら黒潮が流れる高知県とを結ぶ路線です。そういえば、去年の今頃訪れた土佐くろしお鉄道の鉄旅でも、太平洋を間近にみることができる車窓が続きました。
須崎駅からは多くの乗客が乗り込んできます。その先も駅ごとに乗客が増え、仁淀川を渡り伊野駅を発車する頃には車内は立ち客も出るくらいの混雑になりました。このあたりは高知市の近郊区間。列車の本数も増え、各駅停車の本数も、多い時には1時間に3本ほどの運転本数になります。
14時41分、高知駅に到着。
多くの乗客が下車します。反対に乗り込んでくる乗客も多く、一瞬車内とホームはごった返します。

乗降が落ち着いた所で撮っています。
この日は乗り継ぎのタイミングの関係で食事をする時間が取れず、当初から高知市内で遅い昼食を取る行程にしていました。
早朝のおにぎり以来何も食べていないので、かなり空腹。高知といえば「カツオのたたき」ということで、列車に乗っているときから頭の中はずっと、カツオのたたき定食が占めていました。

駅前の電停から、繁華街のはりまや橋まで市内電車で向かいます。
ちなみに、高知市内の滞在時間は2時間30分ほど。

お馴染み、はりまや橋。
去年も少し手前の後免駅までは来ているのですが、高知市内までやってきたのは、やはり10年前。
この時もカツオのたたきはしっかりといただいています。

はりまや橋北側の、京町、はりまや橋のアーケード繁華街へ。しかし、時間帯が昼下がりということで、中休み中の飲食店も多く、あちこち探し回ってようやく営業中のお店を見つけます。

カツオのたたき定食♪…にんにくが添えられているのはここ、高知でしかいただいたことがありません。
あっという間に平らげて、街歩きへ。

市街地の中の、水路のある公園。このまままっすぐ行くと先ほどのはりまや橋になります。
ちなみに、写真の場所のすぐ先にも、明治時代に架けられた「はりまや橋」があったことを後になって知りました。今のイメージとは違い、鋼鉄製の緑色の欄干とのことで、最初にリサーチしておけばじっくりと見ることができたのに、と思うとかなり残念。
帯屋町のアーケード街に戻ります。
まだ、お腹は6~7分目くらい。スケジュールでは、この先で食事にありつけない可能性もあるということで、通りがかりで見つけた地元のうどん店に入ります。

釜玉バターうどん。カルボナーラ風の味付けが新鮮でおいしいです。

高知駅まで街歩き

江の口川にかかる高知橋から。ヤシの木の並木が続きます。
今朝の宇和島市内でも見かけましたが、普段はなかなかヤシの木なんて見る機会が無いので、つい見入ってしまうと同時に、その高さに驚きます。

高知駅前の案内所前にある、「アンパンマン」「ばいきんまん」のコンビ。
ちょうど今、NHKの朝ドラの関連もあって話題になってますね。
その横に「ドキンちゃん」の石像もありましたが、こちらはベンチに人がいたので撮っていません。
駅に戻り、お土産屋さんでお土産を購入後、ホームへ。

あとは岡山まで向かい、新幹線に乗り継げば、その日のうちに帰宅することができます。

岡山行き特急「南風」が入線。
座席にゆったりと腰を落ち着けます。

車窓からは駅前広場が。高いところから遮るものもなく見渡すことができますので、様子がよくわかります。
10年ぶりの訪問にも関わらず、わずか2時間30分の滞在で、非常に駆け足になってしまいましたが、また今度、ゆっくりと訪れることを約して、高知の街を後にします。
定刻、静かに発車。車内の乗客は僅か。
駅で買ったペットボトルの飲み物を窓枠に置き、少し背もたれを倒して流れゆく車窓を眺め続けます。
そのうちに日が暮れて車窓は暗くなりますので、あとは帰宅まで、車内ではお気に入りのラジオ番組や音楽を聴きながら、ここまでの行程を思い返したり、撮った写真の整理などをしながらまったりしよう…
そう思いながら何気なくスマホを見ると、流れてきた1件のネットニュースに目が点になりました。
「東海道新幹線 岐阜羽島~米原間が停電のため運転見合わせ 復旧の見通し立たず」!?
ただでさえ、普通に新幹線に乗っても帰宅が夜遅めになる行程なのですが…果たして帰宅できるのか???
ということで、予定外の番外編、その10 に続きます。
長きにわたった春の遠征、2泊3日の旅の記録も、こちらをもって最終章です。(…という書き出しになるはずでしたが、実際にはそうならなかったことはまた、後述します)

窪川駅ホームには、土讃線高知方面土佐山田行きの気動車が待機していました。発車まで20分ほどの時間があります。
予土線から、20分ほどの接続時間で乗り換えができるのはありがたいこと。
車内は空席が目立ちます。予土線から乗り換えた乗客も私のほかには1人だけでした。
先ほどの宇和島駅発の松山方面もでしたが、ここ窪川駅から発着する高知方面の列車も、各駅停車より特急列車の方が本数が多くなっています。地域内の輸送需要より、都市間の輸送需要の方が高いのかもしれません。
BOX席があるのでこちらに座ります。

