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SxLANDYさん
イイね!
2020/06/07

🌉 Double Bind Theory






緊急事態宣言が全国的に解除された約一週間後に

東京都から『東京アラート』が発動されました。










4/7(火)に東京都を含む7都府県(埼玉県、千葉県、神奈川県、大阪府、兵庫県、福岡県)対象に発令された新型コロナ感染拡大による緊急事態宣言は、16日(木)に全国を対象にすることに決まりました。

期間は当初5/6(水)までの一ヶ月間とされましたが、5/4(月)に31日(日)まで延長されました。

状況が好転したことから5/14(木)に39県で解除され、21日(木)に3府県(兵庫県・大阪府・京都府)で解除され、残る5都道県(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・北海道)は25日(月)に解除されました。





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それから僅か8日後の6/2(火)...

東京都は東京アラートを発動しました。



東京アラート』とは何でしょう?



東京都防災HPによれば『都内の感染状況を都民の皆様に的確にお知らせし、警戒を呼び掛けるもの』だそうです。



現在の東京都知事は新しいカタカナ用語を次々と発信するので、混乱する方も少なくないようです。神奈川県知事が『東京アラーム』と誤記した投稿をオフィシャルのFacebookに掲載していたことは有名になり、笑い話として捉えられています。(3日間掲載されていましたが周囲から指摘されたようで、現在は訂正されています)



しかし『東京アラート』発動で、都庁とレインボーブリッジが赤(と黒色)にライティングされましたので、新たな夜景撮影名所となってしまうなど、警戒を呼び掛ける手法がよく理解できない状況となっているようです。

十分、想定できた話ですよね。自分でも予想がつきましたから...



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緊急事態宣言の解除が検討された時期に、政治家からは「気の緩みがみられる」という発言がありました。

緊急事態宣言が解除されるということの解除とは緩めるということですよね。緊張を緩めるのが解除であるならば、気を緩めるのは当たり前だと考えます。解除しながら、一方で気を緩めるなというのはダブルバインドという、2つの異なる指令を出すことでもありますから、思考に混乱を引き起こします。





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ダブルバインドとは2人以上の集団において、2つの矛盾するコミュニケーション状況におかれることをいいます。

分かりやすく喩えると、親が子供に「おいで」と(言語的に)言っておきながら、いざ子供が近寄ってくると逆にドンと突き飛ばしてしまう(非言語的であり、最初の命令とは異なるため、矛盾をそれと気がつきにくいとされています。それはそうですよね)。

呼ばれてそれを無視すると怒られ、近寄っていっても拒絶される。

子供は次第にその矛盾から逃げられなくなり疑心暗鬼となり、家庭外に出てもそのような世界であると認識して、別の他人に対しても同じように接してしまうようになることをいいます。問題となっている愛着障害の原因とも考えられています。



そして、更に以下のような症状が現れる、とされています。
・言葉に表されていない意味に偏執する。
・言葉の文字通りの意味にしか反応しなくなる。
・コミュニケーションそのものから逃避する。



これって、いわゆる『自粛警察』に繋がるんじゃないかなと思うのです。





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4/26(日)、近所のライブバーで無観客でのライブをインターネット配信したところ、店の出入口に『自粛してください。次発見すれば警察を呼びます』と書かれた貼紙が貼り付けられて、ニュースになりました。

また、TVで駐車場が一杯になったゴルフ場の様子が流されると「営業するな」という苦情電話が殺到し、5/1(金)には日本ゴルフ協会などが報道の自粛を求める声明文を公表する事態になったことも思い出しました。

漠然と『何かと似ている』とは思っていましたが、最近その『あること』に気付きました。



それは1971年に米スタンフォード大学で行われた、ある実験です。





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そう、悪名高き『監獄実験』です。

大学生21人を、無作為に『看守役』と『囚人役』に振り分けて、監獄での生活を体験させてみたというものです。数日のうちに看守役の学生達は、囚人役の学生に次々と暴言を浴びせてバケツに排便させたり、手でそれを拭かせたりするなどの虐待が頻発するようになったとのことです。

囚人役の学生が次々と精神的な異常をきたすようになったため、2週間の予定だった実験は6日間で中止されることになりました。

最初は「同じ人間同士で命令するのは悪い」と語っていた学生達も、数日で「囚人を苦しめるのは快感だ」と発言するように変貌していったとされています。

人は自分が『正しい』立場に置かれると、どんどん暴力的な行動をエスカレートさせる生き物であることが、この実験で実証されたのですね。



この内容のブログを投稿している自分も気をつけなければなりません。現代では、ネットが暴走を助長してしまうことがあるからです。

少し前まではマスメディアで取り上げられなかったような小さな出来事が、SNSでの「いいね!」やリツイートで、一瞬に世界へ広まるようになりました。



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最近起きた米国でのアフリカ系男性が白人警察官に暴行されて死亡につながった事件は、強過ぎた正義感によるものでしょうか。それとも偏見が含まれているのでしょうか。いずれにしても、その後の抗議デモの有様は圧巻されてしまいます。強奪は論外ですが...



TV番組『テラスハウス』出演者のたぶん自殺にまで至った件などもまた、このような暴走と無関係ではないように感じています。





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正しくないと思う者を監視して摘発し、正義の名のもとに制裁を科すという行為を匿名のネット社会は引き起こしやすいと考えられます。以前から言われていることですね。

ネットは自由な世界、社会でもありますし、この数ヶ月間が証明したように、働き方や暮らし方を変える大きな可能性をもっているとは思っています。

もう一方では、正義感などの感情が暴走する危険性も孕んでいるということです。











『自分は正しい』と突っ込みそうなときほど『もしかしたら、自分の方こそ間違っているかも?』という感情のコントロールを意識することが大切なのでしょう。

昨日、投稿した前ブログ『妨害運転罪』に挙げた違反行為も、そのコントロールができなかったからこその行動のように思っています。

そんなことを考え続けながら過ごした、仕事が本格的に再開して少し忙しかった6月の第一週目でした。






Posted at 2020/06/07 20:30:02
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