発車までのんびり待っていると、ポツポツと他の乗客が乗り込んできました。
半数ほどの座席が埋まった所で発車。
ここからは四万十川から離れ、しばらくは同じように高知市と結ぶR56と並走、山あいの集落と田畑が点在する風景の中を走ります。
四万十町最後の駅である、影野駅を発車すると長短のトンネルが連続する区間に。展望がほとんどなくなり、トンネルと森林の中を10㎞ほど走ると、中土佐町最初の駅、土佐久礼駅に到着。
この区間が、ちょうど山と海との境目になり、進行方向右側の車窓からは遠くにあった山が見えなくなりました。


次の安和駅は、ホームのすぐ目の前に砂浜が。駅に停車中に撮った写真が↑です。
土讃線というと、四国山地の山あいを抜けるというイメージがあるのですが、考えたら黒潮が流れる高知県とを結ぶ路線です。そういえば、去年の今頃訪れた土佐くろしお鉄道の鉄旅でも、太平洋を間近にみることができる車窓が続きました。
須崎駅からは多くの乗客が乗り込んできます。その先も駅ごとに乗客が増え、仁淀川を渡り伊野駅を発車する頃には車内は立ち客も出るくらいの混雑になりました。このあたりは高知市の近郊区間。列車の本数も増え、各駅停車の本数も、多い時には1時間に3本ほどの運転本数になります。
14時41分、高知駅に到着。
多くの乗客が下車します。反対に乗り込んでくる乗客も多く、一瞬車内とホームはごった返します。

乗降が落ち着いた所で撮っています。
この日は乗り継ぎのタイミングの関係で食事をする時間が取れず、当初から高知市内で遅い昼食を取る行程にしていました。
早朝のおにぎり以来何も食べていないので、かなり空腹。高知といえば「カツオのたたき」ということで、列車に乗っているときから頭の中はずっと、カツオのたたき定食が占めていました。

駅前の電停から、繁華街のはりまや橋まで市内電車で向かいます。
ちなみに、高知市内の滞在時間は2時間30分ほど。

お馴染み、はりまや橋。
去年も少し手前の後免駅までは来ているのですが、高知市内までやってきたのは、やはり10年前。
この時もカツオのたたきはしっかりといただいています。

はりまや橋北側の、京町、はりまや橋のアーケード繁華街へ。しかし、時間帯が昼下がりということで、中休み中の飲食店も多く、あちこち探し回ってようやく営業中のお店を見つけます。

カツオのたたき定食♪…にんにくが添えられているのはここ、高知でしかいただいたことがありません。
あっという間に平らげて、街歩きへ。

市街地の中の、水路のある公園。このまままっすぐ行くと先ほどのはりまや橋になります。
ちなみに、写真の場所のすぐ先にも、明治時代に架けられた「はりまや橋」があったことを後になって知りました。今のイメージとは違い、鋼鉄製の緑色の欄干とのことで、最初にリサーチしておけばじっくりと見ることができたのに、と思うとかなり残念。
帯屋町のアーケード街に戻ります。
まだ、お腹は6~7分目くらい。スケジュールでは、この先で食事にありつけない可能性もあるということで、通りがかりで見つけた地元のうどん店に入ります。

釜玉バターうどん。カルボナーラ風の味付けが新鮮でおいしいです。

高知駅まで街歩き

江の口川にかかる高知橋から。ヤシの木の並木が続きます。
今朝の宇和島市内でも見かけましたが、普段はなかなかヤシの木なんて見る機会が無いので、つい見入ってしまうと同時に、その高さに驚きます。

高知駅前の案内所前にある、「アンパンマン」「ばいきんまん」のコンビ。
ちょうど今、NHKの朝ドラの関連もあって話題になってますね。
その横に「ドキンちゃん」の石像もありましたが、こちらはベンチに人がいたので撮っていません。
駅に戻り、お土産屋さんでお土産を購入後、ホームへ。

あとは岡山まで向かい、新幹線に乗り継げば、その日のうちに帰宅することができます。

岡山行き特急「南風」が入線。
座席にゆったりと腰を落ち着けます。

車窓からは駅前広場が。高いところから遮るものもなく見渡すことができますので、様子がよくわかります。
10年ぶりの訪問にも関わらず、わずか2時間30分の滞在で、非常に駆け足になってしまいましたが、また今度、ゆっくりと訪れることを約して、高知の街を後にします。
定刻、静かに発車。車内の乗客は僅か。
駅で買ったペットボトルの飲み物を窓枠に置き、少し背もたれを倒して流れゆく車窓を眺め続けます。
そのうちに日が暮れて車窓は暗くなりますので、あとは帰宅まで、車内ではお気に入りのラジオ番組や音楽を聴きながら、ここまでの行程を思い返したり、撮った写真の整理などをしながらまったりしよう…
そう思いながら何気なくスマホを見ると、流れてきた1件のネットニュースに目が点になりました。
「東海道新幹線 岐阜羽島~米原間が停電のため運転見合わせ 復旧の見通し立たず」!?
ただでさえ、普通に新幹線に乗っても帰宅が夜遅めになる行程なのですが…果たして帰宅できるのか???
ということで、予定外の番外編、その10 に続きます。
Posted at 2025/05/11 23:11:43
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